お天気はいいけれど気温が低く、衣替えしたのに、カーディガンを引っ張り出して着ている毎日です。夜には毛布もほしいし、エアコンをつけていることも。飛び回り始めたツバメもどこへ行ったのか影を潜めています。
そんなお散歩日和の一日、折り紙先生のNUR(ヌル)さんと一緒に美術館巡りをしてきました。イズミルにも最近は小さなブティック美術館なるものがあちらこちらにでき始めました。
個人の所蔵物が寄付されて、100年以上前の朽ちかけた建物を改装修繕してなかなか趣のある美術館になっています。今回は紙大好きなNURさんのリクエストで、昨年の12月にオープンしたばかりのエゲ大学付属KAGIT VE KITAP SANATLARI MUZESI(紙と書籍芸術美術館)へ。
エゲ大学のキャンパスのあるBORNOVAは異人館が数多く残り、エゲ大学が多くを改修利用しています。その中のひとつが19世紀に建てられたBALLIAN邸を利用したKAGIT VE KITAP SANATLARI MUZESI(紙と書籍芸術美術館)です。
オスマン帝国時代の不動産貯蓄債権 オスマン帝国時代の身分証
パピルスから始まって、印刷技術、タイプライター、現代の紙を使った芸術、豆本、蔵書票のコレクションなどが展示されています。個人の収集したものですから、何でもありという感じではあるし、あれ?と思う解説もあったりしましたが、美しい紙や印刷の数々に飽きることがありません。
この美術館のすぐ近くに、やはりエゲ大学付属のETNOGRAFYA MUZESI(民族博物館)があります。こちらも19世紀に建てられたお屋敷ですが最初の持ち主はわかっておらず、1960年からエゲ大農学部の醸造酢工場として使われていたという石造りの建物にかつてオスマン帝国の支配下にあったバルカンの国々に残る楽器や生活用具、民族衣装、装飾品などを集めた美術館です。
内部は木造のなかなか重厚な建物だったのですが、訪問者が私達だけだったせいか係りの人がつきっきりで、写真も2枚か3枚だけなら写してもいいといわれたため(ヌルさんに聞かなければよかったのに、と言われました)、いまいち不完全燃焼。
最後にBORNOVA(ボルノヴァ)のメトロの駅のそばに昔の駅舎を改装したカフェがオープンしていたので、きらきらの太陽の光を浴びながらランチをしました。
民族博物館で見たすばらしい衣裳や紙の博物館で展示してあったカード、ヌルさんの花嫁衣裳や結婚式の招待状はこういうのにしたらいいんじゃない?とプランはバッチリ。あとはお婿さんだけかな・・・。
世界の紙で作られたと言う地球
☆現在のイズミル☆
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