これからの風邪

秋も深まり、朝晩と日中の気温差が大きくなってきた。
又空気も次第に乾燥してきているので、これからは“気温差”と
“乾燥”に注意が必要である。

首を冷やして鼻水を出し、『風をひいた！』と思い込む人が多いが
、未だ風邪ではない。
後頭部から首周りにかけて入浴のときに、或いは蒸しタオルでよ
く温めてもよいし、鼻の真ん中あたりの左右をよく温めてもよい。

これからの時期は上胸部が冷えてきやすく、咳の風邪になり易い
ので、『寒い』と感じたときや就寝時には、背中を（タオルを挟む等
して）温かくする工夫が要る。

風邪の初期なら、上手に入浴すれば早く経過して後が爽快になる
のだから、あまり神経質にならぬことだ。

風邪の“調整作用”を上手に活用したい。

寒くなったら、やっぱり温かいスープ！

秋も次第に深まり、朝晩の冷えも少しずつ厳しくなってきた。

この時期はやはり“温かいスープ”が何よりだ。
味噌汁でもコンソメでも、うどんや蕎麦やラーメンのスープでも
良い。　味のついた温かいスープこそ、今体が求めているものだ！

寒い冬に向けて体が締まってくる。
その引き締まりと、皮膚の一様な縮みを助けてくれるのが“温か
いスープ”であり、このことは故高野先生が繰り返し述べておられ
たことだ。

「病気にならない生き方」～新谷弘実（シンヤヒロミ）著、サンマーク
出版～はとても良い本であるが、この点では「（いつも）水を飲みな
さい」と述べていおられるのは一寸 違うかな…と思う。

ジョギングはいいけれど…

朝といわず晩といわず、よくジョギングに精を出しているものだ。
私自身ジョギングは好きだし、勿論結構！

只、（特にある年齢以上の人達は）どうせジョギングするなら、整っ
てそれ自体“（ある程度）美しい”状態ですれば良いのに…と、どうし
ても思ってしまう。
見るからに肩に力が入っていたり、骨盤が変な格好になっていた
り、首を曲げていたり…と見ていてため息が出てしまうのだ。

ジョギングに限らずスポーツは、体を鍛え汗をかき…と誠に結構な
のだが、一面すればする程その人固有の“癖”が強調され、体の
歪みが大きくなるのも事実だ。

例えば整体や“活元運動”等で体を整え、気の巡りも良く、見た目
にも美しい状態でスポーツをして、文字通り“美しく、健康な”良い
コンディションで生活して欲しいものだ。

L4

寒さに向かうこの時期、L4の状態はとても大切だ。

L4がきちんとしてないと、秋をそして冬に向かって快適に…という
わけにはいかない。

L4の弛みがみられる体は、出来れば手をつけないに越したことは
ない。
『この冬を越せるかな？』という場合も結構あるからだ。

又この時期、肝臓や腎臓も少し機能が落ちているので、暴飲暴食
は大きく祟る。
腎臓の調整は、今は足を使った方が効果的である。

『食欲の秋』などとのたまっている人は、体の鈍りがあると云うべき
だ。　　「芸術の秋」「読書の秋」ではあるけれど…

又朝晩と日中の気温差の故に、「のどが痛い」「咳が出る」「痰が絡
む」等の症状を訴える人も増えている。
C6やC7、或いはD1の硬直や捻れ、くっつきなどに注意したい。

他に胸鎖乳突筋の張りを取ることなど、人によって色々である。

兎も角変化の多い時期故、しっかりと対処したい。