活元運動をお勧めする、整体師のブログです

体は自然の一部であり、季節ごとに特徴があり、調整点が異なります。

福音の書

2005-11-21 20:10:13 | 体の変化
実用的で素晴らしい本を読んだ。

本のタイトルは「間違いだらけのアトピー治療」(新潮新書:竹原
和彦著)で、主にマスコミを通じて“アトピー”に対する概念を形成
していたのが、いかに不正確で間違っていたかを思い知らされた。

 カバーの裏に書かれた文章から、書き写す。

 「あたかも“現代の難病”のように認識されるアトピー性皮膚炎。
その誤解・偏見から様々な民間療法がはびこり、……だが、アトピ
ーは決して難病などではない。皮膚科の専門医にとってはあくま
で平凡な慢性疾患であり、正しい療法さえ守れば100パーセント
治る病気なのである。
アトピー治療の第一人者が、誤った認識をただし、悩む患者、家
族に「正しい療法」をわかりやすく提示する。」

然し上記の文面も、自分自身中身を読むまでは信じられなかった。

とにかくアトピーに悩む人には福音の書であるし、身近にそういう人
がいたら是非薦めて欲しい一冊である!




寒くなって…

2005-11-18 19:02:08 | 体の変化
このところ大分気温が下がって12月並みの気候だというが、
以前はスキー場開きは11月23日からという所が多く、もともと
この位が本来の気温ではないか。

この一月、体勢は捻れから左右、そして又捻れへと移ってきた
が、今はL5が特に大事な季節だ。

朝晩の寒さの所為か、風邪引きさんが多いが、上胸部が硬直
している人が多い。そして同時にL5に上手く力が入っていない
のが分かる。
L5に力がなければ、小水も近くなるだろうし脚も重いだろう。
肩に力が入るのもやむをえない。

L5をきちんとするには、よく高野先生が仰っていた様にL5に
力が入る様な姿勢をとることだ。

まず両足を肩幅の二倍位に開いて立ち、足首を出来るだけ外に
開くようにする。
その状態で両足のこゆび側で体重を支えるようにして、お腹を突
き出す様にする。

L5に力がないとぐらぐらするが、構わずに続けていると、段々L5
に力が入る様になり、その姿勢で安定してくる。

簡単だから、兎に角やってみることだ。


活元運動が、中々普及しない訳は…

2005-11-05 08:48:31 | 体の変化
以前雑誌「オブラ」にも、“究極の健康法”として紹介された活元
運動だが、中々世に普及しない。

実際これ程素晴らしい体の調整法は、他に無いだろう。
体自身が己を調整してくれる。

他のヨガとか自彊術とかその他諸々の“健康法”が全て意識的な
もので、手順に従って進めていくものであり、十人集まれば十人
が、百人集まれば百人が同じ動きをするので、一人仝にとって、
本当にその人にとって必要なものが、必要な順番で行われるわけ
ではない。

然し活元運動は違う。
体自身が、その人にとって必要な動きを出し乍次第に変化していく。
十人いれば十人が、百人いれば百人が、それぞれ異なった動きを
する。
全員が皆、独自のオリジナリティを発揮するのだ。

最初の誘導こそ誰かの指導が必要だが、後は自身の問題意識によっ
て行ってゆく。
活元運動の“快感”を体験した人は、ある程度の持続性をもつことが
出来るが、そうでない人は周囲の環境その他の影響も大きい。

(社)整体協会が行っている様な「活元会」に毎月出席でもしていれば、
続けていくことも出来るが、全てが“自分任せ”の世界なので、自覚と
実行力がないと中々続けていくのは難しいのかも知れない。
(私自身は、初めて活元運動を体験したときに素晴らしい“快感”を経験
することが出来たし、活元運動の素晴らしさと大きな意義を感じたので、
今に至る迄30年以上休まず続けている)

活元運動が中々普及しないもう一つの理由として、その指導・誘導が“
儲け・商売”にならないことがあると思われる。

ヨガや諸々の“健康法”は、指導者が順を追って段階を踏みながら、少し
ずつステップを上げていくので、その都度“料金”が発生する。
指導を受ける人は自分では次の段階に進めないので、ある場所に出席
して会費を払い、指導を仰ぎながら上の段階に進んでいく。
つまり“商売”になる、のである。
お金を払えばそれだけ熱心にもなれるし、会費が高ければ“有り難味”
も増そうと云うものだ。

然し活元運動の意義を知れば、他の健康法とは格が、次元が違うことが
分かる。
 
“本物”が世に認められるには、まだまだ時間が掛かりそうだ。