物価の上昇を図るためには
消費者の購買意欲を
高めることができなければならない
国民が積極的な買い物ができるような
経済環境を
国が整えてやる
という必要があった
その順当な方法を超越して
物価目標を単に定めることにより
その実現を目指さそうとしても
それは軋轢を増加させ
損失となる部分を徒に
増やすだけのこと
購買の意思決定権をもつ消費者の
意欲に火が点もっていなければ
消費動向は活性化せず
単にものの値段だけが上がって
通貨価値が反対に下がる
というインフレという状況を引き起こす
政策で消費を新たに促すためには
所得の予期以上の増加と
その持続とが
保証されたもの
となっていなければ
ならない
消費があって
生産がある
この逆は
合理ではない
購買意欲が高まるからこそ
生産意欲と販売意欲とが
刺激されるメカニズム
膠着状態に陥ったデフレから
抜け出す有効な道は
ただ一つ
国民所得の増加をおいて
他にない
物価だけを引き上げたところで
所得の増加が追随してこなければ
消費サイクルを形成することは
できない
国民がインフレ圧力を受けて
疲弊するだけのこと
経済に関する基礎的な知識に基づかない
不正な判断は
すべて誤った結果を導く
経済理論だけで景気を刺激できる
とする姿勢は評価に値するほど勇壮なものではあるが
尊大であり
かつ無謀であるという二つの点に於いて
有害である
といわざるを得ない
空前の暴挙となることが分かっている措置を
絶後のものとするための教訓としなければ
時間と資本の無駄を重ねて
国民の暮らしを
意味もなく圧迫した
というだけのことになる
日本経済に於いて
金融を緩和する余地は既になく
その事実が失われた20年
というまことに粗末な期間を
国と国民とに
過ごすよう強いていた
実質的なゼロ金利が通用しなくなったということが
量的緩和の実施を急がせた
という経緯が厳として存在する
量的緩和の実施によって
デフレが希釈された事実はなく
却って負の螺旋を強める
という経過が残された
失われた10年
という国が学ぶための期間を
単に倍の20年へと増加させた
という点で
量的緩和の実施がもたらした弊害は
きわめて大きなものがある
その状態にある経済環境下で
無制限
かつ
無期限の金融緩和が
政策として実施されることになる
ということなのだから
日本の経済が受けるダメージの大きさは
計り知れないものとなる
それは自明のことなのだ
無効な経済対策を
これ以上続けていく余地はなく
余力はもはや残されていない
現実を正しく認識することができなければ
国はより一層
早く
劣化する
過去の事実を検証する
という役割に縛られた経済学の手法で
未来を規定することは
できないことだし
危険なことでもある
確定した要因を扱うケイザイ学者が
未確定の複合要因を完璧に無視したまま
蒼枯たる理論で
未来を創造することができる
と信じこんだとき
どのような変化が
この国に起きるのだろうか
現代史は政策判断の誤り
とその連鎖の記録で満ち充ちている
バブル経済を破裂させたのは
1989年10月に実施された
閣議での決定である
そこで了承された不動産融資に関する総量規制の
90年4月1日実施の合意が
失われた20年を生み出す
その起点となったそもそもの
原因
三月中に資産を整理することができた者だけが
バブル経済の崩壊から
半年間の猶予期間のあいだに
貴重な資産を守ることができた
だが
その事例は
極めて
希
また
理由のない侵攻作戦であった
2003年3月20日のイラク侵攻作戦の開始と
その後の戦闘への加担
という判断も
国会が無批判に下した認識の誤りが
関わっている
イラク戦争には大義名分などはなく
大量破壊兵器の配備については
その証拠が欠落し
完璧に不在という状態にあった
その事実は
当時の報道機関が繰り返し伝えており
ドイツとフランスの当時の首相が
共に
アメリカの暴挙に批判的であった
とする記録が公に残されている
更に郵政の民営化という政策も迷走を続け
その果てに
民営化阻止を標榜する国民新党を
この度消す
という無様な経過を生み残すこととなったのだった
民主党政権の見識不足は
前自民党政権より
顕著なものとなっていた
そのことが
国と国民に大きな負担を与えただけでなく
消費税を増税するための下地づくりを
急がせることともなったのだった
デフレが深刻化している現在
消費を抑制する意味を持つ課税強化を
実施することほど
愚かな政策はほかにない
消費税の撤廃
という政策への転換であるのなら
デフレからの脱却は可能だといえる
税率の段階的強化を前提とした
官僚寄りの無謀な政策は
この国のデフレ経済を
より強固なものにするだけなのだ
列記したこれら一連の政策は
すべて誤ったものだった
更に止まらない温暖化を放置し
旧態依然たる環境政策を
慣例的に
継続してきたそのために
有効需要をまったく生み出すことなく
損失の増大というプロセスを
今も尚
続けていなければならなくなった
その不明を恥じる選良は
今にして
皆無
政策判断の誤りは
思考力を養おうとせずに
ひたすら効率化を目指してきた
教育制度の到達点
マークシート方式の便益に頼ってきた
教える側の身勝手な論理が生んだ
知育に偏重したこれまでの教育姿勢が
もたらしたもの
それ以外のなにものでも ない
当事者たちのすべてに
自覚症状などはなく
そのことが
新たな判断の誤り
を国家の胎内に孕ませるよう
盤踞する構造体となって
動かし難く
機能するほどまでの状態になっている
問題の本質を察知した優れた認識は
系外へとスピンアウトする道を選び
弊習に関わることを
自らの意思で避けようとする道を
選び取った
健全な意識体であればあるほど
劣悪なシステムにコミットすることを
避けるものなのだ
それが健全性を担保する
その
なによりの証明となっている
教育は民主主義を劣化させてきた母体
正しくない判断に賛成しよとする多数存在は
それが数的に増加するにつれて
民主制度を自らの手で貶める
平均値の低下は
判断を誤る勢力の増加を通じて
国民の暮らしに
直接作用する
民主主義とは劣化するシステム
であることを意味する
新政権が掲げた脱デフレという目標を
実現させるための手段とされた
有効性を保証されていない
金融緩和の次元を超えた実施
という抽象的な行動が
国民の健全性を賦活する
反面教師となるならば
せめて
幸いとしなければなるまい
消費者の購買意欲を
高めることができなければならない
国民が積極的な買い物ができるような
経済環境を
国が整えてやる
という必要があった
その順当な方法を超越して
物価目標を単に定めることにより
その実現を目指さそうとしても
それは軋轢を増加させ
損失となる部分を徒に
増やすだけのこと
購買の意思決定権をもつ消費者の
意欲に火が点もっていなければ
消費動向は活性化せず
単にものの値段だけが上がって
通貨価値が反対に下がる
というインフレという状況を引き起こす
政策で消費を新たに促すためには
所得の予期以上の増加と
その持続とが
保証されたもの
となっていなければ
ならない
消費があって
生産がある
この逆は
合理ではない
購買意欲が高まるからこそ
生産意欲と販売意欲とが
刺激されるメカニズム
膠着状態に陥ったデフレから
抜け出す有効な道は
ただ一つ
国民所得の増加をおいて
他にない
物価だけを引き上げたところで
所得の増加が追随してこなければ
消費サイクルを形成することは
できない
国民がインフレ圧力を受けて
疲弊するだけのこと
経済に関する基礎的な知識に基づかない
不正な判断は
すべて誤った結果を導く
経済理論だけで景気を刺激できる
とする姿勢は評価に値するほど勇壮なものではあるが
尊大であり
かつ無謀であるという二つの点に於いて
有害である
といわざるを得ない
空前の暴挙となることが分かっている措置を
絶後のものとするための教訓としなければ
時間と資本の無駄を重ねて
国民の暮らしを
意味もなく圧迫した
というだけのことになる
日本経済に於いて
金融を緩和する余地は既になく
その事実が失われた20年
というまことに粗末な期間を
国と国民とに
過ごすよう強いていた
実質的なゼロ金利が通用しなくなったということが
量的緩和の実施を急がせた
という経緯が厳として存在する
量的緩和の実施によって
デフレが希釈された事実はなく
却って負の螺旋を強める
という経過が残された
失われた10年
という国が学ぶための期間を
単に倍の20年へと増加させた
という点で
量的緩和の実施がもたらした弊害は
きわめて大きなものがある
その状態にある経済環境下で
無制限
かつ
無期限の金融緩和が
政策として実施されることになる
ということなのだから
日本の経済が受けるダメージの大きさは
計り知れないものとなる
それは自明のことなのだ
無効な経済対策を
これ以上続けていく余地はなく
余力はもはや残されていない
現実を正しく認識することができなければ
国はより一層
早く
劣化する
過去の事実を検証する
という役割に縛られた経済学の手法で
未来を規定することは
できないことだし
危険なことでもある
確定した要因を扱うケイザイ学者が
未確定の複合要因を完璧に無視したまま
蒼枯たる理論で
未来を創造することができる
と信じこんだとき
どのような変化が
この国に起きるのだろうか
現代史は政策判断の誤り
とその連鎖の記録で満ち充ちている
バブル経済を破裂させたのは
1989年10月に実施された
閣議での決定である
そこで了承された不動産融資に関する総量規制の
90年4月1日実施の合意が
失われた20年を生み出す
その起点となったそもそもの
原因
三月中に資産を整理することができた者だけが
バブル経済の崩壊から
半年間の猶予期間のあいだに
貴重な資産を守ることができた
だが
その事例は
極めて
希
また
理由のない侵攻作戦であった
2003年3月20日のイラク侵攻作戦の開始と
その後の戦闘への加担
という判断も
国会が無批判に下した認識の誤りが
関わっている
イラク戦争には大義名分などはなく
大量破壊兵器の配備については
その証拠が欠落し
完璧に不在という状態にあった
その事実は
当時の報道機関が繰り返し伝えており
ドイツとフランスの当時の首相が
共に
アメリカの暴挙に批判的であった
とする記録が公に残されている
更に郵政の民営化という政策も迷走を続け
その果てに
民営化阻止を標榜する国民新党を
この度消す
という無様な経過を生み残すこととなったのだった
民主党政権の見識不足は
前自民党政権より
顕著なものとなっていた
そのことが
国と国民に大きな負担を与えただけでなく
消費税を増税するための下地づくりを
急がせることともなったのだった
デフレが深刻化している現在
消費を抑制する意味を持つ課税強化を
実施することほど
愚かな政策はほかにない
消費税の撤廃
という政策への転換であるのなら
デフレからの脱却は可能だといえる
税率の段階的強化を前提とした
官僚寄りの無謀な政策は
この国のデフレ経済を
より強固なものにするだけなのだ
列記したこれら一連の政策は
すべて誤ったものだった
更に止まらない温暖化を放置し
旧態依然たる環境政策を
慣例的に
継続してきたそのために
有効需要をまったく生み出すことなく
損失の増大というプロセスを
今も尚
続けていなければならなくなった
その不明を恥じる選良は
今にして
皆無
政策判断の誤りは
思考力を養おうとせずに
ひたすら効率化を目指してきた
教育制度の到達点
マークシート方式の便益に頼ってきた
教える側の身勝手な論理が生んだ
知育に偏重したこれまでの教育姿勢が
もたらしたもの
それ以外のなにものでも ない
当事者たちのすべてに
自覚症状などはなく
そのことが
新たな判断の誤り
を国家の胎内に孕ませるよう
盤踞する構造体となって
動かし難く
機能するほどまでの状態になっている
問題の本質を察知した優れた認識は
系外へとスピンアウトする道を選び
弊習に関わることを
自らの意思で避けようとする道を
選び取った
健全な意識体であればあるほど
劣悪なシステムにコミットすることを
避けるものなのだ
それが健全性を担保する
その
なによりの証明となっている
教育は民主主義を劣化させてきた母体
正しくない判断に賛成しよとする多数存在は
それが数的に増加するにつれて
民主制度を自らの手で貶める
平均値の低下は
判断を誤る勢力の増加を通じて
国民の暮らしに
直接作用する
民主主義とは劣化するシステム
であることを意味する
新政権が掲げた脱デフレという目標を
実現させるための手段とされた
有効性を保証されていない
金融緩和の次元を超えた実施
という抽象的な行動が
国民の健全性を賦活する
反面教師となるならば
せめて
幸いとしなければなるまい
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