地球環境にとって
水
はあらゆる分野で
ニュートラル
とこれまでそう思われていた
温室効果ガスであるCO2は
平均気温を推しあげる
という理由
で地球環境にとって
きわめて有害
だとして
早くから断定されていた
ところが
二酸化炭素が空気よりも重い
という事実を確認しないで
間接情報のままそれを受け売りし
いまでは世界中が
誤った情報を真実だと
頑なに
思い込んでしまっている
ドライアイスの白煙
の行方
をみると床の上で
横に這い
その後
風に任せて
四方へと広がっていく
この変化をCO2の気化現象
であると承知していながら
空気より重いCO2が
大気圏内で
何故か
その濃度を高めている
という誤った理解が
世界中に蔓延し
誰もが誤った情報だ
ということを確認しないで
己の認識の一部
へと組み込んだ
のは
いったいどうした訳なのか
自然法則に反することが
地球上では不思議なことに
ひとりでに起きるようになっていて
それが温室効果を地表へと与え
気候変動を生みだすに至った
という誤解がこうして
まことしやかに
世界中へと広がった
ドライアイスはCO2が冷えて
固まったもの
保冷剤としてよく使われている
身近にある冷媒
どこにでもあって安価で
誰でも子供の頃から
よく知っている
CO2に温室効果があったとしても
その重さ故に
大気中に留まっていることはできず
沈み続けているのであれば
温室効果を与えるための
保温材
としての機能を
発揮することは
要するにできない
ドライアイスのあの白煙は
固体であったCO2が
気化したことで発生し
目に見えるようになったもの
火力発電所が効率よく吐き出している
大量のCO2は
冷えていないため
目では見ることができない
このため視覚化することができず
そこにあっても気付かれない
という属性を持つ透明なガス
空気よりも重いことから
上空へと達することが
自然条件下ではまったくできず
下へと向かって落ちてゆき
横方向へと広がって
風に任せて流れ去る
CO2は要するに
地表の最も低い位置
へ向かって拡散しながら
移動することができるのみ
地平から立ち上ることなど
ある筈のない気体
たったこれだけの理由から
CO2が大気圏を温めている
主犯である
という理解には
根拠とされるものがなく
物理法則に反している
ということが直ちに見てとれる
温暖化防止対策で
CO2の排出量を削減すれば
気候変動を抑制できる
とした権威筋の下した判断は
紛れもなく誤ったものであり
真実ではないことが
明白となったのだ
国連のもつ問題認識能力には
温暖化対策のみならず
その他の項目に於いても
重大な疑義と欠陥がある
と指摘しておかなければならない
大気圏内に滞留した状態の
観測することが可能なCO2は
飛行機のエンジンから
高空で放出された
炭素系酸素化合物
以外にはありえない
高空から地平へと向かって
緩慢に沈降することはできても
上昇することなどあり得ない
気体状態のCO2を
ガス検出装置や
リモートセンシングなどで
観測したにせよ
温室効果を減らすための
有効解を特定した
と断じた当事者一同の不見識を
正当化できる筈がない
この誤った認識に基づいた判断が
地球を着実に温暖化させた
ということが
重大な問題へと反転させたのだ
CO2の質量を考慮していれば
気候変動を発生させた主因
としてきた過去の行為が
誤りに充ちたものだった
という事実を悟るのは
容易であった
だが世界中の知識人たちは
CO2が犯人だとして
その排除に躍起となった
そのために気候変動は益々ひどくなってしまい
地球全体を危機へと陥れただけでなく
効果のない無駄な投資を重ね続けさせて
国家を繁栄させずに
貧困へと追い詰め
実効なき温暖化対策を
意味もなくひたすら続けて
自己満足に耽っている
その愚かさにさえ
気づかない
二酸化炭素の特徴の一つ
である水によく溶ける
という性質から
海水に混入して
炭酸水となる以外にも
サンゴや貝殻の素材となったり
石灰質となったりして
海底に定着し
長い時間をかけて
地殻へと取り込まれ
地殻変動で隆起し
石灰岩となって地表に現れ
鍾乳洞やカルスト台地となった
とするその多くの痕跡が
世界中に遍く存在する
火力発電を行ったことで
CO2の発生と同時に生起した気体の水
つまり水蒸気は
蒸発蒸散作用で気化したものと相俟って
上空で雲となり
それが寒気に触れて液化したとき
雨となって地表へと落ちてくる
液体の水が気化したとき
空気より軽い水蒸気となって
熱を奪って天空へと持ち上げる
このとき
位置エネルギーを取り込んで
開放するための準備にはいる
このとき気化熱の作用として
ヒトに認識されるのは
地表が涼しくなるからなのだ
気化熱というものは
熱の垂直方向の移動のこと
そこでエネルギー保存則が
成り立っている
ということが分かる筈
地表を冷やし
持ち去ったその熱を
上空で保持するからだ
蒸発蒸散という
水に纏わる反応は
海からだけでなく
山からでも起きている
地球全域で発生していることから
その量は
人工の排出機関によるものの比ではない
冬は水蒸気の発生が少なくなるため
遠くの山並みや空の彼方まで
はっきりとよく見える
夏はその反対に
水蒸気が大量に立ちのぼるため
遠景はぼやけて
曖昧になる
大気温が高まれば
水蒸気の発生量は増加する
乾燥した大地の植物は
水分を失って
燃え易い状態に遷移している
そこに
雷が落ちたり
送電線でショートしたりすると
被覆されていない電線では火花が生じ
発火現象を引き起こすことがある
この時近傍の枯れた樹木に着火すると
山火事となって燃え広がる
電力会社の一部では
送電の停止
つまり計画停電を行って
延焼を防ごうとする
先月カリフォルニアの山火事では
そんな対策がとられた
責任を回避する必要があったから
水蒸気が地表から大量に発生すると
その軽さによって
低気圧という名の上昇気流が
山岳地帯でも発生し
それが集まって雨雲となり
強風を伴って移動する
移動先では
降水量が異常な規模にまで達すると
洪水を引き起こして
河川の氾濫や堤防の決壊を
広範囲に生じさせるようになる
山岳地帯で発生する水蒸気は
植物を乾燥させて
山火事の発生原因となり
海洋上で発生した低気圧は
発達して太平洋上で台風となる
発達する途上で水蒸気を吸い上げ
高空へとそれを運び
雨雲が積み重なりあうと嵩が増し
降水密度を異常に高める
台風は海洋上で発生した
発達するようになった低気圧のことだが
山火事は内陸部で発生する
上昇気流となって
乾燥を急がせて
地表の脱水症状を誘発する
どちらも原因は同じ
水蒸気による気化熱の
縦方向への移動である
蒸発蒸散作用で枯渇した山肌からも
上昇気流という変化となって
循環型の対流サイクルを
惑星表面の低層部分
で成り立たせている
雨を降らせる低気圧が
山岳地帯で降水量を増やせば
山火事を心配する必要はないのだが
上昇気流は頂点に達すると反転し
下降気流となって
地平目指して
別の地域へと降りてくる
この状態が高気圧
低気圧を意味する上昇気流は
やがて反転して下降気流となり
地表へと舞い戻る高気圧
となる変化を繰り返す
対流圏ではこのようなサイクルができていて
乾燥した地平に雨を降らせるのではなく
台風一過後の乾いた晴天を
引き換えに置いてゆく
このため鎮火がより困難となり
延焼が長く続くようになっている
水蒸気となったあらゆる地域の水分は
熱を上空へと運びあげたあと
位置エネルギーを帯同し
寒気との遭遇を機に
高めた降水密度で
地表を襲う
水蒸気を奪って乾燥状態を齎した低気圧は
集めた水蒸気をまとめるようになり
やがてその周辺に
大量の雨を降らせることとなる
高気圧に転じた下降気流が
上昇気流を生んだ同じ地域を
その後乾燥させるようになり
山火事を発生させるタイミング
が整うのを待つ体制へとシフトする
低気圧が水蒸気を上昇させ
反転してできた高気圧
が乾燥した空気を
地表へと押し付ける
対流圏とは
このようなサイクルで
成り立っている
円環運動の反応場
熱の対流が
低気圧が生む上昇気流
と
高気圧が生む下降気流
とを
連携した状態で成り立たせる
生命は対流圏の中で
生存して残るための工夫を凝らし
進化と退化とを繰り返しつつ
文明社会を築き上げてきた
水害が多く発生するようになった地域では
水蒸気の発生と拡散が起きやすく
乾燥で山火事が発生し易い地域では
水分を放出した嘗ての低気圧が
高気圧となって下降気流を押し付けて
水分を奪って乾燥させる
この周期性をもつ変化を利用して
文明は発達し
進化し続けることが
うまくできていた
温暖化現象はこのサイクルを過激化し
気候変動を狂暴なものへと変えたのだ
このままゆくと
生命の多くは淘汰され
持続可能性を失った文明は
滅ばざるをえなくなる
対流圏と大気圏とは
重複した空域を構成し
一万五千メートル付近で
反転しては折り返し
上昇気流だった低気圧は
飽和点で
下降気流となる変化を経て
気圧密度を高度化させる
高気圧となってゆき
循環型の閉鎖系の運動を
惑星内部でつくりだし
その状態を
果てしなく繰り返す
温暖化は大気圏で
CO2が濃度を高め
温室効果を強めている
とこれまで永く信じられてきた
錯誤が生んだ思い違い
に過ぎなかったのだ
CO2を質量換算すると
空気や液体の水より重くなり
上空へと昇ることが
そもそもできないものだった
という事実が明瞭に見えてくる
ここが分かっていたのであれば
大気圏の温度をCO2が高めることは
本来不可能なことだった
ということは自然に悟れていたはずだ
地球温暖化という現象が
80年代頃から
この地表で唐突に生じるようになった
という変化は
二酸化炭素が急速に増えた
から
という耳になじんだその理由では
自然法則からみて
明かに不合理な
絶対に成立しない
破れた論理
ここが分かっていないと
疑うべきは気体の水
即ち水蒸気である
という真理へは辿りつけないことだった
その失敗が確定した事実を知りながら
京都議定書が無効に終わり
パリ協定が批准されていながらも
目標の達成は
可能であると強情を張りつづけ
世界中を誤った判断に靡かせて
問題の解決をより困難なものにした
温暖化の原因物質を
CO2だと決めつけてきた
その過去が
判断の過ちを
人に気付かせることなく
放置して
本当の原因を見逃すこととなり
無駄な投資を徒に積み重ね
経済成長の足を引っ張りながら
環境の劣化を推し進め
異常な規模となった降水量
の急増をCO2の所為
であるとそのように
決めつけた
この時に生じた判断の誤ち
より正しくは
錯誤
という状態こそが
パリ協定という名の
不稔性の国際間の調整を
鬼っ子として誕生させた
膨大で豊かな知識がそこにあっても
その意味を知らなかったのなら
どのような成果も
得られない
気候変動とは
文明が獲得した
愚かさの証明
であることをつまり意味する
遅すぎた覚醒は
失った時間と同じ
決して取り戻すことが
できないなにか
を取り逃がした事実にさえ
気づかせない
水
はあらゆる分野で
ニュートラル
とこれまでそう思われていた
温室効果ガスであるCO2は
平均気温を推しあげる
という理由
で地球環境にとって
きわめて有害
だとして
早くから断定されていた
ところが
二酸化炭素が空気よりも重い
という事実を確認しないで
間接情報のままそれを受け売りし
いまでは世界中が
誤った情報を真実だと
頑なに
思い込んでしまっている
ドライアイスの白煙
の行方
をみると床の上で
横に這い
その後
風に任せて
四方へと広がっていく
この変化をCO2の気化現象
であると承知していながら
空気より重いCO2が
大気圏内で
何故か
その濃度を高めている
という誤った理解が
世界中に蔓延し
誰もが誤った情報だ
ということを確認しないで
己の認識の一部
へと組み込んだ
のは
いったいどうした訳なのか
自然法則に反することが
地球上では不思議なことに
ひとりでに起きるようになっていて
それが温室効果を地表へと与え
気候変動を生みだすに至った
という誤解がこうして
まことしやかに
世界中へと広がった
ドライアイスはCO2が冷えて
固まったもの
保冷剤としてよく使われている
身近にある冷媒
どこにでもあって安価で
誰でも子供の頃から
よく知っている
CO2に温室効果があったとしても
その重さ故に
大気中に留まっていることはできず
沈み続けているのであれば
温室効果を与えるための
保温材
としての機能を
発揮することは
要するにできない
ドライアイスのあの白煙は
固体であったCO2が
気化したことで発生し
目に見えるようになったもの
火力発電所が効率よく吐き出している
大量のCO2は
冷えていないため
目では見ることができない
このため視覚化することができず
そこにあっても気付かれない
という属性を持つ透明なガス
空気よりも重いことから
上空へと達することが
自然条件下ではまったくできず
下へと向かって落ちてゆき
横方向へと広がって
風に任せて流れ去る
CO2は要するに
地表の最も低い位置
へ向かって拡散しながら
移動することができるのみ
地平から立ち上ることなど
ある筈のない気体
たったこれだけの理由から
CO2が大気圏を温めている
主犯である
という理解には
根拠とされるものがなく
物理法則に反している
ということが直ちに見てとれる
温暖化防止対策で
CO2の排出量を削減すれば
気候変動を抑制できる
とした権威筋の下した判断は
紛れもなく誤ったものであり
真実ではないことが
明白となったのだ
国連のもつ問題認識能力には
温暖化対策のみならず
その他の項目に於いても
重大な疑義と欠陥がある
と指摘しておかなければならない
大気圏内に滞留した状態の
観測することが可能なCO2は
飛行機のエンジンから
高空で放出された
炭素系酸素化合物
以外にはありえない
高空から地平へと向かって
緩慢に沈降することはできても
上昇することなどあり得ない
気体状態のCO2を
ガス検出装置や
リモートセンシングなどで
観測したにせよ
温室効果を減らすための
有効解を特定した
と断じた当事者一同の不見識を
正当化できる筈がない
この誤った認識に基づいた判断が
地球を着実に温暖化させた
ということが
重大な問題へと反転させたのだ
CO2の質量を考慮していれば
気候変動を発生させた主因
としてきた過去の行為が
誤りに充ちたものだった
という事実を悟るのは
容易であった
だが世界中の知識人たちは
CO2が犯人だとして
その排除に躍起となった
そのために気候変動は益々ひどくなってしまい
地球全体を危機へと陥れただけでなく
効果のない無駄な投資を重ね続けさせて
国家を繁栄させずに
貧困へと追い詰め
実効なき温暖化対策を
意味もなくひたすら続けて
自己満足に耽っている
その愚かさにさえ
気づかない
二酸化炭素の特徴の一つ
である水によく溶ける
という性質から
海水に混入して
炭酸水となる以外にも
サンゴや貝殻の素材となったり
石灰質となったりして
海底に定着し
長い時間をかけて
地殻へと取り込まれ
地殻変動で隆起し
石灰岩となって地表に現れ
鍾乳洞やカルスト台地となった
とするその多くの痕跡が
世界中に遍く存在する
火力発電を行ったことで
CO2の発生と同時に生起した気体の水
つまり水蒸気は
蒸発蒸散作用で気化したものと相俟って
上空で雲となり
それが寒気に触れて液化したとき
雨となって地表へと落ちてくる
液体の水が気化したとき
空気より軽い水蒸気となって
熱を奪って天空へと持ち上げる
このとき
位置エネルギーを取り込んで
開放するための準備にはいる
このとき気化熱の作用として
ヒトに認識されるのは
地表が涼しくなるからなのだ
気化熱というものは
熱の垂直方向の移動のこと
そこでエネルギー保存則が
成り立っている
ということが分かる筈
地表を冷やし
持ち去ったその熱を
上空で保持するからだ
蒸発蒸散という
水に纏わる反応は
海からだけでなく
山からでも起きている
地球全域で発生していることから
その量は
人工の排出機関によるものの比ではない
冬は水蒸気の発生が少なくなるため
遠くの山並みや空の彼方まで
はっきりとよく見える
夏はその反対に
水蒸気が大量に立ちのぼるため
遠景はぼやけて
曖昧になる
大気温が高まれば
水蒸気の発生量は増加する
乾燥した大地の植物は
水分を失って
燃え易い状態に遷移している
そこに
雷が落ちたり
送電線でショートしたりすると
被覆されていない電線では火花が生じ
発火現象を引き起こすことがある
この時近傍の枯れた樹木に着火すると
山火事となって燃え広がる
電力会社の一部では
送電の停止
つまり計画停電を行って
延焼を防ごうとする
先月カリフォルニアの山火事では
そんな対策がとられた
責任を回避する必要があったから
水蒸気が地表から大量に発生すると
その軽さによって
低気圧という名の上昇気流が
山岳地帯でも発生し
それが集まって雨雲となり
強風を伴って移動する
移動先では
降水量が異常な規模にまで達すると
洪水を引き起こして
河川の氾濫や堤防の決壊を
広範囲に生じさせるようになる
山岳地帯で発生する水蒸気は
植物を乾燥させて
山火事の発生原因となり
海洋上で発生した低気圧は
発達して太平洋上で台風となる
発達する途上で水蒸気を吸い上げ
高空へとそれを運び
雨雲が積み重なりあうと嵩が増し
降水密度を異常に高める
台風は海洋上で発生した
発達するようになった低気圧のことだが
山火事は内陸部で発生する
上昇気流となって
乾燥を急がせて
地表の脱水症状を誘発する
どちらも原因は同じ
水蒸気による気化熱の
縦方向への移動である
蒸発蒸散作用で枯渇した山肌からも
上昇気流という変化となって
循環型の対流サイクルを
惑星表面の低層部分
で成り立たせている
雨を降らせる低気圧が
山岳地帯で降水量を増やせば
山火事を心配する必要はないのだが
上昇気流は頂点に達すると反転し
下降気流となって
地平目指して
別の地域へと降りてくる
この状態が高気圧
低気圧を意味する上昇気流は
やがて反転して下降気流となり
地表へと舞い戻る高気圧
となる変化を繰り返す
対流圏ではこのようなサイクルができていて
乾燥した地平に雨を降らせるのではなく
台風一過後の乾いた晴天を
引き換えに置いてゆく
このため鎮火がより困難となり
延焼が長く続くようになっている
水蒸気となったあらゆる地域の水分は
熱を上空へと運びあげたあと
位置エネルギーを帯同し
寒気との遭遇を機に
高めた降水密度で
地表を襲う
水蒸気を奪って乾燥状態を齎した低気圧は
集めた水蒸気をまとめるようになり
やがてその周辺に
大量の雨を降らせることとなる
高気圧に転じた下降気流が
上昇気流を生んだ同じ地域を
その後乾燥させるようになり
山火事を発生させるタイミング
が整うのを待つ体制へとシフトする
低気圧が水蒸気を上昇させ
反転してできた高気圧
が乾燥した空気を
地表へと押し付ける
対流圏とは
このようなサイクルで
成り立っている
円環運動の反応場
熱の対流が
低気圧が生む上昇気流
と
高気圧が生む下降気流
とを
連携した状態で成り立たせる
生命は対流圏の中で
生存して残るための工夫を凝らし
進化と退化とを繰り返しつつ
文明社会を築き上げてきた
水害が多く発生するようになった地域では
水蒸気の発生と拡散が起きやすく
乾燥で山火事が発生し易い地域では
水分を放出した嘗ての低気圧が
高気圧となって下降気流を押し付けて
水分を奪って乾燥させる
この周期性をもつ変化を利用して
文明は発達し
進化し続けることが
うまくできていた
温暖化現象はこのサイクルを過激化し
気候変動を狂暴なものへと変えたのだ
このままゆくと
生命の多くは淘汰され
持続可能性を失った文明は
滅ばざるをえなくなる
対流圏と大気圏とは
重複した空域を構成し
一万五千メートル付近で
反転しては折り返し
上昇気流だった低気圧は
飽和点で
下降気流となる変化を経て
気圧密度を高度化させる
高気圧となってゆき
循環型の閉鎖系の運動を
惑星内部でつくりだし
その状態を
果てしなく繰り返す
温暖化は大気圏で
CO2が濃度を高め
温室効果を強めている
とこれまで永く信じられてきた
錯誤が生んだ思い違い
に過ぎなかったのだ
CO2を質量換算すると
空気や液体の水より重くなり
上空へと昇ることが
そもそもできないものだった
という事実が明瞭に見えてくる
ここが分かっていたのであれば
大気圏の温度をCO2が高めることは
本来不可能なことだった
ということは自然に悟れていたはずだ
地球温暖化という現象が
80年代頃から
この地表で唐突に生じるようになった
という変化は
二酸化炭素が急速に増えた
から
という耳になじんだその理由では
自然法則からみて
明かに不合理な
絶対に成立しない
破れた論理
ここが分かっていないと
疑うべきは気体の水
即ち水蒸気である
という真理へは辿りつけないことだった
その失敗が確定した事実を知りながら
京都議定書が無効に終わり
パリ協定が批准されていながらも
目標の達成は
可能であると強情を張りつづけ
世界中を誤った判断に靡かせて
問題の解決をより困難なものにした
温暖化の原因物質を
CO2だと決めつけてきた
その過去が
判断の過ちを
人に気付かせることなく
放置して
本当の原因を見逃すこととなり
無駄な投資を徒に積み重ね
経済成長の足を引っ張りながら
環境の劣化を推し進め
異常な規模となった降水量
の急増をCO2の所為
であるとそのように
決めつけた
この時に生じた判断の誤ち
より正しくは
錯誤
という状態こそが
パリ協定という名の
不稔性の国際間の調整を
鬼っ子として誕生させた
膨大で豊かな知識がそこにあっても
その意味を知らなかったのなら
どのような成果も
得られない
気候変動とは
文明が獲得した
愚かさの証明
であることをつまり意味する
遅すぎた覚醒は
失った時間と同じ
決して取り戻すことが
できないなにか
を取り逃がした事実にさえ
気づかせない