こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

問 題 の 質

2020-10-25 09:34:16 | Weblog
天然ガスを大量に燃やす

という生活に欠かせない

その行為の全体が

二種類の温室効果ガスを

同時に生み出す結果を招き

温暖化を推し進めて

気候変動を生み出している


CO2が温室効果を持つガス

が原因となって起きたものであることは

言うまでもないことだ

だがこれまで問題視されていなかった

気体の水

である水蒸気にも

それ以上の温室効果能力

があることを承知しているひとは

とても少ない


蒸気機関が沸騰させた水がもつ

熱水蒸気を大気中で生み出してきた事実

が産業の近現代化の推進力となり

石炭にとってかわった天然ガス

の大量生産と大量消費が

地球のいたるところで

行われるようになったことから

天然ガスを燃やせば燃やすほど

熱で気化した二種類の温室効果ガス

を文明社会が

自らの手で

同時に

生み出すという結果を招いた


気候変動が止まらずにいる

ということが

異常な規模にまで既に達した

豪雨災害が

世界中で発生するようになっていて

地表におかれた山は

一部で押し流されて形を崩し

流れる川の水は止めどなく高まり

流域の途上で或いは決壊し

氾濫を引き起こして

流域のすべてを

水面下に沈めてしまう

経過がそこら中で起きている


自然の条件の下で生まれた

飽和水蒸気であるのなら

降水密度が高まることは決してなく

適度な降雨で人と植物を

共に広域で潤す


文明はその後

一貫して地下資源を大量に燃やし

その熱が生む人工の水蒸気で

電気を作ったり

自動車を走らせたりして

産業を賦活して

経済を成長させてきた


こうしてとても便利な生活

を手に入れて豊かになった結果として

人類がそのツケを

いま

支払うよう

自然界から請求書を突き付けられる

事態となった


文明の進化が

温暖化と引き換えの真価であった

ということとは知るすべもない

指導体制のすべては

せっせと地下資源の消費行為に

勤しんでいたというその過去の事実が

人工的に作られた温室効果ガス

である気体の水を際限なく

合成することとなり

降水量の異常な増加を導いて

人類の生活圏を異常気象が脅かす

という循環型の気候変動が定着し

それが募って止まらなくなった

ということが気候危機という表現を

国連がとらざるを得なくした


CO2の温室効果は

夙に知られているのだが

気体の水である水蒸気の温室効果

は国連が要素として

初めから除外していた

というその経過が

禍のそもそもの根源となっている


このとき国連が犯した

判断の過ちというものが

温暖化の原因はCO2以外にない

と決めつける結果が

地球全土へと広まった


このとき捨象されてしまっていた

熱水蒸気こそ

気候危機を圧しつけた

たった一つのその理由


CO2は空気より1.5倍も重いため

大気圏内にとどまっていることが

ようするに

できない

空気よりはるかに重いCO2には

大気圏を温める能力が

はじめからなかったのだ

その事実を誰も確かめていなかった


国連に関わっている知識人たちが

CO2がもつ温室効果で

温暖化の唯一絶対の原因となった

と断定してしまっていた

ということが

世界中を巻き込んで

気候変動枠組み条約を締結させることとなり

CO2削減運動を

一斉に始めたのだったが

その効果はまったくなかった


世界を巻き込んで実施した

地球規模の環境復元運動で

CO2削減行動は成果なきものとなり

大気中のCO2をその後も

増やし続けて今がある

という事実が確定したことにより

COP25でパリ協定へのシフト

を図ったものの

合意形成にしくじって

そのまま時間切れとなって頓挫した


大気中に漂っているCO2は

たったの400ppmでしかなく

飛行機のエンジンから吐き出されたもの

以外に考えることができない

空気より比重が重いガスのすべて

は上昇する能力を失っているからだ


輻射熱によってできた飽和水蒸気は

自然条件という出自の故に

気候変動とは関係がない

洪水を惹起してきたのは

高密度の集中的に降った大量の雨

自然が作り出したものではない

人工的に生まれ出た合成されたこの水

を作り出している仕組みの増加

以外に

降水密度の増加を説明できる

理由は一つとして存在しない

CO2が増えていながらも

雨を降らせる蒸気の生産が

維持されているということに

合理的な説明は未だに不在


気候変動とCO2の間には

因果関係もなければ

相関関係もないということなのだ


国連が主導してCO2削減

に努めていながらも

COP25へと至る四半世紀

を超えた無駄な時間と費用だけが

損失の規模を徒に高くした


国連の判断の拙さが禍いとなり

気候変動は気候危機へと昇格し

経済成長は無駄な資本投下の継続で

有効需要を悉く失って低迷しつづけ

デフレ経済への一斉転落を

世界的な規模で推し進めてきた


天然ガスを長期間燃やし続けてきた

ということが自然界になかった

人工的に作られた大量の水分子

を合成し

異常な規模の降水を地表に与え

自然災害を年ごとに狂暴なものにし

社会資産と生命の多様性を

国連が犯した判断ミス

を足掛かりとして

自然災害が強引に奪い去る

という共通の経過を

地球全域に圧しつけた


気候危機を確実に止めるためには

人工的に作り出した大量の水を

生み出さないようにしなければならない


天然ガスを燃やし続けている限り

気候危機はとまらずに

これからも着実に進み続ける


有効な方法は再生可能エネルギーと

最先端科学技術の粋

である超電導応用技術の実用化

以外に実現可能な方法は

いまのところ見当たらない


熱核融合炉は遠い目標でありつづけ

高温ガス炉の研究開発もまた

目前の壁を乗り越えられない

ままでいる


送電系統のループ化は

実践可能な有望な方法なのだが

電力業界はその実現を最後まで

隠し続ける理由をもつ

この方法に技術的な課題はなく

切羽詰まれば動き出すだろう

先を急ぎたくない電力業界が

その実現を

これまでのようにして

できる限り温存して引き延ばす


再生可能エネルギーに

火力発電方式を淘汰する能力はなく

そのためにCO2削減運動を

失敗に終わらせたのみならず

日本では電力の受益者が

無駄な投資となっている

太陽光賦課金の支払いを強要され

電力会社の損失を

国民すべてが補填する制度と化した


このため強制的な現金徴収で

国民の可処分所得

を奪って消費市場の活性化を失った

電力業界の無駄な買い取り制度の

国による義務化が

国民に損失を埋め合わせさせる

こととなっている展開を

誰一人として不審に思うこともなく

従順な姿勢で支払いに応じている

国民の無知と寛容に

国と官僚が漬け込んでいるその

姿が浮き彫りとなって見せている

醜悪なその姿に目を瞠れ


再生電源が増えたその分だけ

化石燃料の消費が減った

とする事実は一切ない

世界中でCO2削減が実施されている

筈だと思い込んでいるだけだったのだ

実際にCO2が減った事実があるのなら

パリ協定は存在する意義を

その場で失っていた


気候危機は国連が陥った

錯誤

が生み出したものに相違なく

まったく減っていなかったCO2

がその証拠を世界に対して

示しているということなのだ

問題はきわめて単純であり

本質に気づきさえすれば

課題を軽決するための時間は

まったく不要


そのためには錯誤の事実

に気づくことこそが

最大の急務
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