SELCUK(セルチュク)はイズミルの中心から約74km、エフェス遺跡を観光する際に通るので、その名前を聞いたことがある方も多いかもしれません。人口23000人あまりの小さな街。オスマン帝国時代にはAYASLUGと呼ばれていましたが、1914年に12世紀にこの地を支配していたセルジュクトルコにちなんで、現在のセルチュクと言う名前になりました。私もいつも素通りするだけでゆっくり歩いたことはありませんでした。緑が多く、こじんまりとした古都の香りがするセルチュク、一昔前の古きよきトルコの観光地と言った雰囲気が味わえる街かもしれません。
今セルチュクの街は、LEYLEK(コウノトリ)のベビーラッシュ。コウノトリってこうして古いモスクや遺跡の崩れ落ちたような塔の上に巣を作るのが好きなのでしょうか。ちょっと田舎へ行くと、壊れかけた建物の上にできている巣をよく見かけます。セルチュクでもいたるところにえさを運んでくる親を待つ雛(と言ってももう立派な大きさ)の愛らしい姿が見られました。
とってもトルコらしい光景で、大好きです。LEYLEKの巣を見ていると、なんとなく幸せになります。LEYLEKの姿を追いかけて歩いていると、にぎやかな音楽が聞こえてきました。太鼓やズルナ(オーボエの様な音のするトルコの楽器)の音にあわせて踊りながら歩く軍団、その後ろにはトラックやトラクターの行列が続きます。
嫁入り?軍隊への入隊?スンネット(割礼)?トルコでこの音楽はいろいろな場面で聞きますが、この日のお祝い事は「CEYIZ(チェイズ)」と言う嫁入り道具を新居に運んでいるのでした。寝具から絨毯、電化製品ものすごい量の嫁入り道具を乗せてセルチュクの中心部を何度もぐるぐる練り歩いていました。
SELCUK名物cop sis(チョプシシ)、羊肉の串焼き。
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花嫁さんになる人は、自分で織った絨毯を持って行く話も聞いたことがありました。今でもその通りなのでしょうか。寝具の色彩も、日本とは違うので興味深いですね。
こうのとりの巣は大きいですね。こんなに大型の鳥の巣が近くにあるのは、楽しそうです。まだ産毛の子達もいますね。
というわけで、私のページにも写真をアップしておきましたので(おんぼろスキャナーによるスキャンの精度はイマイチですが)、ご覧くださいな。
http://blog.goo.ne.jp/raiun/e/9a07c165844f9ebb9d167074cf018091
http://blog.goo.ne.jp/raiun/e/35b9e2cde5cd27bed5f502d4c016f8f1
日本では絶滅危惧種のコウノトリ、トルコでは当たり前のように町中に巣をかけているのですねえ。これはうらやましい。子供の頃に見たかったなあ。
この寝具も、まだこういうのを使っている人達がいるんだなあとびっくりでした。店では売っていません。特注で布団屋さんに作ってもらうのかもしれません。布団屋さんはまだ時々見かけるんですよ。
親鳥が翼を広げたらものすごい大きさです。それがこんなに近いところで飛んでいるんですから(*_*)ですよね。
タクタクタクとくちばしを鳴らしてかわいらしかったです。
コウノトリって渡り鳥で、うちのほうにも春頃やってきて見ることができます!
その後Egeのほうに移動すると義母が言ってました。
随分、見晴らしの良いところに巣を作るんですね。うらやましいわ。
他の家財道具に比べて寝具の種類と数が異様に多かったよ。普通のゲリンもこんな嫁入り道具なのかね。Egeの後はどこへ行くのかな。以前Amasyaでも見ました。Ankaraにもいたけど、少しずつ移動していくのかね。飴さん邸も見晴らしがいいのでは?
とっても素敵ですねー
日本でも昔は嫁入りのトラックがすごい地域があったようですけどここ最近はあまりないのかな~?
私は都内だったせいかそういった場面に出会ったことがないんですけど、地方では「うちはすごいやで~」って見せていたようです。
コウノトリがかわいいね。がんばれ!コウノトリさん達!
名古屋の嫁入りは派手らしいですよ。電化製品などをお店から納品する時に寿マークをつけて運んでいるトラックを見たことがあります。
コウノトリかわいいねー。ここからどこへ行くのかなあ。