活元運動をお勧めする、整体師のブログです

体は自然の一部であり、季節ごとに特徴があり、調整点が異なります。

雨の多い五月は…

2006-05-25 00:12:54 | 体の変化
この五月は気温が低く日照時間も短いので、その影響であろう
本来なら体勢が二種から五種に移行する筈が、六種に移ってい
る。
実際風邪を引いた人が多く、そうでなくとも呼吸器に異常を来たし
たり、咽喉の不調を訴える人が多い。

又D9(胸椎9番)やD10も、捻れて三側が変化しているものが多い
が、こういう気候で過食や冷たいものを控えなければならないのに
、“惰性”で食べ物を口に運ぶことを繰り返しているのと、天気の所
為で運動不足と汗かき不足になっているからだろう。

骨盤も、この二週間ばかり観てきたところでは、左の足首やL5
(腰椎5番)の不安定さが少しずつ右に移ってきている。

D7,8(胸椎7,8番)も湿度や血行の状態を反映しているのでよく観
察する必要がある。



“鍛える”ことと“整える”ことは、別

2006-05-18 16:18:34 | 体の変化
 雨の多い中、それでも体を鍛える為などで、ジョギングや色ん
な運動をする人は結構いるものだ。
 誠に良いこととは思うが、トレーニングで“鍛える”一辺倒で、体
を“整える”ことの疎かになっている人の多いことも事実である。

一番分かりやすいのは後ろから背中を観察することで、そうする
と体の歪んでいる人の多いことに驚かされる!

 世の中には「運動して体を鍛え汗をかく」→「自動的に体が整え
られる」と、何となくと云うか観念的に思っている人が多いのでは
ないだろうか?

 然し、勿論そうではない。
 人は皆それぞれに体の動きや使い方に癖があり、左右差があっ
たり捻れていたり、ある部分が特に動きが大きかったり小さかった
り…と様々である。
 だから同じ動作を繰り返していると、段々それによる歪みが強調
されてきて体が歪んでくる。

 その歪みは、例えば普段寛ぐときに脚を組んだり、夜寝相を次々
に変えていく過程である程度調整はされるものの、年を経るに従っ
て大きくなってゆく。

 それ故調整の手段として、例えば“整体”があり又“活元運動”が
あるのであって、『自分は普段から体を鍛えているから、調整など
必要ない』と考えるのは間違いである。
 そういう人は、一度身近な誰かに己の背中でも観て貰うと、その
事がよく分かるだろう。