山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

鈴鹿山系・藤原岳最高峰(天狗岳)

2022年01月08日 | 山野歩
2021年10月24日(日)
『山野歩』
<藤原岳最高峰・天狗岳>
[コースタイム]
[鳴谷神社下・駐車場] 8:20 → [聖寶寺] → (聖宝寺道)→ 10:13 [6合目] → [8合目・833㍍] → 11:06 [9合目] → 11:50 [藤原山荘] 12:10 → 12:56 [天狗岩・1171㍍] 13:05 → 13:36 [藤原山荘] 13:50 → 14:37 [8合目・833㍍] 14:42 → (聖宝寺道) → 16:28 [鳴谷神社下・駐車場]
◆所要時間:8時間08分
<春花の美しい時期は3月上旬>
足を滑らせ仰向けになって道の傍らへと見事に転倒してしまう。其処は運よく、それ以上下方へと落ちる心配のない坂道であった。
“ガレ場”“危険”という札が設置され、トラロープが張られている危険個所が数ヶ所ある聖宝寺道を下山するときであった。
それ以降、下山が完了するまで、時折立ち止まりながら足下を見つめつつ、至極ゆっくりと歩いた。
転倒したとき、我が脳裏には二十歳の時に逝った亡き希世子の姿があった。
「一緒に山を歩きたかったよな」「希世子が描いた花のデッサン画、日本画をもっと見たかったよな」
「ナギナタコウジュ始めイナベアザミ、トキワハゼなど、そしてマツカゼソウもまだ咲いていたよ」などと話しかけているときでした。
山中で幾つかの花に出合う。なかでも“キク科”の花は、いつものことなのだが名前がなかなか分からない。
先ずは、9合目から藤原山荘へと向かう道で、次は、藤原山荘より天狗岩へと向かう処で、三度目は天狗岩で出合いました。
その都度カメラに収め、帰宅して図鑑を参照するのですが、やはり名前が分かりません。天狗岩では、始まったばかりの紅葉の景観を暫し愉しみました。
その他、カメラに収めたのですが名前が分からない花が幾つかあります。
その一つ目は、9合目から藤原山荘へと向かう道の足下に、ホンの少しでではありましたが、
紅紫色の小さない真ん丸い蕾のような花を数多付けている“イヌタデ”に似た植物です。
葉っぱの形も“イヌタデ”のそれと似ているのですが、葉っぱも紅紫色を呈していました。
その二つ目は、天狗岩の先端岩の傍らより顔を覗かせていた、淡紅色5弁花のほんとうに小さな花です。細い茎も淡紅色を呈していました。
その三つ目は、花ではないのですが、花期が終了したと思われる、緑色の茎が真っすぐに立ち上がり、藤原山荘より天狗岩へと続く処に群生していた植物です。
ところで、昭文社の冊子に、「この山の種類の豊富さは別格だ」「夏の花の伊吹山に対して春の花の山として多くの人の人気を集めている」と記されているのですが、
これらの植物を眺めていると、来春、藤原岳を訪れるつもりゆえ、そのときには如何なる花に出合えるのだろうかと、期待して止みませんでした。
今日は、こむら返りに陥ることもなく無地下山し、帰り支度を済ませ、
駐車場料金を料金箱に入れているときに丁度、車でやって来られた駐車場を管理しておられる方と、暫くの間、言葉を交わすこととなりました。
その男性から頂戴した情報に、春花の美しい時期は3月上旬ということでありました。
ところが、その頃はまだ雪が残っていてアイゼンを必要とする処があると仰るのです。
しかし僕の足は、外反母趾で登山靴が履けないことを伝えると、それなら中旬に来られたらよいと思いますと仰った。
また、いなべ市役所 商工観光課が作成したと思われる、「鈴鹿国定公園(藤原岳・御池岳)」という地図を頂戴しました。
コメント
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