温暖化という環境異変
を引き起こしたのみならず
防止することさえ何一つできずに
放置容認して佇立したまま
自然災害の襲来に
ただ耐えて過ごすことしか
できなくなった文明の末路
を想定するのは タヤスイ
そもそもの原因
が火力発電という方式にあることを
よく承知していながら
減らす努力を怠らず
過ごしてきたのだったが
結果をみると逆だった
温室効果ガスの濃度は
ひたすら高まっていたのだ
文明のレベルは
実のところ
この程度
昨日は子供たちによる
世界規模のデモが敢行された
はじめての金曜日
温暖化が生んだ危機的なこの状況
に対する一斉抗議が
報道によると
400万人規模
に達したということだ
気候変動は一向に収まらず
行き場を失って
追いつめられたこの状況に
これからの未来を生きる
ことになっている若年層が
一斉に立ち上がった
という記念となる最初の行動が
歴史へとこうして刻み付けられた
期待された再生可能エネルギー
の大量導入を行っていながら
CO2の大気中濃度は
却って大幅に増えていた
という虚しい現実と遭遇し
排出量を
ゼロ%にまで
速やかに減らさなければならない
という決断を下さざるをえなかった
指導階層が判断停止に陥てしまい
悪化する一方となった現実
を為す術もなく
眺めているその姿
とは対照的な運動が
このとき初めて産声をあげた
新しく設定された
パリ協定と呼ばれる
急拵えのとってつけたような枠組み
の登場こそが
これまでに推し進めてきた
あらゆる温暖化防止対策
がまったくの無効であった
ということをよく物語る
過去の失敗を点検することなく
検証も怠っていた
というこれまでの姿勢のあり方
が温暖化を止まらないよう
仕向けていた
問題の所在に気付けば
対応する方法を
特定することはできていた
判断を避けたまま
無為に過ごしてきた長い時間
が地表に気候変動という
禍を連れてきた
京都議定書が失敗に終わってから
目標の設定値
だけを急いで変えたところで
問題の根源
を温存することにしか
ならない
ここが誰にも
理解できていなかった
温室効果ガスの削減目標を
高めて実効性が不在のまま
であるのなら
同じ失敗を繰り返すことにしかならない
有害なガスを実際に減らす
ための具体的方法
が見えていなければ
どのような成果も得られない
プロセスに課題を残したまま
削減目標だけを高めたところで
どのような成果
も得られないことは
これまで度々実証されてきた
失敗した過去の経緯に学ばなければ
成功は覚束ない
CO2の着実な増加
は問題認識能力
に潜む欠陥の本質
を訴えていたのだ
温室効果ガスの排出量
を減らせずにいる
ということがその濃度を高めさせている
という現況の拙さこそ
が世界各地に異常気象を発生させ
自然災害を狂暴化して
被害をより甚大なものにする
経済的な損害が増えれば
成功による利得は
同じ比率で自動的に減るばかり
2011年三月の地震による津波
で原発が水素爆発を引き起こした
あの時から
火力発電所にかかる負担
の割合が急増し
地下資源を大量に燃やしてきた
そのことこそ
二種類の温室効果ガス
つまり二酸化炭素と水蒸気とを
同時大量に
大気中へと放出することになったのだった
二酸化炭素は大気全体を温め
水蒸気は地表の熱を
上空へと移動させてそこで保つ
という効果を生む
地下資源の主成分がメタンである
ということが
CO2を一つ生み出すと同時に
H2Oを二倍に増やして放出する
という結果を火力発電所が
必然的に生みだしている
これに低気圧という上昇気流が
加わることで
海面で生じた水蒸気と重なって
地表付近で雨雲の密度を
より高める
気体の水である水蒸気は
上空の寒気に触れると凝固し
重さを得て地表へ落ちる雨となる
水蒸気の温室効果はそこで消えるが
CO2はそのまま残る
紫外線が分解する濃度を超えたときから
CO2の温室効果が
募り始めた
降水密度が急速に高まったのは
火力発電所が吐き出した水蒸気
の割合が
CO2の二倍
も高くなっていたからに他ならない
地表へと集中的に落下するようになった
未曽有の大雨は
万物を押し流すエネルギー
となって海洋へと至り
そこで落ち着く
世界規模で進んでいる
火力発電所の増加という傾斜は
地下資源の燃焼を量的に拡大しながら
炭素Cの酸化物であるCO2と
水素Hの酸化物であるH2Oとを
同時大量に
大気中へと放出する
問題の本質
はメタンの組成が
CH4であるというその点にある
一つしかない炭素Cは
大気中の酸素と結びついて
CO2を一つ作ったと同時に
四つある水素Hもまた
同様に大気中の酸素O2
と結びつき
H2Oを倍の二分子つくりだす
この差が気温の上昇に先立って
降水量を異常な規模
へと増やしている
降水密度の異常な増加は
原発が止まっていた2011年から
頓に目立つようになっていて
降水密度の極端な上昇が
土砂災害の規模を一層拡大させる
という強い傾斜を生み出した
温暖化現象の根源にあるのは
火力発電というその方式なのである
交流電流による長距離高圧送電
というその方法が
地下資源の絶えざる燃焼
を必要不可欠なものにした
何故なら
交流電流の本質が
周波数にあったからである
磁石には南極と北極があり
それがつくる磁場を
一定の周期で変化させてやることによって
揺らぎのない
安定した周波数を引き出している
交流電流とは
この周波数で成り立っているもののこと
交流電源は
回転数を一定に保つことによって
磁場変化が生む起電力を
安定的に高めている
周波数を常に安定化
させておかなければならない
という制約のあることが
交流電流を精密に制御することを
電力会社の義務とした
周波数変動が送電する際の障害となる
ことが分かっていたからに他ならない
安定性を失った周波数が
電力の品位を損うと
電気的な微細な制御が不可能となる
世界的に評価されている日本品質の高さとは
周波数を安定的に維持している
電力会社の努力と功績の賜物なのだ
ところが
この周波数を一定に保っているその行為が
温暖化防止対策ではCO2削減の邪魔をする
発電機の回転数を落とせば
周波数が低下してしまうからである
電力会社では発電出力を減らすことが
まったくできなくなっていた
再生可能エネルギーを大量に増やしても
発電所の電源の回転数を減らせなければ
地下資源の消費量に変化はでない
つまり温室効果ガスの排出量を
まったく減らすことができなくなっていた
ということだったのである
これが京都議定書を失敗に終わらせ
パリ協定も同じ結果へと
突き落とすことになる理由
先週関東地方に上陸した台風15号は
千葉県に停電の被害を
集中的に発生させた
異常気象の原因が温暖化にあり
それが火力発電所の影響の結果である
ということが確定した事実となっている以上
火力発電所が生みだした
二種類の異なった温室効果ガス
が低気圧を発達させて
台風へと成長させただけでなく
高圧の送電鉄塔さえ押し倒し
多くの倒木が電信柱を薙ぎ倒し
低圧の配電線から
電力を輸送するための機能
を根こそぎ奪い去り
その復旧を執拗に遅らせて
総てのインフラを
機能不全へと陥れた
被災地ではこのようにして
原始生活に戻ることを
余儀なくされた
文明生活に欠かすことのできない
豊かな電化生活を確立した
ところまではよいとして
その達成条件を満たすための
発電行為が
温室効果ガスを大量生産することとなり
住宅を破壊すると同時に
停電を長期化させた
温暖化の原因となっている火力発電所が
気候変動という結果を引きよせ
生活に欠かせないインフラを
一瞬で麻痺させた
火力発電という方式が温存されている限り
気候の変動は悪化の一途を辿り
文明生活にさまざまな予期せぬ変化
を強引に押し付ける
今回の台風被害は
自家発電装置を常備する
必要がすべての家庭にある
ということを教えたのだが
火力発電方式の罪を問う
ことを留保した
商用電源に依存している以上
いつ何時不測の事態に陥るか分からない
という心構えが必要となる
教訓となったのは
地下資源に頼らない小型の電源
を可及的速やかに
国が開発しなければならない
ということであろう
そのための方法はたくさんある
システム化するその方法の違い
に着眼すれば
温室効果ガスを生まずに
しかも環境性能が高く
かつエネルギーコストの最も低い
環境電源の供給が
可能となる
既存の有害な方法に頼ってばかりいた
というそのことが
環境投資を無駄にして
社会資産を失わせ
経済成長も引き出せなくして
経済のデフレ化を急がせた
国がやるべきこととは
地下資源を用いない
環境電源の速やかな開発
と供給なのである
省益の確保と党益の確保に
うつつを抜かしていた
というこれまでの政策判断にみられる
エスタブリッシュメントが陥りやすい
牢固たる旧弊な思想が
温暖化による風水害を異常なレベル
へと短期間で押し上げた
再生可能エネルギーの使い方に
未解決の課題があった
ということに気付けば
合理的なシステム構築の気運
は勝手に高まる
利益共同体が陥った思考のバイアスが
止まらない温暖化を生みだした
地下資源を永年に亘って燃やしてきた
ということが
気候変動を急がせた
発電出力を制御できない商用電源のあり方
が地下資源の大量輸入を減らせずに
降水密度の異常な増加を
世界規模で生き起こす
重大な結果を生んだ
日本が輸入している石油が
ホルムズ海峡で滞るようになったとき
地下資源以外の方法で
電力を確保するための技術開発
を急ぐようになるのだろう
を引き起こしたのみならず
防止することさえ何一つできずに
放置容認して佇立したまま
自然災害の襲来に
ただ耐えて過ごすことしか
できなくなった文明の末路
を想定するのは タヤスイ
そもそもの原因
が火力発電という方式にあることを
よく承知していながら
減らす努力を怠らず
過ごしてきたのだったが
結果をみると逆だった
温室効果ガスの濃度は
ひたすら高まっていたのだ
文明のレベルは
実のところ
この程度
昨日は子供たちによる
世界規模のデモが敢行された
はじめての金曜日
温暖化が生んだ危機的なこの状況
に対する一斉抗議が
報道によると
400万人規模
に達したということだ
気候変動は一向に収まらず
行き場を失って
追いつめられたこの状況に
これからの未来を生きる
ことになっている若年層が
一斉に立ち上がった
という記念となる最初の行動が
歴史へとこうして刻み付けられた
期待された再生可能エネルギー
の大量導入を行っていながら
CO2の大気中濃度は
却って大幅に増えていた
という虚しい現実と遭遇し
排出量を
ゼロ%にまで
速やかに減らさなければならない
という決断を下さざるをえなかった
指導階層が判断停止に陥てしまい
悪化する一方となった現実
を為す術もなく
眺めているその姿
とは対照的な運動が
このとき初めて産声をあげた
新しく設定された
パリ協定と呼ばれる
急拵えのとってつけたような枠組み
の登場こそが
これまでに推し進めてきた
あらゆる温暖化防止対策
がまったくの無効であった
ということをよく物語る
過去の失敗を点検することなく
検証も怠っていた
というこれまでの姿勢のあり方
が温暖化を止まらないよう
仕向けていた
問題の所在に気付けば
対応する方法を
特定することはできていた
判断を避けたまま
無為に過ごしてきた長い時間
が地表に気候変動という
禍を連れてきた
京都議定書が失敗に終わってから
目標の設定値
だけを急いで変えたところで
問題の根源
を温存することにしか
ならない
ここが誰にも
理解できていなかった
温室効果ガスの削減目標を
高めて実効性が不在のまま
であるのなら
同じ失敗を繰り返すことにしかならない
有害なガスを実際に減らす
ための具体的方法
が見えていなければ
どのような成果も得られない
プロセスに課題を残したまま
削減目標だけを高めたところで
どのような成果
も得られないことは
これまで度々実証されてきた
失敗した過去の経緯に学ばなければ
成功は覚束ない
CO2の着実な増加
は問題認識能力
に潜む欠陥の本質
を訴えていたのだ
温室効果ガスの排出量
を減らせずにいる
ということがその濃度を高めさせている
という現況の拙さこそ
が世界各地に異常気象を発生させ
自然災害を狂暴化して
被害をより甚大なものにする
経済的な損害が増えれば
成功による利得は
同じ比率で自動的に減るばかり
2011年三月の地震による津波
で原発が水素爆発を引き起こした
あの時から
火力発電所にかかる負担
の割合が急増し
地下資源を大量に燃やしてきた
そのことこそ
二種類の温室効果ガス
つまり二酸化炭素と水蒸気とを
同時大量に
大気中へと放出することになったのだった
二酸化炭素は大気全体を温め
水蒸気は地表の熱を
上空へと移動させてそこで保つ
という効果を生む
地下資源の主成分がメタンである
ということが
CO2を一つ生み出すと同時に
H2Oを二倍に増やして放出する
という結果を火力発電所が
必然的に生みだしている
これに低気圧という上昇気流が
加わることで
海面で生じた水蒸気と重なって
地表付近で雨雲の密度を
より高める
気体の水である水蒸気は
上空の寒気に触れると凝固し
重さを得て地表へ落ちる雨となる
水蒸気の温室効果はそこで消えるが
CO2はそのまま残る
紫外線が分解する濃度を超えたときから
CO2の温室効果が
募り始めた
降水密度が急速に高まったのは
火力発電所が吐き出した水蒸気
の割合が
CO2の二倍
も高くなっていたからに他ならない
地表へと集中的に落下するようになった
未曽有の大雨は
万物を押し流すエネルギー
となって海洋へと至り
そこで落ち着く
世界規模で進んでいる
火力発電所の増加という傾斜は
地下資源の燃焼を量的に拡大しながら
炭素Cの酸化物であるCO2と
水素Hの酸化物であるH2Oとを
同時大量に
大気中へと放出する
問題の本質
はメタンの組成が
CH4であるというその点にある
一つしかない炭素Cは
大気中の酸素と結びついて
CO2を一つ作ったと同時に
四つある水素Hもまた
同様に大気中の酸素O2
と結びつき
H2Oを倍の二分子つくりだす
この差が気温の上昇に先立って
降水量を異常な規模
へと増やしている
降水密度の異常な増加は
原発が止まっていた2011年から
頓に目立つようになっていて
降水密度の極端な上昇が
土砂災害の規模を一層拡大させる
という強い傾斜を生み出した
温暖化現象の根源にあるのは
火力発電というその方式なのである
交流電流による長距離高圧送電
というその方法が
地下資源の絶えざる燃焼
を必要不可欠なものにした
何故なら
交流電流の本質が
周波数にあったからである
磁石には南極と北極があり
それがつくる磁場を
一定の周期で変化させてやることによって
揺らぎのない
安定した周波数を引き出している
交流電流とは
この周波数で成り立っているもののこと
交流電源は
回転数を一定に保つことによって
磁場変化が生む起電力を
安定的に高めている
周波数を常に安定化
させておかなければならない
という制約のあることが
交流電流を精密に制御することを
電力会社の義務とした
周波数変動が送電する際の障害となる
ことが分かっていたからに他ならない
安定性を失った周波数が
電力の品位を損うと
電気的な微細な制御が不可能となる
世界的に評価されている日本品質の高さとは
周波数を安定的に維持している
電力会社の努力と功績の賜物なのだ
ところが
この周波数を一定に保っているその行為が
温暖化防止対策ではCO2削減の邪魔をする
発電機の回転数を落とせば
周波数が低下してしまうからである
電力会社では発電出力を減らすことが
まったくできなくなっていた
再生可能エネルギーを大量に増やしても
発電所の電源の回転数を減らせなければ
地下資源の消費量に変化はでない
つまり温室効果ガスの排出量を
まったく減らすことができなくなっていた
ということだったのである
これが京都議定書を失敗に終わらせ
パリ協定も同じ結果へと
突き落とすことになる理由
先週関東地方に上陸した台風15号は
千葉県に停電の被害を
集中的に発生させた
異常気象の原因が温暖化にあり
それが火力発電所の影響の結果である
ということが確定した事実となっている以上
火力発電所が生みだした
二種類の異なった温室効果ガス
が低気圧を発達させて
台風へと成長させただけでなく
高圧の送電鉄塔さえ押し倒し
多くの倒木が電信柱を薙ぎ倒し
低圧の配電線から
電力を輸送するための機能
を根こそぎ奪い去り
その復旧を執拗に遅らせて
総てのインフラを
機能不全へと陥れた
被災地ではこのようにして
原始生活に戻ることを
余儀なくされた
文明生活に欠かすことのできない
豊かな電化生活を確立した
ところまではよいとして
その達成条件を満たすための
発電行為が
温室効果ガスを大量生産することとなり
住宅を破壊すると同時に
停電を長期化させた
温暖化の原因となっている火力発電所が
気候変動という結果を引きよせ
生活に欠かせないインフラを
一瞬で麻痺させた
火力発電という方式が温存されている限り
気候の変動は悪化の一途を辿り
文明生活にさまざまな予期せぬ変化
を強引に押し付ける
今回の台風被害は
自家発電装置を常備する
必要がすべての家庭にある
ということを教えたのだが
火力発電方式の罪を問う
ことを留保した
商用電源に依存している以上
いつ何時不測の事態に陥るか分からない
という心構えが必要となる
教訓となったのは
地下資源に頼らない小型の電源
を可及的速やかに
国が開発しなければならない
ということであろう
そのための方法はたくさんある
システム化するその方法の違い
に着眼すれば
温室効果ガスを生まずに
しかも環境性能が高く
かつエネルギーコストの最も低い
環境電源の供給が
可能となる
既存の有害な方法に頼ってばかりいた
というそのことが
環境投資を無駄にして
社会資産を失わせ
経済成長も引き出せなくして
経済のデフレ化を急がせた
国がやるべきこととは
地下資源を用いない
環境電源の速やかな開発
と供給なのである
省益の確保と党益の確保に
うつつを抜かしていた
というこれまでの政策判断にみられる
エスタブリッシュメントが陥りやすい
牢固たる旧弊な思想が
温暖化による風水害を異常なレベル
へと短期間で押し上げた
再生可能エネルギーの使い方に
未解決の課題があった
ということに気付けば
合理的なシステム構築の気運
は勝手に高まる
利益共同体が陥った思考のバイアスが
止まらない温暖化を生みだした
地下資源を永年に亘って燃やしてきた
ということが
気候変動を急がせた
発電出力を制御できない商用電源のあり方
が地下資源の大量輸入を減らせずに
降水密度の異常な増加を
世界規模で生き起こす
重大な結果を生んだ
日本が輸入している石油が
ホルムズ海峡で滞るようになったとき
地下資源以外の方法で
電力を確保するための技術開発
を急ぐようになるのだろう