こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

誤 謬 の 罠

2019-10-27 05:36:24 | Weblog
温暖化の犯人とされている

二酸化炭素の質量は

空気より1.5倍も重い

このため大気圏では

地表の最下層にしか

留まっていることが

できない

この事実を知っていながら

大気圏内全域



CO2が滞留したことで

平均気温の上昇が起き

気候変動へと繋がった

という既存の解釈

は成り立たなくなった

正当な認識

だとされていた迷妄

の時代はやがて終わり

異端だったことが確定した段階で

誤認の事実を

いつかどこかで

認めざるを得なくなる



ドライアイスが気化したときにでる

あの白い煙こそ

CO2そのもの

マイナス79度以上の場所

に置かれたドライアイスからは

絶えず白煙を下に向かって

床上へと押し流す

低くたなびく姿がみえる


このよく知られたありふれた現象

がCO2の重さ

を予てから伝えていたのだが

その意味はまったく

理解されていなかった


この事実誤認は

温室効果ガスの代表的存在

である二酸化炭素が

大気圏では上昇することできず

最も低い水準の地平



海面を目指して沈降する

性質を属性としてもっていた

ということを意味する


このことから

大気圏上層部で発生したCO2

の総量は航空機のエンジン

が吐き出したものである

ということになる

高空域で発生した二酸化炭素は

その重さの故に

そこに留まっていることができず

ゆっくりと

地平や海面へと向かって

降下することしかできない

上昇する

などいうことは考えられないことなのだ


世界中の知識階級が

CO2の質量を

要素化していなかったのだ


蓄熱性能だけをみて

質量の差に

注目してこなかった

ということが

温暖化の原因が

CO2であるという

誤った認識を

世界中に拡散させた



既に定着している

この経緯が生んだ

ひとびとのもつ

態度と姿勢の抜きがたさ

から

すべての指導体制が

離れられなくなっていたそのために

温暖化がCO2によって発生した

と今も頑なに

世界中を信じ込ませている


知識の量的拡大を追及して

学力偏重に特化した

現代の教育システムのあり方が

知識の質を考慮しない

劣った判断と認識を

例外なく世界中に刷り込んだ


その結果


気候変動は時と共に悪化するようになり

京都議定書で実効の不在を自らが暴露し

罰則規定のないパリ協定を

否応なしに成立させた


温暖化現象に関する

誤った判断の普遍化が

有効解の発掘を妨げた


真実以外に価値はなく

誤った認識は

損失の再生産を

ただ単に

推し進める


温暖化の根本的な原因は

水蒸気以外に

ア リ エ ナ イ

気体の水は

熱媒体として

太古の昔から

今にいたるまで

地表の熱を上空へと運ぶ

その重要な役割を果たしている


その主体となっているのが

気化熱なのだ

蒸発蒸散作用で

水を撒いた後

周辺が俄かに涼しくなった

という経験は誰もがもっている


気化した水である水蒸気が

地平の熱を上空へと運び上げ

熱の移動を行うことで

地表を冷やし

上空を反対に温める


地平の温度が下がっても

それは熱が消滅した

ということを意味しない

低層から上層へと

熱の移動がおきただけ

であるからだ

この変化こそ

エネルギーが保存されるもの

であることの証佐


自然条件下で発生した水蒸気と

人工条件下で生みだされたそれ

との違いは

気体の水が太陽の熱によって

生じた変化であるのか

あるいは

人為的に燃やされた地下資源

によって

二次的に発生させた変化なのか

というその点に

大きな差を残す


CO2は水に溶けやすい

という性質があることから

海に接触した段階で

その海域の表面温度を

高める

だがその熱の移動が

水蒸気を広域で発生させ

海面で気化熱を奪い

吸収した熱を上空へと運び上げ

大気圏内に滞留するよう促した

これが温室効果となって

気温の上昇を導き

温暖化とそれによる気候変動

を繰り返し発生させる

というメカニズムを定着させた


二酸化炭素と水蒸気との

相互間に於ける熱のやりとり

が大気圏を常に温め

低気圧と呼ばれる上昇気流を

地平と海洋の双方で

定性的かつ定常的に

発生させることとなってゆく


自然条件の場合

太陽から届く日射量に

特段の変化や

有意な差は

まだ見受けられない

だが人為的な変化が生む

燃焼工程で

生じている

二酸化炭素と水蒸気との相関

が生むそれぞれに異なった

二種類の温室効果ガス

の関与

が地球の平均気温を

高める方向へと偏向させた

その事実は否定できない


化石燃料を燃やすと

CO2とH2Oとが

同時にできる

地下資源の主成分が

メタンCH4であるからだ


地下資源を燃やすと

大気中の酸素O2に

炭素Cと水素Hとが

それぞれ同時に結びつき

CO2がひとつできるその間に

H2Oはその二倍

も多くつくりだされる


この1:2という発生比率の差が

気温の上昇がもたらす以上の

降水量の増加となって

ものみなすべてを押し流す

自然災害を生みだした


異常な量にまで急増した降水量は

90年頃から

2020年にかけての

三十年ほどの間で

急増していくようになった事実から

人類が学ぶべき何か

があることを察知する

必要があったのだが

問題認識能力失ったための

怠慢が関与して

被害規模を

これほどまでに巨大化

させてしまったようだ


二酸化炭素だけが増えたとしても

これほど大きな変化とはならない

そこにはもう一つ別の

温室効果ガスである水蒸気の作用

が強い影響力を及ぼしている筈だ


温暖化の原因となったのは

二酸化炭素だけではなく

これまで見落としていた

水蒸気の方が可能性として

より高い


冤罪は真犯人を延命させ

第二の犯行を可能ならしめる

という点で罪の深さは

とても大きい


アボガドロ定数と呼ばれる

6、02x10の23乗

をきちんと理解していれば

CO2を質量換算する程度のことは

容易にできた

だがそうではなかった

ということが

このような規模の

壮大な錯語を

引き起こした理由となった


この6、02x10の23乗

という数字が

10月23日を

化学の日

として国際的に認定させた


だが

打ち眺めてみると

この質量の差

を前提とした比重の違いの意味を

誰一人として

今まで指摘したことがない

これこそが教育の失敗を指し示す

最も有力で

具体的なその証拠

温暖化が生んだ気候変動は

知性亡き知識階級が

こぞって生みだしたもの

無駄にしかなっていなかった

環境投資と

教育投資に対する

無批判なその姿勢が

経済的な損失をかさ上げする

という結果の定着に

大いに役立った


この損失規模の巨大さが

政治経済の反応場に

不協和音のノイズ

となって世界中の市井人を

圧迫し

環境だけでなく

生活の場に於いてもまた

不安定化することを

強制する

という効果を

普遍化させている


啓蒙が通用する段階ではもはやなく

壮大な誤謬を前に

覚醒を待つことだけが

当面の最善手

教育の失敗は

後で祟る
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