日本も急に暖かくなったようですね。合格発表や卒業式、若い人たちの晴れやかな顔が懐かしいです。トルコってそういう節目があまりないような気がします。24節気72候のような季節を味わう言葉もないし・・・と思っていたらある日のTVのニュースで「MART KAPIDAN BAKTIRIR,KAZMA KUREK YAKTIRIR」ということわざを紹介していました。意味は「3月はドアから見させる、つるはしシャベルを燃やさせる」つまり3月の最後の寒さは厳しくて外に出ることができずに、ドアから外を見るしかできない。そして寒さも最後になってきたので燃やすものも尽き、つるやしやシャベルの取っ手を燃やすしかない」という意味だそうです。
CEMRE(ジェムレ)が落ちてこれで一気に春になるかと思っていたのに、意外と空気は冷たく薄着で出かけるとまだまだ寒い思いをします。そして昨日からまた雨模様。この頃の寒さを「KOCAKARI SOGUKLARI(年寄女の寒)」と言うそうです。なんと言う命名かと思いますが、トルコの海軍や漁師さん、船長さんなど海で働く人の知恵や経験で作られた「FIRTINA TAKVIMI(強風カレンダー)」というものがあるそうで、それにもしっかりKOCAKARI SOGUKLARIは載っています。
昔々、ある村で子ヤギが大好きで羊のかわりにヤギを飼っているおばあさんがいました。毎年夏になるとYAYLA(涼しい高原へ家畜とともに移住する)へあがっていたのですが、ある年その時期にならなかったのに気温が上がったことにだまされて2月の終わりにYAYLAに上がりました。最初の2、3日高原で過ごしている間は暖かくて喜んでいたのですが、またすぐに冬が戻り4日4晩雪が降って吹雪になります。でもおばあさんと子ヤギが死ななかったので、冬は種まきの月(3月)から3日間を借りて7日7晩嵐を起こしたため、おばあさんと子ヤギは結局死んでしまいました。
他にも色々と話はあるそうですが、自然を侮ってはいけないということですね。
現役です。
赤い三輪車、今日は緑の三輪車がポンポン言いながら走っていましたよ。
赤い三輪車、可愛いこと!
北海道の嵐で、雪の中に閉じこめられた方々が亡くなりましたが、取り分け一人娘をかばって凍死されたお父様の話は、涙なしでは聞けませんでした。あの低温の吹雪の中で、数百m-1km」以上歩くなんて、無理ですもの。