こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

分 か れ 道

2019-07-07 08:07:43 | Weblog
温暖化による

大気圏への日ごとに募る

負荷の増強

という積年の変化

が齎した

のっぴきならないこの状況悪化

が平均気温の一方的上昇

をこの地表

全体

へと

強く

与えるようになってきた


兼ねてより警告されていた

そんな時代の到来

がついに

実現してしまったようだ


前々から指摘されていたこと

が予測を超えて

逸早く現実化してしまった

ということになる訳だ


分かっていながら

避けることができずにいた

文明のもつその姿勢の至らなさ

というものが

持続可能性を強く圧迫し

複雑で定まらない変化のかたち

を成り立たせている

生命系の連鎖

が作り上げている

見事なまでの多様性

を根こそぎ奪おうとして

攻撃的で威圧的な姿勢を

機会ある毎に

見せはじめるように

なってきた


この避け難い強い力で

方向づけられた変化

を免れることは

誰にもできないことなのだ


一蓮托生の関係性で

生態系は

円滑に成り立っている


変化の原因を

地表へと与えたのは

他ならぬ

ニンゲンだった


高度化した教育によって

効率よく獲得した

知識

を不健全な方法

即ち

利潤の効率的で合理的

な獲得に邁進する行為

を是としてきた経済体制

の根幹が

現在世界中で不具合の根源

となって不測の事態を

所かまわず撒き散らす

という行為で成り立っている

現代社会を定着させた


これらの経緯が導いた

過去に関する経済のありようが

巡り巡って

有害化した

二種類の温室効果ガス

の濃度上昇

へと自動的かつ必然的

に繋がった


その一つとなったのがCO2

二酸化炭素であることは

言うまでもあるまい


これまで意識されたことのない

もう一つ別の温室効果ガス

である水蒸気

即ち

気体の水

H2Oであるということを

これまで誰も

問題視してこなかった


その結果

世界中で

大雨が

所かまわず

降るようになってしまい

至る所で水害

が脈絡なく引き起こされる

という不埒な時代

を地球規模で出現させた


多くの天候被害に

苦しむようになった国々が

90年代以降

俄かに急増するようになっている


共通の原因が

火力発電所にあることを

繰り返しここで

指摘してきた記録が

ログにある


その理由として

火力発電所で燃やしている地下資源

に問題の根源が隠されている

という調査結果を

嫌になるほど繰り返し

ここで発信し続けてきた


熱エネルギーを電気エネルギーへと

変換する過程で

熱を得るための地下資源

即ちメタン

を絶え間なく

燃やし続けていることが

義務と化し

再生可能エネルギーを

大量に導入していながら

CO2の大気中濃度を

却って大幅に増やしてしまう

という拙い経過と結果とを

この文明は

同時多発的に

手に入れた


メタンを燃やすと

CO2が一つと

二つのH2Oが大気中へと

同時に放出されることとなる


メタンの組成が

CH4となっている以上

大気中の酸素と結びつけば

必然的に

炭素系酸素化合物である

CO2と

水素系酸素化合物である

H2Oが生まれるサダメ


水蒸気は気化熱の作用で

地表の熱を取り去りはするものの

奪った熱を上空で

保ちつづける

エネルギー保存則を知っていれば

誰にでも分かる

それは極めて簡単な

仕組み


ところがこのシステムの存在を

知識として承知していながら

誰一人正しく認識していなかった

教育の高度化が

知識の量的拡大

に特化してしまったために

意味を咀嚼するための時間を惜しみ

思考力を涵養するプロセス

を均等に蔑ろにしてきたからだ


温暖化という現象は

メタンの酸化作用による

二種類の温室効果ガスの

同時生成

という効果で成り立っている


ことほど左様に

学校でまなんだ知識を

有効利用させてこなかった

これまでの教育制度ののあり方

というものが

すべからく投資の無駄

へと繋がってしまっている


教育の高度化

という変化が地球大気に

温暖化という現象を感染させ

その原因を生み出したニンゲンが

盲目的な姿勢のまま

温暖化を止まらなくするよう

錯誤した状態で

不正な理解を押し付けて

自覚なく

自発的に務めていた

ということが

気候変動のメカニズム

を発生させた機序となっている


この世界的規模で行われてきた

教育投資の壮大な失敗

が止まらない温暖化

という粗末極まる

不毛な結果を

世に定着させてきた

その事実こそが

問題なのだ


火力発電所を無くしてしまえば

温暖化の進行は止まっても

文明の継続と発展は

成り立たない


原発には未解決の課題

が多く残されており

火力から原発へと向かうシフトは

問題をすり替えるだけ

という結果を押し付け

危険性から目を反らして

将来に禍根を残す


再生可能エネルギーには

単独で電力を安定供給する

基本的な能力が

本質的に欠けている

蓄電デバイスと併用すれば

供給能力の安定化

という問題は解決するが

エネルギーコストは増加する


環境電源を増やすことができたとしても

国が火力発電を見限らなければ

温室効果ガスの大量生産

は止まらないまま

何処までも果てしなく続く


交流電流は周波数

という欠かすことのできない成分

でなりたっているものであることから

地下資源の燃焼量を

減らす能力がまったくない

この部分がひとつも

理解されていなかった


50ヘルツの周波数を得るためには

毎分確実に三千回転する回転体

か必要なのだ


この制約条件が

節電行為や

再生可能エネルギーの関与を

まったく無効なままにした

だけでなく

実効性が不明のままの

パリ協定で

問題解決を図ろうとする機運が生れ

世界中に

対策を講じた気分にして

意味ない安堵で

時間稼ぎに終始する経過

を意味も知らずに引き寄せた


温室効果ガスの発生量を

ゼロ%へと減らすためには

メタンの燃焼量を

真っ先にゼロ

にするということが

できていなければならないことなのだ

これは

ガスと電気と自動車が

2050年以降

一切使えなくなってしまう

という事前のメッセージ

となっていた


文明はこの難題を

未だに

そしてこれから先も

乗り越えることが

まったくできない

エネルギー保存則は

消費することができないのが

エネルギーなのである



そう断定した


それが温暖化現象の

本質なのだが

だれも正しく問題を

認識することができずにいる


地下資源を燃やして

電力や動力を生み出してきた

という文明の歴史が

消費できないエネルギーを

大量生産し

エントロピーを増大させたその結果

である乱雑系をひたすら積み上げ

地球大気の平均気温

着実に高め続けさせている


エネルギーが不滅である

というその事実

に先ず気付く

ということが

この惑星の

分かれ道
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