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YUKI

言語、言語で表現できることすべて

入試問題解答例は間違いだらけ!

2007-07-15 11:51:14 | Weblog
『○本』をはじめとする、大学入試問題集の解答は
かな~り、いいかげんです。
色々なところから出ている問題集を比較すると、
記号問題でさえ解答が異なる場合があります。

英語の場合、特に顕著なのは、東京外語大学の『○本』がひどい!
最近は、東京外語大学公式HPで採点基準を発表しているので
それと『○本』の解答例を比較しながら
どこがなぜ、違っているのかを解説することにしています。

端的に言うと、『○本』の解答例は恣意的過ぎるのです。
なんとなく、こんな答えになるだろう、というものを
いかにもそれっぽい言葉遣いで難しく書いているのです。

東京外語大の問題そのものは論理的なのに
解答例がこうですから、わけがわからなくなるのです。

「答えは、君たちの頭の中にあるのではない。
 すべて本文中にある!」

授業では、常々こう述べて
「恣意的な解答を避け、本文及び出題者の論理に則って」
解答するように指導するのですが…

実際に、設問の内容・使用されている語句を吟味し
本文に則って解答した非常にシンプルな解答は
外語大の採点基準と、ぴったり一致しました。

しかも、その採点基準によれば『○本』の解答例には
6割を超えるような点数は与えられないのです。
はっきり言って零点ですねぇ…

どういう問題が出ているのかを確かめるために、過去問集を利用して
なぜ、そんな答えになるのか疑問な場合は
その答えは疑った方がいいかもしれません。
もちろん、自分が間違っている場合もあるでしょうが、
「なぜ」という発想と「答えの論理性」が大事なのです。
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