活元運動をお勧めする、整体師のブログです

体は自然の一部であり、季節ごとに特徴があり、調整点が異なります。

インフルエンザにも効用が…

2007-11-25 23:43:44 | 体の変化
 もう6.7年も前のことになろうか、インフルエンザが流行り、高野
先生も罹ってしまわれたが、先生は「目が随分良くなったよ!」と
仰った。

 実はそのとき(社)整体協会は、全国の指導者に対し、インフルエ
ンザに罹った会員の人達(基本的に、薬や注射を使用しない)が、
インフルエンザの経過後に体がどう変化したかを報告させていた。

 その結果分かったことは、かなり多くの人達が「目が良くなった」
という事実であった。
 その内容は、視力の回復や白内障・緑内障の改善等様々であっ
た様であるが、これらの現象の解釈として、「現代文明はTVやゲー
ム、PC等で目を酷使するので、自然が“インフルエンザ”という非常
手段をとって、目の回復を図っているのではないか?」というもので
あった。

 高熱が出るとか辛いとかいう症状の裏で、実は体の或る部分の修
正という“有難い変化”が起こっている訳である。

 そもそも日本人は薬好きで、やれワクチンだ予防接種だと騒ぐが、
欧米ではインフルエンザに罹ってもそんなに騒がず、一週間程度安
静にするのが一般的な対処法だと、欧米の事情を紹介しているお医
者さんがいたが、もっと冷静に観察する必要がありそうである。


脳梗塞に注意!

2007-11-16 18:14:48 | 体の変化
 サッカー日本代表のオシム監督が急性脳こうそくで倒れた。
 サッカーファンの一人として、一日も早い回復を願うものである!

 「季節の体」という観点からは、11月は脳血管障害に特に注意が
必要な月であり、勉強会(「健生会」)のテーマにもなっている。

 頚椎の(特に右の)斜め後側の硬直には要注意だし、上腕部や
母指の点検は、一定の年齢以上の人に対しては必ず行っている。

 予防は他にも、側腹部の厚みの左右差を調べることや、D8(胸
椎八番)の状態を診ること等がある。

 当然のことながら、朝晩(特に朝)の低い気温には要注意である。




やっちゃんの勘

2007-11-08 15:37:38 | 体の変化
 以前早稲田あたりの小児科に、知人のお孫さんのやっちゃんを
お見舞いに行ったときのこと。
 アンパンマンやバイキンマンの可愛いぬいぐるみが枕元に置い
てあり、看護士さんも、胸ポケットにキティちゃんやミッキーのボー
ルペンを差しているのは、やはり小児科である。

 そこの女性看護士さんに面白い話を聞いた。
 やっちゃんは、その病院の屋上にあがるのが大好きらしいのだが
、入院中のことで色々痛い検査も受けなければならない。
 「やっちゃん検査だよ!」などと言っても喜ぶ筈は無く、嫌がるの
を検査室に連れて行くのは大変な苦労の様だ。
 そこで看護士さんの作戦は、本当は検査なのだが、「やっちゃん
、屋上に(遊びに)行こっ!」と笑顔で誘うのである。
 然し、やっちゃんはダマされない!
  誘われると即座に「いやだっ!」と言うのである。
 その看護士さんの云うには、「子供は結構敏感な子が多くて、ど
んなに上手に誘っても見破られてしまいます」とのこと。 

 子供は色んな知識やら欲やらが無い分、本来誰にも備わってい
る野性の“勘”が失われていない子が多い様だ。 

 思い出すのは、高野先生と札幌の講習会へ向かったときのこと
だ。
 羽田から乗った飛行機の中での会話の時、冗談めかして「この
飛行機は大丈夫ですよね(落ちたりはしないですよね)?」と言った
ところ、先生は言下に「自分の乗る飛行機が、落ちるか落ちないか
も分からないで乗る馬鹿がいるか!」と言われた。
 直ぐに続けて「その位の感性は養えよ!」とも言われたのを思い
出す。

 子供は本来、皆鋭い感受性を備えて生まれてきているのだが、そ
の子供達を育てる役割は、やはり女性が中心になるが、最近の女
性はスポーツジムやらエステサロンやらに通う人が増えている様だ
が、男性が敵わない女性特有の勘や、豊かで鋭い感受性こそ彼女
達の本来の武器であり魅力である筈なのだが、そちらの方は如何で
あろうか?

 美しくなるのは勿論、筋力を付けるのも結構だが、一番輝く魅力を
こそ益々磨きをかけて欲しいと願うのは私だけではあるまい。



スープの季節です!

2007-11-08 15:31:56 | 体の変化
 朝晩の冷え込みが(厳しくというよりは、まだ)心地よく、街に出る
とマフラーやコートの人が増えてきたが、空気の乾燥の所為もあっ
て、皮膚の乾燥が気になる季節である。

 高野先生の教えを受けた者は皆承知していることであるが、この
時期の水分の補給は温かい水分が一番!
 つまり味噌汁やうどん・蕎麦・ラーメン、鍋物etc.勿論おでんもOK!

 人によっては「ラーメンの汁はカロリーが高いので飲まないように
して、麺だけ全部食べました」等というとんでもない誤解&間違いを
しているが、ラーメンのスープなんてしょせんは水、全部飲んでもカ
ロリーはたかが知れている。

 それよりも“乾燥した体”は、実は頭の働きも鈍いので、受験生など
は最悪である。
 温かいスープで一旦皮膚を均等に広げ、その後均等に引き締める。

 年末の霜が降りる頃迄は、温かいスープを飲もう!


最近多い異常

2007-11-02 13:38:51 | 体の変化
 このところ、「腰が痛い」という訴えが多いが、腰椎部から特に骨盤
の痛みを訴える人が増えた。
 秋の骨盤の締まりがスムーズにいかないのが原因であるが、(春
を除けば)他の季節にはあまりないこの部分の痛みは、やはり[秋が
骨盤の変動の大きい時期である]ことの証明である。

 骨盤の動きを妨げる硬結や、腸骨の脂を取り除き、あとはやはりL4
.5(腰椎四番、五番)の歪みを正すのが対処法であるが、大腿部から
下肢にかけての張りや硬結を処置することも大事になる。

 気を付けるべきは、骨盤そのものを力ずくで矯正しようとしないこと
で、本来の変動を邪魔するものを取り除くだけにとどめることである。

 そうしないと、その骨盤を毀すことになる。