山の上からBIRGIを眺める。
日曜日の朝にしては珍しくさっさと起きた夫、KAHVALTI(朝食)を食べながら「どこかへ行く?」と。「行く行く!でも行き先はどこでもいい!」私。協議の末行き先が二転三転、結局前日TVで紹介されていたODEMIS(オデミシュ)郡BIRGI(ビルギ)にあると言う「CAKIRAGA KONAGI」へ行くことに。ガソリン高騰の折、世界一ガソリン代が高いと言われるトルコですから、なるべく遠出はせず徒歩でつつましく…なんて思っていたのに、結局イズミルからODEMISまでなんと片道約150KMの遠出になりました。
ODEMISを車で走りながら「ここはイズミルの台所だ!」と実感。パザルで買う野菜や果物の多くはODEMIS産と書かれています。なるほど360度広がる畑の風景、そして全くムダに放ってある農地が見られないほど、どこも緑で生き生きと作物が繁っています。街角の電光掲示板では39度を示していましたからそんな時に作業をしている人はいませんが、それでも誰もいない畑には、働き者のODEMISの人たちの気配をひしひしと感じました。
車を走らせること2時間強、ODEMISから更に8キロほど東へ行ったBIRGIの街に入り、BIRGI川に沿ってすぐに「CAKIRAGA KONAGI」は見つかりました。
ODEMISのBIRGIに住むお金持ちの商人CAKIROGLU MEHMET(チャクルオウル メフメット)氏が1761年に建てさせたエーゲ地方の建築様式の建物で1950年までは個人の所有でしたが、その後住む人もなく建物は廃虚同然になってしまったようですが、1977年から修復が始まり1995年に一般に公開されるようになったそうです。
オリジナルの建物とは別の部分にかつての生活の様子が展示してありました。
3階建ての木造の建物でコ型の真ん中に開いたサロン部分、そして両側には部屋があります。1階はお客さんの待合室、使用人たちの部屋、家畜小屋、飼料置場があります。2階は天井が低く、冬の住居として使われたようです。5つの部屋とお手洗いがあります。部屋は客室や子供部屋などで、日の当たる明るい部分が客室、日の当たらないほうには果物を保管すると言う部屋もありました。
3階は天井が高く、夏の住居でしょう。ここは2つの居住区に分かれています。1つは「イスタンブルの部屋」もう一つは「イズミルの部屋」。一説によるとチャクルアァにはイスタンブル出身とイズミル出身の二人の奥さんがおり、二人がいつも故郷の景色を見て寂しくならないようにとそれぞれのパノラマを描かせたのだと言います。イズミルの部屋の日当たりが悪かったのがちょっと不満…。天井や壁には果物や花、景色がびっしりと描かれておりお金持ちのチャクルアァさんは家族を喜ばせたかったのかなあなんて想像してしまいました。
イスタンブルのパノラマ。
こちらはイズミル。日の当たらない部屋のせいかちょっと保存状態が・・・。
出発が遅かったので、街の中をぶらぶら出来なかったのが残念でしたが、ただこのお屋敷を見ただけでも大満足でした。トルコにしては(?)とても丁寧に修復がされており、200年以上昔の木造の建物なのに壁や天井の装飾もオリジナルの色そのままに美しく残っています。
土曜日には週に一度のパザル(青空市)がたち、生鮮品のほかに土地の女性たちが自分で持ち寄った手工芸品などが並ぶそうです。今度は是非土曜日に出かけなければ。
建物の裏側。左側のcafeでチャイを頂きました。
チャクルアァの妹さんのお墓だそうです。道の真ん中に取り残されています。
日帰りで行くにはもったいない魅力的な街ODEMIS BIRGI、もう一度是非訪れたい場所です。
cafeの壁にかかっていたひょうたん。
☆現在のイズミル☆
メールアドレス
yukacan@mail.goo.ne.jp
こちらへメールして下さい。
今から、イズミルに行くのが楽しみです★
ステキな街なんですね♪
目的は海外インターンシップです。
申し訳ないのですが…
直接連絡は取れないでしょうか><??
トルコのひょうたん、おしゃれな使い方してますよね。
なんだかヨーロッパのような建物ですね。やっぱりたまには出かけたいですね。でもあまり行く場所がないので困っています。
トルコにもひょうたんがあるのですね。こんなお洒落な鉢、うちにもほしいな~。
7月の終わりから2ヶ月間イズミルに行くことになった
大学生です!
良かったら色々お話聞かせていただけないでしょうか??
そうなんです!行った時間によるのかもしれませんが、イズミルの部屋は暗かった。まあ夏だから涼しくていいのかもしれませんが。ここはよく整備されていて見ごたえがありました。BIRGIやODEMISの街もゆっくり滞在してぶらぶらしたいです。
でも、最近はガスにしても、安心できるようで、夫も納得してつけてもらうことにしたのでした。(そうでなければ、夫なぞ絶対賛成しないはずなので)
ところで、とてもすてきなところがあるのですね。ほんとうにみるべきところが多すぎ・・ここは。
元家主の方は奥様方思いのお方のようですが、それでもイズミルの部屋も日当たりがよければ、もっと平等?でよろしいのにね・・・
またいろんな所を紹介してくださいね。
素敵な所でしたね、むずむずして来た。。。。。
近くでお茶をしましたよ、 あの時に行っておいてよかったよ、子供が大きくなるとなかなか行けなくなった。
トルコ暑いです。灼熱です。40度です。来週はもっと暑くなるそうです。神戸方面はいかがでしょう。そちらは湿気があるからねー。気をつけてね。
ぽこっとドライブ行ってしまいましたが、あとでガソリン代に泣くのですー。トルコは世界一高いんですってばー!
因みに、うちはディーゼル車なのですが1ℓ3.19YTL(約277円)、普通のガソリンは3.50YTL(約304円)位です。どうだー!!!本当にドライブなんてできません。これからは徒歩です。
スペインのイスラム建築に似ているのかなあ。エーゲ建築って書いてありました。エーゲ建築がどんなのだか知らないのですが…。フレスコではなかったようですby夫←フレスコの説明をしてそうだったかと聞いてみた。パンフレットにも絵についてはどういう技法が使われているか全然書いてないんです。すみませんm(__)m。でも本当にトプカプ宮殿の皇子の部屋を思い出させました。もっと隅々までゆっくり見たかったです。cakeさんにお見せするにはもっとちゃんと写さないといけませんね。
トルコは農業が盛んなのですね。
バザルが楽しそうです。
写真に写ってたマネキン人形さんには「ドキッ!」とびっくりさせられましたけど。。。(笑)
トルコは暑いですか???日本は死ぬほど暑い熱い今年一番の暑さになりそうです
これが廃墟と化してしまっていただなんてもったいない!
いいですね
休日にぽっとこんな風にドライブに行って
そちらのガソリン代はいかがですか?
こちらはもうとっても高くてドライブ行くのも躊躇するくらいです(涙)
これは凄いお屋敷ですね。外観は地中海の文化なのでしょうか、スペインにまで通じる物がありますね。内部は、完璧にトルコです。絵はフレスコ画なのでしょうか。トプカプ宮殿を思わせる豪華さです。そちらは湿気がないので、日本みたいに木材が腐ることは少ないのでしょうね。
夏と冬を使い分けていたなんて、素晴らしいですね。もっと他にも面白い所が沢山あるのでしょう。実際に見てみたい建物ですね。
子供達はちゃんとお手伝いさんたちが面倒を見てくれていたのかな。私は残念ながら運転は出来ないのです。できてもトルコでは運転しないと思う。
古い建物好きのそふぃーさんの興味をひくことができたかしら。この日ももちろん灼熱でしたよー。山の上から下界を見るともわーんともやがかかったように見えました。でも実際は緑が多いし高いビルもないのでこの辺にいるよりはずっと涼しく感じました。気分の問題ですかね。
こういう建物と建物の間の細い石畳を歩くとわくわくしてしまいます。
この街は小さなところなんですけれど緑が多くてなかなかきれいな街並みでした。豪華絢爛ではなかったけれど、そのときはまだ色もあせていないからやっぱり結構派手だったのかもしれませんね。パンフレットの解説によると基礎が石、木組みでそこに日干し煉瓦を詰めてあると書いてありました。
暖炉のある家ってちょっと憧れです。
奥さんが寂しがらないようにってパノラマ。奥さん思いの方だったんですね。
イズミル女性って美人が多いって聞いたんですが、本当ですか?
こんなお屋敷に住んでいたら、子供達を探すのが大変そう・・・
素敵なドライブでしたね。yukacanも運転されるんですか?
何だかトルコじゃないみたい!(笑)行きたいな・・・秋にはIzmirに行かなくちゃ!
非常に凝った内装で、実際に見てみたいです。
この日も、灼熱でしたか?
建物の裏側のcafeや、石畳が気になります、いいですね☆
東洋と東欧がミックスされたような不思議なカタチと色彩ですね。でも、実際に見ると豪華絢爛な模様なのかしら。
エッシャ-の絵をみるような、登楼のような、作りもありますが、面白いですね。素材はほとんど、木と石ですか。
木造のせいか温かい感じのする素敵な家ですね。家のバルコニーから見える景色もいい感じです。