山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

ほしだ園地(マルバルコウ朱赤の花)

2012年10月13日 | 山野走

Sii402_3

◆撮影:2012年9月15日、富士山(宝永火口)にて

2012106日(土) 

『山野走』

<ほしだ園地>

[私市駅]65400→[星の里いわふね]→(かわぞいの路)→71417[ピトンの小屋]71800(さえずりの路)73129[やまびこ広場]73600(まつかぜの路) 75429[飯盛霊園・境界]75800(せせらぎの路) →(管理道)→[やまびこ広場]→(さえずりの路)→[ピトンの小屋]→(かわぞいの路)→84307[私市駅]

<マルバルコウ朱赤の花>

磐船街道入口に設置された「電光道路情報表示板・気温計」に往路でプラス15℃とあった。帰路表示板を見忘れ気温が何度であったのかは分からないのだが、往路と余り変わらなかったのではないだろうか。それは6時半ごろの雲量が「8」くらいと、天空は美しい絹積雲と絹層雲に覆われ陽射しがあまり届いていなかったからだ。また、半袖ティーシャツ一枚と半パン姿で走ったので然程汗をかくことはないだろうと思っていたが、私市駅に戻って来たときには上半身から腰周りがびっしょりと濡れていた。

朝起きたときから暫くがもっとも腰の状態が悪い。靴下やズボンを穿くときは最悪で、その後、仕事で動くときも、事務所に腰掛けるときも鈍痛が続く。腰を掛ける、腰を下ろす、前屈みになる等の姿勢が今の僕にとっては至極辛い。その後身体を動かすことにより、時間の経過のなかで次第に痛みは和らぐが、完全に消滅することはなく一日中痛みが続く。

そんな状態のなか「駆ける」を意識して今朝 “ほしだ園地”へとやって来た。“ほしだ園地”を走るのは711日以来であった。走り始めるとき「走り続けることができるのだろうか」という不安感が我が脳裏を支配していた。左膝と腰に細心の注意を払い、下り階段は至極ゆっくりと歩くように下った。それらが功を奏したのだろうか、左右の膝に疲労はあったが心配していた左膝の痛みは軽微で済み、腰に酷い痛みが生じることもなく安堵する結果となった。

桐の高木が立ち並ぶ薄暗い樹木下に78本くらいの彼岸花があった。既に最盛期が過ぎた様子で如何にも元気がなく淋しげな姿を覗かせた。“ピトンの小屋”前にシモツケの紅紫の色彩が残っていたがそれも極僅か、青色のツユクサもほんの少しだけ僕の足下を通り過ぎて行った。紅紫の色彩のヤマハギも然り。

“せせらぎの路”を下るとき、足下に3出複葉、青色唇形の花が僕の踝に届かないくらいの高さに其処彼処に咲いていたが、さてこれは何という名称の花なのだろうか。また“さえずりの路”から管理道に出て僅かに下ったところ、右手沢中の砂上に咲いていた淡紫紅色の花も名称が分からない。ところで民家が並ぶ処から168号線へ出る際にある小さな橋の傍らにマルバルコウが数多咲き満開を迎えていたのだが、僕がマルバルコウを初めて見たのは、30年以上も前に比良山系釈迦岳へと向かうリフト乗り場の下方の道端であったのを明確に覚えている。そしてその朱赤色の小さな花がマルバルコウだと解ったのは最近になってからだ。マルバルコウはヒルガオ科の仲間で、葉は濃緑色、花は2cm足らずの小さな花で熱帯アメリカが原産だという。

コメント
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