この国に於ける根源的な問題
である財政赤字の果てしなき累増
という未解決の課題
とそれが導く経済全域に亘る
その本質を成す要素成分は
国債の利払いを巨額化し
金利の誘導目標を
マイナスへと強い力で
制御した
2%というインフレ目標を
事前に設定しておきながら
金利の上昇を
日銀に回避させ
デフレ経済という名の
重力圏からの脱出
を見はてぬ夢へと追いやった
小さな数値に過ぎない
目標水準の達成が
五年に及ぶ年月
を経ていながら
成果を得ることが
未だにできない
国の判断エラーによる多大なる損耗
が
国民へとこうして残された
金利の上昇を抑制する目的で
国債の買いとり実績を
債券市場に於いて
鋭意積み上げ
金利の低下を誘導するその一方で
株式市場に於いては
年金と日銀などの勢力による
買い出動で相場を賑わせ
市場の実績を根拠不明のまま
高値方向へと
率先して誘導しているその行為こそ
株価のソコアゲを支援して
損失を背負わせる動因
となって国民に遅れて作用する
GDPのコンマ以下
のレベルに過ぎない
ささやかな継続的な上昇
を根拠に
日本経済の成長を
株価が証明している
というコンセンサスを
成り立たせようとして
経済実勢を反映していない
複数の相場を足掛かりに
デフレ脱却の根拠にしようとする
その悪戦苦闘ぶりを
五年以上実施し続けていながら
インフレ目標の達成実現を
宣言できない状況を
自らの手で与えている
その姿はあはれ
インフレ目標を物価目標と言い換え
批判をかわそうとした
ということが
金利の上昇を伴わない
インフレの実現
というキッカイな論理で
異次元緩和の継続
を選択せざるを得なくした
ことの顛末は
経済政策として採用される直前
13年の段階で
既に明瞭なものとなっていた
結果の分かっていることを
意図的に実施した
という経緯を
経済史へと刻み付けた
目論見が果たすべき成果が
一向に見えてきていない
という粗末なこの現実こそ
明白な客観的証明
同じ病を抱えていたFRBは
緩やかな出口戦略を実施し
デフレからの圏外脱出に踏み切っても
日銀は現状の継続を維持すること
しか
できずにいる
最初のボタンを掛け違えた
ということが
五年の歳月を無為に費やすきっかけとなり
相変わらずそこから抜け出すことが
できなくさせたそのたった一つの理由であった
財政と金融を包摂する
政策判断の明らかな失敗を
消費増税で埋め合わせようと謀った
その特定の傾斜が
インフレ目標の達成を遠ざけた
経済認識能力に欠けた政策判断のあれこれ
がこの五年間で
繰り返し証明されている
毎年80兆円の流動性を
市中へと注入しておきながら
何もなかった
では済まされまい
選良と官僚とによる
野合の果てに
日本経済に強い負圧
をかけていること
を何一つ考慮しないまま
禁じ手である赤字国債の
条件付き単年度発行を
長期間継続しつづけてきた
ということが政府債務の山を
高からしめた
時限立法という応急措置を
常套手段へと切り返す手法で
繰り返し続けてきた
ということが
千兆円を優に突破した
債務規模の累増の結果
となって国民へと
残された
国民が負った債務でないことは
いうまでもないことだ
政策判断を誤認した第一当事者
である選良と
第二当事者である官僚機構とが
国民に背負わせた負債の返済
にすべての当事者が関わることを避け
責任のない納税義務を賦与された
無辜の国民に担税賦課を強化して
自らの責任を免れようとしたのが
悪名高いあの消費増税
という名称で知られる
余りにも不毛な下卑た選択肢
高度化を極めた高等教育は
知識階級から批判精神を奪い
問題の本質を韜晦しながら
病状を緩慢に悪化させ続けている
バブル経済の崩壊は
要するに
国会の不首尾がその起源
失われた十年を
倍の二十年へと拡張したのも
国会の成員による
経済認識能力の不在
が禍となって作用した
その結果
巨大化した累積債務の重さ
というものが
金利の上昇を忌避する風土を成り立たせ
増税で対応したがる
官僚に固有の風潮を生み育て
自らは責任をとらない
とする体質へと変容させてきた
過去の経緯に由来する
責任転嫁
己の不始末を理解することが
未だにできていない
選良と官僚の双方が
金利の上昇を妨害して
インフレシフトを積極的に
阻んでいる
このような訳で
日本経済がデフレから抜け出す機運
の到来は
ほぼ永遠に失われてしまった
と言わざるを得ない
インフレの定義は
貨幣価値の下落を意味する
物価が高くなったのは
確かに通貨価値の毀損
を表す指標ではあるのだが
金利の上昇が帯同していないのなら
貨幣価値の総体的下落
であることを意味しない
これがインフレ目標を
物価目標へと言い換えさせた
その理由
政府日銀の姿勢と
その変化を無批判に受け入れてきた
抽象名詞としての知識階級に
共通にみられる
有害なバイアスの起源
既に行き詰っている
この国の指導体制の欠陥
を健全化し
是正による有益化を図るためには
判断能力が試される部分
または全体を
AI化する以外に
有効な道はなかろう
私心なき指導体制の存立
こそが
国民の真の利益
日本の国家予算は
毎年の補正を加えた段階で
100兆円に達する規模
アメリカの国家予算の規模は
日本のほぼ五倍
人口比でみると
日本の人口は於一億二千万人
であるのに対し
アメリカのそれは三億二千万人
予算規模の違いには
機軸通貨発行権のもつ
特殊な権能とそれに付随する役割が
共に貢献している
ローカル通貨に過ぎない円の発行権
でFRBの後に続こうとするのは
いかにも無謀かつ無軌道
ここに問題認識能力の差
が大きく関わっている
異次元緩和は覚醒剤のごときもの
一度手を出すと
意思の力では
止められなくなる
問題の所在を知らない馬鹿者が
賢しら顔でよく嵌りこむ
世界がこれ
嗜癖となった習慣は
ただ単に
有害な結果だけを
そこへと残す
金融政策と経済政策との
重複した失敗の
政府と日銀双方による実例は
当事者に於いて
その責任をとるよう
指導体制の延長
という結果を確定させる
失敗の連鎖
が生み出した明らかに異常な
金融緩和政策の
異次元規模の
力任せの長期的介入は
そこに関わった者の
敵前逃亡を許さない
という方向で落着する
である財政赤字の果てしなき累増
という未解決の課題
とそれが導く経済全域に亘る
その本質を成す要素成分は
国債の利払いを巨額化し
金利の誘導目標を
マイナスへと強い力で
制御した
2%というインフレ目標を
事前に設定しておきながら
金利の上昇を
日銀に回避させ
デフレ経済という名の
重力圏からの脱出
を見はてぬ夢へと追いやった
小さな数値に過ぎない
目標水準の達成が
五年に及ぶ年月
を経ていながら
成果を得ることが
未だにできない
国の判断エラーによる多大なる損耗
が
国民へとこうして残された
金利の上昇を抑制する目的で
国債の買いとり実績を
債券市場に於いて
鋭意積み上げ
金利の低下を誘導するその一方で
株式市場に於いては
年金と日銀などの勢力による
買い出動で相場を賑わせ
市場の実績を根拠不明のまま
高値方向へと
率先して誘導しているその行為こそ
株価のソコアゲを支援して
損失を背負わせる動因
となって国民に遅れて作用する
GDPのコンマ以下
のレベルに過ぎない
ささやかな継続的な上昇
を根拠に
日本経済の成長を
株価が証明している
というコンセンサスを
成り立たせようとして
経済実勢を反映していない
複数の相場を足掛かりに
デフレ脱却の根拠にしようとする
その悪戦苦闘ぶりを
五年以上実施し続けていながら
インフレ目標の達成実現を
宣言できない状況を
自らの手で与えている
その姿はあはれ
インフレ目標を物価目標と言い換え
批判をかわそうとした
ということが
金利の上昇を伴わない
インフレの実現
というキッカイな論理で
異次元緩和の継続
を選択せざるを得なくした
ことの顛末は
経済政策として採用される直前
13年の段階で
既に明瞭なものとなっていた
結果の分かっていることを
意図的に実施した
という経緯を
経済史へと刻み付けた
目論見が果たすべき成果が
一向に見えてきていない
という粗末なこの現実こそ
明白な客観的証明
同じ病を抱えていたFRBは
緩やかな出口戦略を実施し
デフレからの圏外脱出に踏み切っても
日銀は現状の継続を維持すること
しか
できずにいる
最初のボタンを掛け違えた
ということが
五年の歳月を無為に費やすきっかけとなり
相変わらずそこから抜け出すことが
できなくさせたそのたった一つの理由であった
財政と金融を包摂する
政策判断の明らかな失敗を
消費増税で埋め合わせようと謀った
その特定の傾斜が
インフレ目標の達成を遠ざけた
経済認識能力に欠けた政策判断のあれこれ
がこの五年間で
繰り返し証明されている
毎年80兆円の流動性を
市中へと注入しておきながら
何もなかった
では済まされまい
選良と官僚とによる
野合の果てに
日本経済に強い負圧
をかけていること
を何一つ考慮しないまま
禁じ手である赤字国債の
条件付き単年度発行を
長期間継続しつづけてきた
ということが政府債務の山を
高からしめた
時限立法という応急措置を
常套手段へと切り返す手法で
繰り返し続けてきた
ということが
千兆円を優に突破した
債務規模の累増の結果
となって国民へと
残された
国民が負った債務でないことは
いうまでもないことだ
政策判断を誤認した第一当事者
である選良と
第二当事者である官僚機構とが
国民に背負わせた負債の返済
にすべての当事者が関わることを避け
責任のない納税義務を賦与された
無辜の国民に担税賦課を強化して
自らの責任を免れようとしたのが
悪名高いあの消費増税
という名称で知られる
余りにも不毛な下卑た選択肢
高度化を極めた高等教育は
知識階級から批判精神を奪い
問題の本質を韜晦しながら
病状を緩慢に悪化させ続けている
バブル経済の崩壊は
要するに
国会の不首尾がその起源
失われた十年を
倍の二十年へと拡張したのも
国会の成員による
経済認識能力の不在
が禍となって作用した
その結果
巨大化した累積債務の重さ
というものが
金利の上昇を忌避する風土を成り立たせ
増税で対応したがる
官僚に固有の風潮を生み育て
自らは責任をとらない
とする体質へと変容させてきた
過去の経緯に由来する
責任転嫁
己の不始末を理解することが
未だにできていない
選良と官僚の双方が
金利の上昇を妨害して
インフレシフトを積極的に
阻んでいる
このような訳で
日本経済がデフレから抜け出す機運
の到来は
ほぼ永遠に失われてしまった
と言わざるを得ない
インフレの定義は
貨幣価値の下落を意味する
物価が高くなったのは
確かに通貨価値の毀損
を表す指標ではあるのだが
金利の上昇が帯同していないのなら
貨幣価値の総体的下落
であることを意味しない
これがインフレ目標を
物価目標へと言い換えさせた
その理由
政府日銀の姿勢と
その変化を無批判に受け入れてきた
抽象名詞としての知識階級に
共通にみられる
有害なバイアスの起源
既に行き詰っている
この国の指導体制の欠陥
を健全化し
是正による有益化を図るためには
判断能力が試される部分
または全体を
AI化する以外に
有効な道はなかろう
私心なき指導体制の存立
こそが
国民の真の利益
日本の国家予算は
毎年の補正を加えた段階で
100兆円に達する規模
アメリカの国家予算の規模は
日本のほぼ五倍
人口比でみると
日本の人口は於一億二千万人
であるのに対し
アメリカのそれは三億二千万人
予算規模の違いには
機軸通貨発行権のもつ
特殊な権能とそれに付随する役割が
共に貢献している
ローカル通貨に過ぎない円の発行権
でFRBの後に続こうとするのは
いかにも無謀かつ無軌道
ここに問題認識能力の差
が大きく関わっている
異次元緩和は覚醒剤のごときもの
一度手を出すと
意思の力では
止められなくなる
問題の所在を知らない馬鹿者が
賢しら顔でよく嵌りこむ
世界がこれ
嗜癖となった習慣は
ただ単に
有害な結果だけを
そこへと残す
金融政策と経済政策との
重複した失敗の
政府と日銀双方による実例は
当事者に於いて
その責任をとるよう
指導体制の延長
という結果を確定させる
失敗の連鎖
が生み出した明らかに異常な
金融緩和政策の
異次元規模の
力任せの長期的介入は
そこに関わった者の
敵前逃亡を許さない
という方向で落着する
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