子供たちの心身の健全な発育のために、教育はとても重要です。
そのことで、今でも強く印象に残っていることがあります。
“奇跡のリンゴ”の木村さんの活動を支援する一環として、B4版の「農業ルネッサンス」という季刊誌を購読していました。
確か24p.ほどの小雑誌でしたが、内容は自然栽培を軸に、いろいろな農家の人たちの取り組みが、主に取り上げられていました。
興味深い内容で、いつもほとんど全て読み通していました。
その中で今でも強く印象に残っている記事が2つあります。
ある意味で、この2つの記事は同じ内容ともいえるものですが、以下に少し詳しく、記憶をたどりながら書かせていただきます。
二つのうち最初の話は、少年院(という名称ですが、少年も少女も在籍しています)の少年少女たちの話です。
あるとき少年院から木村さんの元へ、「農業体験が、彼らのためになるのではないか?」と、彼らに農業体験をさせてほしいという依頼が来たそうです。
そして、少年院の少年や少女たちが(人数は分かりませんが)先生方に連れてこられたそうです。
しかし彼らの最初の態度は、『農業!? だっせーなー』という顔つきで、先生に言われたので仕方なくやるという感じだったようです。
彼らは一応、木村さんに言われた通りに、自分たちが選んだ野菜の種を撒き、水をかけ…と作業をしたようです。
日が経てば当然、種が芽を出します。
すると、彼らの態度が一変したそうです!!
彼らは皆一様に、土から芽が出たことに大きく心を動かされているらしいのです。
「芽を出すと皆、顔つきが変わり真剣になって、『先生!これどうすればいいの?』のように聞いてきました。」
「私は、急に“先生”に昇格しました(笑)」
その後いろんな野菜を収穫したときに、彼らは皆自分が作った野菜に包丁を入れることができないのだそうです。
「いとおしくて、自分では包丁を入れられなくて、みんな他の誰かに食べてもらうようにしていました」のように書かれていました。
これが、十数冊読んだかなと思う「農業ルネッサンス」の中で、強烈に印象に残っている話です。
二番目の話は、いじめられた所為で口をきかなくなった中学1年生の男の子の話です。
ひどいいじめにあったせいで、全く口を聞かず、笑うこともなくなった中学1年生の男の子が、(学校の先生だったか心療内科か何かの先生だったか忘れましたが)「農業体験が役にたつかもしれない」とのことで、連れてこられたそうです。
木村さんは、その男の子につとめて明るく話しかけ、少しでも緊張をほぐそうとされたようです。
まったくの無口で、最初の約束の日も時間が近くなってもその子の姿は見えず、木村さんは『駄目だったか…』と思ってふと後ろを見ると、いつの間にかその男の子が来ていたのだそうです。
植物の種を植えようと男の子に話しかけ、多分一緒に作業をされたのでしょう。
その子は相変わらず無口でニコリともしないものの、木村さんに言われた通りに作業はするのだそうです。
そしてある時、その子のまいた種が芽を出しました。
「芽、出た!…」
と、ここに来て初めて声を発したその子は、「ニコニコしているのです」と書かれてありました。
「そしてそのあと、まるで別人のようにたくさんの言葉が、その子の口から出てきました!」
その子は大人になって小学校の先生になり、学校の花壇で野菜を育てているとのことです。
以上の二つの話が、今でも強く印象に残っています。
少年院の子供たちも、心は純粋なのだと思います。
“植物の種が芽を出す”ということが、彼らの心にこれだけ大きな影響を与えるのなら、すべての子供にこの体験をさせるべきではないか?と考えます。
新しい教育の中に、ぜひこの農業体験を取り入れていくべきではないかと、切に思います。
また、木村さんの確か2冊目の著書「りんごが教えてくれたこと」の中に、とても面白いことが書かれてあり、この本の中で唯一これだけを覚えている内容が以下です。
これは「メドベッドに入って“変身”して出てこられるかどうかは、心が綺麗かそうでないかによる」という事と関係があります。
「りんごが教えてくれたこと」に書かれてあったのは、
「きゅうりのツルに小指を近づけると、子供や心の綺麗な人の場合は、ツルが小指に巻きついてくるのです。」
しかし「意地悪な人や欲の深い人は、ツルが巻きついてこないのです」
そして木村さんは、「(きゅうりのツルが巻いてくるかどうか)自信のない人は、朝早く誰も見ていない時にこっそりと、きゅうりに小指を近づけてみてください。」
「もしツルが巻きついてこなければ、ご自分の日ごろの生き方を反省してください」のように書いていました。
きゅうりの弦の巻き付く人は、メドベッドで“変身”することができ、巻きついてこない人はそのまま何も変わらず出てきて、「残念でした」ということになるのかもしれません。
※ 私自身は、まだこの実験をしたことがありません。
(もちろん自信はありませんが)機会があればやってみたいです(笑)
そのことで、今でも強く印象に残っていることがあります。
“奇跡のリンゴ”の木村さんの活動を支援する一環として、B4版の「農業ルネッサンス」という季刊誌を購読していました。
確か24p.ほどの小雑誌でしたが、内容は自然栽培を軸に、いろいろな農家の人たちの取り組みが、主に取り上げられていました。
興味深い内容で、いつもほとんど全て読み通していました。
その中で今でも強く印象に残っている記事が2つあります。
ある意味で、この2つの記事は同じ内容ともいえるものですが、以下に少し詳しく、記憶をたどりながら書かせていただきます。
二つのうち最初の話は、少年院(という名称ですが、少年も少女も在籍しています)の少年少女たちの話です。
あるとき少年院から木村さんの元へ、「農業体験が、彼らのためになるのではないか?」と、彼らに農業体験をさせてほしいという依頼が来たそうです。
そして、少年院の少年や少女たちが(人数は分かりませんが)先生方に連れてこられたそうです。
しかし彼らの最初の態度は、『農業!? だっせーなー』という顔つきで、先生に言われたので仕方なくやるという感じだったようです。
彼らは一応、木村さんに言われた通りに、自分たちが選んだ野菜の種を撒き、水をかけ…と作業をしたようです。
日が経てば当然、種が芽を出します。
すると、彼らの態度が一変したそうです!!
彼らは皆一様に、土から芽が出たことに大きく心を動かされているらしいのです。
「芽を出すと皆、顔つきが変わり真剣になって、『先生!これどうすればいいの?』のように聞いてきました。」
「私は、急に“先生”に昇格しました(笑)」
その後いろんな野菜を収穫したときに、彼らは皆自分が作った野菜に包丁を入れることができないのだそうです。
「いとおしくて、自分では包丁を入れられなくて、みんな他の誰かに食べてもらうようにしていました」のように書かれていました。
これが、十数冊読んだかなと思う「農業ルネッサンス」の中で、強烈に印象に残っている話です。
二番目の話は、いじめられた所為で口をきかなくなった中学1年生の男の子の話です。
ひどいいじめにあったせいで、全く口を聞かず、笑うこともなくなった中学1年生の男の子が、(学校の先生だったか心療内科か何かの先生だったか忘れましたが)「農業体験が役にたつかもしれない」とのことで、連れてこられたそうです。
木村さんは、その男の子につとめて明るく話しかけ、少しでも緊張をほぐそうとされたようです。
まったくの無口で、最初の約束の日も時間が近くなってもその子の姿は見えず、木村さんは『駄目だったか…』と思ってふと後ろを見ると、いつの間にかその男の子が来ていたのだそうです。
植物の種を植えようと男の子に話しかけ、多分一緒に作業をされたのでしょう。
その子は相変わらず無口でニコリともしないものの、木村さんに言われた通りに作業はするのだそうです。
そしてある時、その子のまいた種が芽を出しました。
「芽、出た!…」
と、ここに来て初めて声を発したその子は、「ニコニコしているのです」と書かれてありました。
「そしてそのあと、まるで別人のようにたくさんの言葉が、その子の口から出てきました!」
その子は大人になって小学校の先生になり、学校の花壇で野菜を育てているとのことです。
以上の二つの話が、今でも強く印象に残っています。
少年院の子供たちも、心は純粋なのだと思います。
“植物の種が芽を出す”ということが、彼らの心にこれだけ大きな影響を与えるのなら、すべての子供にこの体験をさせるべきではないか?と考えます。
新しい教育の中に、ぜひこの農業体験を取り入れていくべきではないかと、切に思います。
また、木村さんの確か2冊目の著書「りんごが教えてくれたこと」の中に、とても面白いことが書かれてあり、この本の中で唯一これだけを覚えている内容が以下です。
これは「メドベッドに入って“変身”して出てこられるかどうかは、心が綺麗かそうでないかによる」という事と関係があります。
「りんごが教えてくれたこと」に書かれてあったのは、
「きゅうりのツルに小指を近づけると、子供や心の綺麗な人の場合は、ツルが小指に巻きついてくるのです。」
しかし「意地悪な人や欲の深い人は、ツルが巻きついてこないのです」
そして木村さんは、「(きゅうりのツルが巻いてくるかどうか)自信のない人は、朝早く誰も見ていない時にこっそりと、きゅうりに小指を近づけてみてください。」
「もしツルが巻きついてこなければ、ご自分の日ごろの生き方を反省してください」のように書いていました。
きゅうりの弦の巻き付く人は、メドベッドで“変身”することができ、巻きついてこない人はそのまま何も変わらず出てきて、「残念でした」ということになるのかもしれません。
※ 私自身は、まだこの実験をしたことがありません。
(もちろん自信はありませんが)機会があればやってみたいです(笑)