活元運動をお勧めする、整体師のブログです

体は自然の一部であり、季節ごとに特徴があり、調整点が異なります。

空気の乾燥と、体の痒み

2006-12-23 21:11:32 | 体の変化
 冬至も過ぎて、やや暖冬気味とはいえ朝の冷え込みが厳しくな
り、空気の乾燥もその度合いを増してきた。
 体の痒みが出てくる人が多くなり、体も乾燥気味なのが分かる。

 C3(頚椎3番)が捻れているのは乾燥の度合いが大きいのであ
るが、そこ迄いかなくてもL5(腰椎5番)がしっかりしていなかった
り、D11(胸椎11番)やD4(胸椎4番)の変化や上頚の張りがみら
れる。
 この時期になると、水分の補給には今迄のあっさりしたスープで
は間に合わず、ポタージュやそれに類するものが役に立つ。
 又側腹部の厚みや、頚部の斜め後方から母指に至る部分の硬直
は危険でもあるので、観察と確かめ、処置が大事である。


カマイルカの教訓

2006-12-23 19:23:37 | 体の変化
NHKの「Professional~仕事の流儀」で鴨川の水族館での海獣
の飼育が紹介されたが、色々為になる事柄の中で、一つ大きな
“教訓”があった。
 それは《カマイルカの飼育》で、飼育の難しいと云われたカマイ
ルカが弱って命が危ぶまれたときに、発想の転換で乗り切ったこ
とだ。

 折角育ってきたカマイルカの体重が増えなくなり、初めは『母
イルカの母乳が充分出てないのではないか?』と考えて代わり
の流動食を与えるが上手くいかず、更に弱ってきたとき、『もう離
乳の時期が来ているのではないか?!』と考えて思い切って小
魚を其の儘与えたら元気になったのである!

 体の成長に伴う消化器の完成に合わせた食事が必要だったの
だ!

 人間の育児やその後の育て方にしても、その成長に合わせて
親が接し方を変えていかないと、心も体も“発育不全”な人間が
出来てしまう。
 例えば、因数分解を習得して勉学の意欲のある生徒に加減乗除
の多量の問題を与えたら、彼や彼女のストレスは相当なものだろう!

 年齢と成長に応じて、課題のハードルを高くして更なる成長を促す
のは当然のことである。

 然し今の教育や育て方は、兎に角安全第一で、こなすべき課題を
与えていないので、丁度カマイルカにいつまでも流動食を与え続けて
、その命を危うくしているのに似ているのではないか?


自然の力

2006-12-23 18:36:47 | 日記・エッセイ・コラム
 NHKの「Professional~仕事の流儀」で紹介されたのは林檎農
家の木村秋則さんだが、その“自然の林檎”の素晴らしさに感動
した。

 農薬や化学肥料を一切使わないその(苦労に苦労を重ねた末
に木村さんが作り上げた)ユニークな栽培法で、ネットで販売す
ると10分で売り切れるという美味しい林檎が出来るのだ。

 一つは《腐らない!》ことで、冒頭のレストランのシェフも言って
いたことだが、木村さんがスタジオに持って来た2年前の(水分
が抜けて)小さくなった林檎が、甘い良い香りがすることである。
 木村さんの「自然のものは腐らず、枯れるのではないでしょうか
。」という言葉が印象的だった。

 もう一つは画面で見せられたことだが、台風の強風に煽られな
がらも殆ど林檎が落ちなかったというその強さである!

 この番組を見た多くの(特に若い)農家の人達が後に続くことを
願うが、ことは林檎や作物に限ったことではあるまい。

 我々人間の体も、合成肥料やら農薬やらといった科学合成され
たものを使って作り出された“不自然な”食物を大量に取り込む今
の食事法が、癌を初め色々な病気を作り出す大きな要因になって
いるのかも知れない。

 数十年後には、除草剤を初め色んな化学物質の使用量が激減
して環境がきれいになり、安心して座れる食卓を囲む笑顔がどの
家庭でも見られる世の中になって欲しいものだ。


この時期の注意点

2006-12-07 16:59:44 | 体の変化
 師走も七日になり、流石に寒くなってきた。

 時々体を掻いている人を見るが、多くは“水分の不足”であり、
温かいスープが一番の薬だ。
 うどん・蕎麦・ラーメン・おでん・鍋物…と幾らでもあるのだから
、体に摂り入れる機会は誰にもあるだろう。
 勿論コーヒーを飲むも良し、ビールやワインを飲むもよしである
が、只“温かいスープ”をお忘れなく!ということである。

 もう一つ、寒い時期に警戒すべきは“打撲”である。
 寒いときの打撲はそのダメージが強く、きちんと処置をしておか
ないと、又次回の寒さの時に痛みが出ることになる。
 打ち身は直ぐに冷やせば一日で腫れは収まることが多く、そうで
なくとも二日冷やせば大抵は腫れも熱も引く。
 二十代後半迄の打撲は成長に影響を与えるので、特に注意が肝
要である。 


合掌行気と活元運動

2006-12-07 16:47:21 | 日記・エッセイ・コラム
 合掌行気をするのは第一に掌を敏感にする為であるが、もう
一つの理由は心が落ち着き精神集中できるからである。
 上手く集注できるときは快感があり、時間を忘れる。

 方や活元運動は体の歪みを修正し、体を“一つ”にする為であ
るが、当然気持ちもすっきりする。
 多くの人に活元運動をお勧めしてきたが、中々続ける人はいな
い。
 『こんな素晴らしいものを…!』と残念であるが、活元運動の
“快感”が分かる迄にやめてしまうのだ。
 もう一つは、やはり問題意識が無いか乏しい為だろう。根気よく
続けていき、自らの“成果”を見て貰うしかない。