活元運動をお勧めする、整体師のブログです

体は自然の一部であり、季節ごとに特徴があり、調整点が異なります。

2人のフランス人の日本(人)観

2016-12-30 15:44:36 | 紹介
最近、およそ100年前と現在の、2人のフランス人による、日本(人)観について書かれた文章を読み、襟を正される思いがした。

一つは先日、浄瑠璃の「一中節稀曲の会」が紀尾井小ホールであり、曲の解説の小パンフレットを開くと、以下の挨拶文が書かれてあった。


ご挨拶

都 一中

「私が断じて滅びないことを願ふ一つの国民がある。それは日本人だ。日本は驚くべき発展をしたがそれは当然で、他のいからなる国民もこれほどの資格はない。彼らは貧乏だ。然し高貴だ。」
昭和初期に駐日フランス大使として六年間在日した、ポール・クローデルの言葉です。

百年前に彼は何故そのように感じたのでしょうか?
日本人自身には当たり前すぎて、わからないのかもしれません。
あるいはその時彼が感じたようなことは、いまの日本にはなくなってしまったのかもしれません…(以下略)

もう一つは、昨日の「Smart News」に載っていた、こんな記事である。

「原宿駅解体」が示す日本的観光政策の大問題

http://toyokeizai.net/articles/-/151486

新しい年を迎えるにあたり、今一度心を落ち着けて、考えてみたいものである。

整体メルマガH.28,12月号

2016-12-06 15:33:34 | 体の変化
師走になって早や6日になりますが、さすがに乾燥と冷えが厳しくなってきました。

毎年この時期になると、心臓や呼吸器系の病気で亡くなる人が増えますが、 仕事が忙しくて無理を重ねた身体に、暴飲暴食が追い打ちをかけ、腎臓系がやられ、次いで呼吸器、さらに心臓へと移行するのが一般的です。
心臓の異常の場合、左の小鼻の横を、内側に押してから持ち上げるようにすると 、かなり痛いですが、 ニトロを使うよりも手早く、副作用もないので、急場凌ぎにに覚えておくと良いでしょう。

時々雨が降りますが、一旦晴れると湿度が急に下がり、身体も水分不足で乾き現象が起きます。

「風邪をひいたが(高い)熱が出ない」のは、身体の渇きで、D1,2,3(胸椎1,2,3番)特にD3(胸椎3番) の問題です。
また、「痰が絡まる。頭痛、肩こりがする。鼻血が出る」なども乾き現象です。
昂じると、鎖骨窩に脂が溜まりますが、ここまでくると、身体が鈍っていると云うことになります。

今の時期、水分を補うには、味のついた温かいスープが良いのですが、 霜が降りたり、湿度が30%以下になったら、(寒の)水に変える時期です。

話は変わりますが、街を歩くと、昔と違って赤ん坊を後ろにおんぶしている人は殆んど見かけなくて、大抵は前抱っこです。
その赤ん坊は、寒い所為もあるのでしょうが、首が動かないように頭ごとしっかり固定・ガードされていて、脱力して反っている子はあまり見かけません。

これは赤ん坊にとっては大迷惑で、首が自由に動くようにして、脱力して反らせるようにすることが、頸椎や上胸部の弾力と、その関連部位の発達には欠かせない大事なことです。
赤ん坊を激しく揺さぶると脳がやられるということを、一時期TVなどで盛んに報道していましたが、その反動か、「羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」ようなことをやっています。
その所為で、大きくなっても首が弱い。だから腰も弱いということになります。
もの言わぬ子を、良かれと思ってではありますが、実際には虐めているようなわけで、気をつけねばなりません。