「デッサン」の講座をきょう午前、見学した。
見学というより、さっそくイーゼルに画用紙を立て、鉛筆と練りゴムを手に若いモデルさんを描いた。画用紙に絵を描くのは、中学生時代以来のこと。鉛筆をどう握ったらよいのか?消しゴムでなくて練りゴムをどう使うのか?
真っ白の画用紙に鉛筆で線を描く。キンチョー!モデルの女性の顔を、どこから描きはじめたか自分でも思い出せない。おじいは絵がウマクナイ。小学校も中学校時代も絵を描くのは苦手だった。
それが、どうして68歳で手習いをはじめた?アコガレかなあ?毎月1回、「楽しく四季のスケッチを楽しむ」という講座のN.T先生のお手伝いをしている。絵のご指導はN.T先生、ご相談をしながら、次回はどこで、何をスケッチするか?受講生の皆さんが描いてみたかった!という場所を選び、ご案内し、絵を描く間、安全を確かめつつ、つつがなく帰路につけるよう目配りする。トイレや駐車場は大丈夫か?昼食の弁当はウマイか?まあ、ヒマな爺さんのボランティアというわけだ。
「白糸の滝」では前日から雨が降った。朝、行くのを危ぶんだが、ソーメン流しに使う東屋をスケッチに使っても良いというお店の話も聞いていたので、決行した。東屋は助かった!「三連水車」は2週間前になって、当日はまだ動かないことがわかり、「今村教会」に変更した。6月、梅雨晴れの暑い日だったが、みなさんは日向で黙々と天主堂を描いた。「泉川のハマボウ」はもっと暑い、炎熱の日だった。33度くらいはあった。日陰のない堤防の上で、無心にスケッチするみなさんのパワーに圧倒された。あの集中力、あの無我の境地!!!はナンダ…黙ってみなさんにおつきあいするおじいにとっても、「スケッチ」の1日は心癒される日になった。
「スケッチ」のみなさんがおじいに言う「スケッチをなさったら!」おじいは、「スケッチをはじめてみようかな」と思い始めていた。9月9日はおじいの誕生日。68歳になる。「勉強してみよう!」
確かに、見学の2時間はアットいうまに過ぎた。腹がモーレツに減った。友人からメール、「脳の活性化になるよ!」
帰宅して絵を見る。見ようによってはお化け?サムライのようにも見える。美人のモデルさん、ゴメンネ。そんな愚痴を友人に再度メール。友人から慰めメール「慣れ!慣れ!絵描きは80歳を過ぎてからがホンモノ!アナタはまだ先がある」