活元運動をお勧めする、整体師のブログです

体は自然の一部であり、季節ごとに特徴があり、調整点が異なります。

猛暑の日々はいつまで?

2018-07-30 22:30:07 | 体の変化
逆走台風は通り過ぎましたが、各地で観測史上最高気温が記録されるなど、まだしばらくは暑い日が続きそうです。
これまでの記憶にない暑さの厳しい夏ですが、文明の発達した現在でもどうすることもできません。
私たちは、大自然をはじめ与えられた環境に対して、謙虚になり、感謝して受け止めなければならないのではと感じます。

ついつい冷たいものを口にしてしまいがちですが、内攻した汗が下痢となって排泄されるもののほかに、急性の下痢として、冷やしすぎ等による単純性下痢、胃腸が弱っているため等による消化不良性下痢、また暑さで増殖が盛んになったサルモネラ菌等による、発熱を伴う炎症性下痢があります。
炎症性下痢に対しては、検査と早めの対処が必要ですが、他の発熱を伴わない下痢は、体内に留まっていては困るものが排泄されたのですから、むやみに止めようなどとせず、落ち着いて対処をする必要があります。

下痢に対しては、一般的には痢症活点の愉気を行いますが、100%のりんごジュースを水で半分に薄めて飲む方法も有効です。
いよいよとなったら、( 炭などの )灰を水で溶いて飲むという方法がありますが、「これで止まらない下痢はない」と云われる方法ですが、できれば試したくない方法です。

連日報道される熱中症は、体温調節ができなくなり体内に熱が溜まることで発症します。
その程度によって「熱失神」「熱痙攣」「熱疲労」「熱射病」の4つの病型に分類されます。
一番馴染みのある言葉は「熱射病」でしょうが、これは体内の熱が40度近くまで上がり、意識障害を引き起こすなど非常に危険な状態で、処置が遅れると多臓器不全、さらに死に至る可能性があります。

特にスポーツの場合などは、まず睡眠がきちんと取れているか、また体調はどうかが重要になります。
スポーツやレクリエーションににおいて最も大事な事は、まず事故や大怪我のない事であり、決して無理をさせないことです。
水分補給が大切な事はもちろんですが、汗として塩分も排泄されるので、塩分補給も忘れないようにします。
薬指に塩をわずかにつけて舐めてみて、塩味がすれば良いですが、塩味が感じられなければ少し塩を摂るようにします。

先日TVで久しぶりに稲川淳二さんを見て、あの人の怖くも面白い怪談話に引き込まれたことを思い出しました。
YouTubeで見た中から、怪談話を2つお届けしますので、少しは涼んで戴ければと思います。
「私たちが認識している世界は、実際の世界のごく一部に過ぎない」とはよく云われることですが、以下の2つの話も、そういうことを考えさせてくれるよい例だと思います。

子犬と女の子と水害--今回の各地での水害でも、人には知られない、色んな不思議な現象があったのではないでしょうか。
https://youtu.be/s8T7Za-5k2w

川遊び--「雨の日には何故か川に行く道が見つからず、川遊びができなかった」とのことですが、雨の日は足元も悪く、子供たちが岩などで怪我をしたり、溺れないようにという配慮だったのだろうと思います。
https://youtu.be/IQdE_HYls5M

毎日暑い日が…

2018-07-03 22:03:18 | 体の変化
こう暑いと、つい冷たいものを摂り過ぎてしまいますが、最近は過敏性腸症候群の人も多いのですが、そうでなくとも、お腹を壊しやすくなります。
最近いろんな微生物の研究が進み、その成分や力を活かしたり、その働きを真似て人間社会に応用したりすることが増えてきているようです。
いわゆる文明国には多いが発展途上国には少ない幾つかの病気が、文明国の保健衛生の施策の所為で、「身体に有益な寄生虫などを、体外に追い出してしまった所為ではないか?」とは、以前から称えられてきた説ですが、最近の研究の一つで、大腸炎の患者に豚べん虫の卵を服用させると、(被験者の人数は29人と少ないのですが ) 8割の人の炎症が緩和されました。
あなたもおそらく名前を聞いたことがあるトキソプラズマという寄生虫も、ガン細胞を攻撃するT細胞の活性化に役立つことが分かってきて、動物実験では良い結果が得られています。
寄生生物の活用で、色々な難病が回復の方向に向かって欲しいものです。

関東地方は例年より3週間も早い梅雨明けで、暑い日が続いていますが、七種や八種の捻れ体癖以外の人も、無意識に腰を捻って、暑さに対応しようとしています。

骨盤の開きが足りないと、腰痛になったり、また膝や足首に水を溜める元になります。

D5(胸椎五番)やD10(胸椎十番)の調整が、発汗に関するものですが、たくさん汗をかくことで塩分の排出も多くなります。
塩分は多すぎても少なすぎても困るものですが、最近の研究に依ると、いわゆる自然塩は多少摂りすぎても血圧を上げる元にはならず、また身体への負担も、精製塩よりも大分軽いようです。
特に理由もないのにだるさを感じるときは、塩分不足を疑って、ほんの少し塩を舐めてみて、塩味を感じなければ塩分不足なので、少し摂るようにします。

操法でD2(胸椎ニ番)を調整した時、D4(胸椎四番)も一緒に変化する場合も塩分不足なので、少し塩を摂るように注意してあげると良いです。

私自身が以前はそうだったのですが、D6(胸椎六番)とL1(腰椎一番)の鈍りは、汗の出過ぎに繋がります。
この時期に汗をかかないと、恥骨の左端が硬くなり、さらにD9(肝臓)に脂が着いてきます。

関東地方は、今年はいつもよりも長く暑い夏になりそうですが、ベタつく汗がサラサラの汗になるまでたくさん汗をかくことが、この夏を快適に過ごし乗り切る秘訣です。
ただ汗の身体を(特に後から)風を当てて冷やすのは要注意で、体調を崩す元になります。
特に小さな子供は、熱も咳も出ない中心性肺炎になると、見かけでは肺炎と分からず大変危険なので、避けるべきです。
同じ理由で、小さな子供を風通しの良いところに寝かせておくのも避けるべきです。

梅雨時は食物を控えめにすべきですが、梅雨が明けたら胃腸の働きは昂まり、食べられるようになります。
食欲のない人は、D4(胸椎四番)の一側に硬結があれば愉気をして取っておきます。

少しバテ気味の人は、仰向けに寝て自転車を逆にこぐようにすると、汗が出やすくなり元気になってきます。
この体操は仰向けに寝て、息を吸うのと一緒に両脚を伸ばした状態で、床から少し浮かせます。
息を吐きながら左右どちらかの足を自転車をこぐのと逆の方向に(つまり足先が空中を弧を描くように、膝は胸に近づくように引き寄せ、足が床につかないようにして、なるべく床スレスレに脚を伸ばします。
次に逆の脚も同様にします。
次に最初の脚を、同様にします
息が続く間、吐きながら左右交互に足こぎをします。
息を吐ききりそうになったら両脚を伸ばして、息を吐ききるのと同時に力を抜きます(当然脚は床につきます)。
※ 途中息を吸ってはいけません。
一と息吐ききる間に、上記の動作を行います。

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