活元運動をお勧めする、整体師のブログです

体は自然の一部であり、季節ごとに特徴があり、調整点が異なります。

セサミンのコマーシャルと骨盤の弾力

2018-10-22 20:24:59 | 体の変化
セサミンの面白いコマーシャルを見ました。
“62歳は誰でしょう?”というタイトルのコマーシャルですが、4人の女性が歩く後ろ姿を見て、若い人に混じって1人いる、その62歳の女性が誰かを当てるクイズになっています。
https://www.suntory-kenko.com/contents/w2s/14/ssmn/id170/?key=121015620&utm_source=930%2F5870%2F%2F121015620&utm_medium=PC_10

62歳とは思えないしなやかな動きは素晴らしいと思いましたが、私は正解できました。
それは骨盤に注目したからです。

仕事柄(特に外に出ると)つい人の身体を観察してしまいます。
“野口整体”では、観察を重視します。
『重心はどちらか? 動きがぎこちなかったり、つっかえたりしているのは何処か? 又その異常は、何を表しているのか? 体癖(たいへき)は、何種か?等々。

後頭部や骨盤は、人が生きていく上で特に大事な場所ですが、年齢とともに骨盤の弾力は失われてきます。
季節により、また女性は生理や妊娠などで骨盤が変化しますが、動いている人の場合、観察はより容易になります。

セサミンのコマーシャルも、丁度うしろから撮影しているので、骨盤の観察には好都合で、『あっ、この人だな』と思いました。

セサミンが、若さを保つのにどのくらい効果があるのか、私には分かりませんが、女性が骨盤の弾力を保ち、あるいはよりしなやかにして弾力度を上げる方法はあります。

それは、1日1度で良いので、下腹部に両掌を当てて、下腹部のその場所が汗ばむまでそのままにします。
特に今の時期(といっても、来月初旬頃まででしょうか)と春は、効果が大きいのでお勧めです。
これはいわゆる“手当て”で、野口整体では“愉気(ゆき)”と云っていますが、生理痛や冷え性に効果があるだけでなく、特に生理の周期が乱れている人には効果が大きくて、本人も聞かされた私も驚くほど効く場合があります。
『そんな簡単なことで!?』と、信じて貰えないことが多いのが残念ですが、やってみられたらお分かりになることです。

より効果を上げたい方は、いちど愉気法について学ばれることをお勧めします。
活元運動を実践している人なら、尚更です。

http://www.yshinzoh.com

10月になって

2018-10-07 20:04:46 | 体の変化
台風通過後の高気温は仕方がないとして、朝晩は涼しく日中も過ごしやすく、やっと秋らしい気候になりました。

9月になっても暑い日が多かったですが、夏からずっと冷房にかかりすぎていた人は、身体の調整のための( 普通は軽い )風邪を引きます。
喘息の傾向のある人は、中頚が硬いと影響を受けやすいので、緩めておきます。

季節に適応するべく身体も準備をしますが、特に骨盤が閉まる時期なので、腸骨に脂が着いている場合は愉気をして取り除き、骨盤の閉まりをスムーズにします。
上手くいかないときは、大抵S2(仙椎二番)に脂が着いているので、愉気をしますが、S2の脂は不妊の原因にもなるので、その年齢の人は必ず確かめておきます。

身体の問題は、結局常に敏感にして、季節に順応し( 身体が敏感なら、季節を先取りします )、且つ自分らしさが発揮できるように、自分本来の身体になっているかということに尽きます。
身体を鈍らせて季節から外れているいる人は、足の甲が冷たいなどの症状が出ていますが、D8 (胸椎八番)が硬直して飛び出していたり、L4 (腰椎四番)やL5(腰椎五番)の緩い人は、特に注意が必要です。

できる範囲で早寝早起きを心がけ、からだの締まりを邪魔せぬ様、食べ過ぎには注意して、量よりも質の食事を心掛けます。
できれば1日1度は、味噌汁やうどん・ラーメンなど、温かいスープを身体に入れることが役に立ちます。
食べ過ぎは迷走神経の緊張を招き、さらにL1(腰椎一番)が硬直してくるので、頭がある方向にしか働かなくなります。
高じると、所謂“自説に固執する”ということになります。
日中は暑い日もあり、半袖のままだと、夕方以降冷えてきますが、肘の冷えは頭の働きを低下させるので、肘をお湯に浸けるなど簡単な方法で解消できるので、肘の冷えを感じたら、面倒臭がらず行ないましょう。

音は綺麗によく聴こえ、読書も集中して進むので、ご自分の本当にしたいことに時間を使い、ぜひ成果をあげて下さい。
頭がクリアにならない場合は、後頭骨に脂が着いていることが考えられます。
愉気を、1度でなく2度することがコツです。