こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

事 実 誤 認 ②

2019-01-13 09:36:00 | Weblog
エネルギーコストを大幅に引き下げて

起電力を更に高める

その方法は

二酸化炭素を大幅に減らすだけでなく

経済活性も同時に大きく賦活する


これまでの電力供給系というものは

炭化水素系の地下資源である

所謂化石燃料の大量消費



その結果として与えられた

温室効果ガスの大量生産

を避け難いものにし

濃度上昇を一方的に

積み上げる

という循環型の仕組み

で産業構造を支えている


環境的に有害な生産基盤を固め

資本移動の効率化

を積極的に促進することによって

富の拡大再生産を

循環型資本移動の構造

が安定的に支えてきた


その手段となった

電気エネルギーの大量生産

と大量消費とを

世界中で

推し進めてきた結果

大気中へと排出されるCO2が

量的に増え続け

地表に温室効果を押し付けて

生命の多様性を剥奪する

状況の展開を

早からしめた


気候変動を状態化させる

ただならぬこの変化の相

をメカニズムとして

生み出す事態を

自らの手で

引き寄せた

ということになる経過が

このようにして確定した


経済を成長させるためには

電力消費が絶対的に欠かせない

生活を維持するにも

電力消費は

あらゆる場面に於いて

おしなべて

不可欠

キャッシュレス社会のリスクは

そこにある

電力供給系が

何らかの変化を受けて

途絶してしまったとき

あらゆる決済が成り立たなくなり

信用経済のすべてが

一斉に失われることになる


電力基盤が脆弱な状態にある国で

キャッシュレス決済が

急速に普及するケースでは

広域停電と呼ばれる

ブラックアウトがおきたり

通信制御系がシステムダウンしたり

するようになったとき

当該国家に一定期間の

社会体制の完全な麻痺

という変化が突発的に

発生する

そのリスクを予め

すべての国家は考慮しておく必要

がある筈だ


電力を生み出すためには

火力発電所で

地下資源を大量に

且つ

安定的に燃やし続けていなければならない


交流電流は周波数で成り立っている

周波数は発電装置の回転数で

自動的に決まっている

50ヘルツの交流を生み出すには

毎分三千回転するタービン軸

が必要なのだ


環境負荷のない再生可能エネルギーを

世界中で導入しておきながら

大気中の二酸化炭素濃度を

却って大きく増やしてしまっていた

その事実は

問題の本質を

雄弁に伝える根拠となっている


交流電源の宿命である

周波数の維持



化石燃料の消費抑制を

不可能な状態に

保たせていた

ということを

明瞭に証明していたからである


太陽電池パネルを

大量に敷き詰めたとしても

火力発電所で化石燃料の消費

が安定的に続けられている以上

環境投資に資本を集中させたところで

火力発電所の負担を減らす効果

は何一つ得られない

このような効果不在の投資のすべて



損失しか生み出せない


周波数に依存して成り立つ

交流電流がもつその意味

を理解することができずにいた

ということが

環境投資から実効を奪い去り

無駄な投資を積み重ねて

損失を徒に膨張させている

というその行為で

気候変動要因を厚くして

有効需要の喪失を急がせた

ということになる

余りにも粗末な経過が

このようにして

地表にしかと残された


交流電流についての

正しい共通理解が

業界の秘密主義というその性癖によって

電力業界内部だけに

限られていたからだった


こうして秘密主義を貫いている

世界中の電力業界が

京都議定書を無効化し

パリ協定の成立を急がせる変化

を故意により

導いた


温室効果ガスの発生因子は

炭化水素系地下資源の酸化作用

に負っていることから

どのような対策を将来打ち出すことができた

としても

火力発電所を代替する能力を

発揮することができなかったのであれば

環境負荷を高めることにしか

繋がらない


気候変動が将来

加速することが避け難い

とする認識を文明が共有する

ようになったとき

自然災害は一層狂暴化し

同時に資本喪失という

誰も望んでいなかった粗末な結果を

自らの手で引き寄せる

こととなる


その途上で

生命の多様性が失われる

という世間周知の負のサイクルを

より一層ただならぬものにする

というのが身の定め


核エネルギーへのシフ

など固より論外

再生可能エネルギーに頼る

という選択もまた

火力発電を延命させるだけ

であることから

温室効果ガスの削減を

実現する能力は

あって亡きが如きものであり続ける


交流電流を成り立たせているその仕組み

を調査せずに

太陽電池や風力電源

そして節電などの

環境努力を統合することで

温暖化を防止できる

と勝手に錯誤した現代文明は

実効なき温暖化防止対策を

更に積み上げるだけのパリ協定で

自らの手足を縛り

己の死期を

自発的に早めようと

自覚なく努めることに余念がない


これらの変化の一切は

高度な知識を有する

特別な一部の階級が

善と信じて招いた結果


問題認識能力の欠如

が仇となって作用した

その途中経過ともなっている


知識の量的拡大を急いで

質的深化を錯誤

によって放擲してきた

行為が招いたその酬い


教育の高度化が生み落した

失敗の連鎖

が止まらない温暖化を定着させ

気候変動を加速して

生命の生息環境を

自発的に

著しく

劣化させてしまった

という事実のもつ粗末さに

相変わらずまだ

気付かない


問題のもつ本質は

ここにある
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