こ と の 端

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制 度 疲 労

2009-02-01 07:34:11 | Weblog
ながい 永い 錯誤の時代が続いたあとで

人類は やがて目覚めのときを迎える


認識が陥っていたその過誤に関する事実の存在に気づいたとき

静かなる覚醒が 唐突に訪れる


誤謬のすべては 認識の誤りに宿っていた

真実をみることができていたなら

地球が温暖化し続けるようなことは そもそも 

おきることはなかったのだ


温室効果を止めることができないという積年の現実は

問題が正しく見えていないということを示す指標であった


経済システムのあり方がドル経済圏に信用収縮をもたらしたように

エネルギーシステムを固守し続けている文明が

地球全域を日々温めて 

イノチあるもののすべてを葬り去ろうとしている


気候の変動はその予兆であった


異常気象は年々凶暴化する一方で 少しも衰えようとしない

文明が 電気と自動車を大量生産する時代を容認しているかぎり

自然界からの報復をあらゆる生命は受けるのだ



経済システムの破綻は

短期間で最悪の結果を世界中の労働者に与えることとなった

熱エネルギーの大量生産は 

地球環境そのものに緩慢な変化を与えるようになった

それでも

人類は石油系資源の採掘から離れることができずにいる



気候の変動は このところ 急峻な増悪を地表にもたらしつつある

エコシステムが狂いはじめているため

淘汰される生命の数は

これから

どんどん増加するという段階に到達する

臨界を超えたとき

文明は ほぼ一瞬で 

ほろぶ


システムそのものが変更を迫られるようになったとき

変化は 有無を言わさず厳として眼前に立ち現れる

有効な温暖化対策を打ち出すことを避けてきた人類は

このままの状態が続いているあいだ

絶滅種危惧種というグループに分類されていなければならない


原因を構成した者は 結果を引き受ける義務がある

だが

いまなら

まだ 間に合う


システム全体にかかっている負圧を取り除くことこそが

文明が進化するためのチェックポイントであった

この機会をとらえることができるなら

困難だった平和の実現が

可能に なる


繁栄をその手段とすることによって 
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