活元運動をお勧めする、整体師のブログです

体は自然の一部であり、季節ごとに特徴があり、調整点が異なります。

それは、冷えが原因です!

2008-10-14 21:38:56 | 体の変化
 毎月整体に来てくれている人からメールが入り、「入院するこ
とになったので、予約はキャンセルします。 退院したら、又メ
ールします」とのこと。

 『はて? 入院(そして、ひょっとして手術?)するような内蔵
疾患はないはずだが…?』と思いながら、「一日も早い快復を
お祈りします」旨のメールを返した。

一月くらい経った頃整体に来られたが、話によると、「突然激し
い頭痛と腹痛に襲われ、救急車に運ばれて病院に行き、CTス
キャンを撮って貰ったが、何の異常も無く、それでも頭痛が治
まらないので再度検査したが異常は見つからなかった。
 薬を所望したが、原因不明なので処方して貰えず、結局1週間
位経ってやっと激しい頭痛は治まったものの、その後も状態は
思わしくなく、やっと最近になって症状が治まった」とのこと。

『はて、何が原因だろう?』と考えていると、「実は痛みの出る前
日、何年もやってなかった水泳をやったので、そのことを病院で
も整形外科(接骨院?)でも話したのだが、『関係ないでしょう』
と云われました」と言われるので、「いや、原因は将に、その水
泳ですよ!」と言下に答えた。

 若くは無い身体で何年ぶりかに泳ぎ、濡れた身体を直ぐに拭
かなければ、身体は冷え筋肉も硬直気味になる。
後頭部や首筋を冷やし、更に腕から肘を冷やせば頭痛がする
のは当たり前である。
又、特に膝から下を冷やせば、その影響は腹部に及び、腹痛
となるのも当たり前である。

 こんな簡単なことが何故分からないのか?
 整体の常識である。

身体に何か異変が起こったときに、『何が原因だろう?』とは誰
しも考えることであるが、精密機械で検査するのも結構ではあ
るが、難しく考える前に、その症状の出る前の行動や状況など
を今一度振り返り、いつもと違った何かが無かったか?と、単
純なことを検証することは大切なことであり、又有効でもある。



秋も深まって

2008-10-07 00:00:36 | 体の変化
 急に寒くなった所為か、D1(胸椎一番)とD2がくっついている
人が多かったが、いまだに尾を引いている。

 これは胸椎部や指の調整では上手く変化しない。
 恥骨と合わせて愉気しないと、痛いばかりで効果が出ない。

 又H5(頭部第五)の左下部がはっきりしない人が多いのも、
この秋の特徴である。
 H5がきちんとしないと、肩甲骨と更に骨盤の動きもスムーズ
にいかないのだから、調整は大事である。

 そして、最近は流石に少ないが、半袖で肘を冷やしている人
が結構見受けられたので、交頭骨の観察は欠かせない。
 肘に“弛み”のある人は、脳血管障害の恐れがあるので要注
意である。

 然しこの時期最も注意して観るべきは、L4(腰椎四番)や2側
が力があるか(弛んでいないか)どうかという事である。
 L4に力の無い人は、触らないのが無難である。