国の自立を決めるもの
それは
エネルギー
十分な一次産品に恵まれていても
それを加工することができなければ
腐らせて捨てるのみ
更に
輸送することができなければ
経済効果は得られない
国家の成長にとって欠かせない
この必須の要素
こそ
エネルギー
地下資源を燃やして
得た熱エネルギーで
電気を作ったり
さまざまな運動機関を造ったり
して
経済を成長させ
発展的拡大
をこれからもっと
持続させていくためには
生産量を確保しつつ
ものの移動を通じて
資本蓄積を急ぐ必要が
ある
暮らしを維持するのに必要な
商品として流通する
有益なものを多く生み出し
快適な生活を成り立たせている
という状態を
安定的に確保する
という条件が
満たされていれば
国民は安んじて
労働に勤しみ
経済成長に寄与する
ことが可能となる
そのためには
現状で
地下資源を確保する
義務
というものが
あらゆる国家に課されている
エネルギーが足りなければ
まともに生活することさえ
覚束ない
文明は地下資源を利用しながら
20世紀以降
急速に
進化と発展とを遂げてきた
とりわけ
世界大戦終結後の復興期
を通じて
国民所得を増やすことによって
総需要を喚起し
それを拡大させながら
消費生活を豊かにする時代を通じて
企業の生産意欲を
官民一体となって
大いに高めつづけてきた
という経過が
残されている
その時代が生んだ
富の蓄積を
経済発展の推進力へと
変えてきたのは
資本制度の充実と
再投資の波を作り出した
という
意図の関与を
埒外に置くことで得た寄与
つまり
僥倖の連鎖
が機能したことによる
偶然が齎した効果を
それと意識することなく
人知で賄える
としてきた世界中の指導者たちが
市場拡大とコストカットを追い求め
デフレ経済を
世界市場へと導いた
エネルギー資源の獲得競争が
単一市場の覇者を決める
その手段と化し
低廉なエネルギー資源を求める消費国と
資源供給国との間に
複合する思惑の重層化
という変化が起きた
原油相場は半年で50%以上値下がりしたが
それによる需要の増大
が起きることはなかった
インフレ主導型経済は
この時終焉を迎えたのである
デフレ経済へとシフトした単一市場は
ドルの出し手である金融資本と
ローカル通貨の発行国の中央銀行との間で
駆け引きが成り立つようになっており
バイアスを加減調整することで
市場参加者が利を得ることが
容易にできる情勢を生み出した
資本市場はマネーゲームの独壇場となり
世界の富は
再投資のプロセスで
不健全化した市場へと
専ら向かう傾向を強めていた
先進諸国が慣れ親しんできた
便利で豊かな暮らしを
世界規模で実現させた
ということが
反対に
富の偏在を特定の国に急がせることとなり
公平性を奪う経過を生み出し
次第に
乖離幅を押し広げていく
傾斜がこのところ頓に強まっている
この変化が
結果として
格差社会を生み出す
その動因となったのである
世界経済の断面にみられる
この一連の経過は
機軸通貨となったドルと
その発行権を有する国
つまり
アメリカへの
ある種
抜きがたい重力のひずみ
の増大
という変化
を
世界規模で生み出す
に至った
国際経済には
インフレ型から
デフレ型へと様式がシフトしたことにより
調整するためのさまざまな圧力が
あらゆる方向から
一斉に掛けられている
地下資源がなければ
冬に
暖をとることも
できなければ
食材を温めること
も
また
できない
エネルギーが不在なら
ものの移動は成り立たず
当然ながら
資本の移動も
発生しない
成長を止めてしまった文明は
人類に
細々と暮らすことさえ
許さない
落ちた窮地から
人類が抜け出すためには
温暖化と引き換えに
高いエネルギーコストを
負担する暮らしを
続けることが
できていなければならない
可燃物を手に入れることができていた人類は
自然界に予め備わっていた
地下資源を入手したことによって
生活の基盤を拡大させることができ
さまざまな応用技術
を編み出して
身に着けた
科学技術の成果は
文明に偉大なる恩恵を与えたのである
燃焼効率を引き上げて
エネルギーの取り出し方を洗練させ
無駄を減らして
富の創出を実現させた
獲得したものすべてを使って
成長を急ぐようになったのだが
それは
気候の変動
という不安定化要因と
引き換え
という条件が付けられていた
外部要因なしで
良質のエネルギーを手に入れる方法を
文明は50年ほど前から
探求してきた
その研究は現在
再生可能エネルギーとなって結実したのだったが
交流の高圧送電
という世界規模の共通インフラに
何の影響も
与えられないものでしかなかったのである
電力消費を抑えれば
二酸化炭素の排出量が減らせる
とそう思い込んだ人類は
せっせと節電に励み
暑い夏に耐え
寒い冬を我慢する暮らしに
何の疑念も抱くことなく
地下資源を燃焼させることを
個々人の努力が
止めている
と信じ込んできた
ところが
交流送電という方式は
電力消費が減っても
発電所では
出力調整をすることが
まったくできない
という致命的な欠陥を
システム内部に
抱え込むものであったのだった
発電機の回転数を減らせば
周波数も自動的に減少してしまう
この事実を
電力業界が
一貫して
公表することを
避けている
その染みついた
隠蔽体質というものが
効果のない温暖化対策に
国家予算を注ぎ込ませている
という事実の告知を
国民に教えないよう
業界全体を仕向けるようになっていた
国会で無駄になることが確定的
となっている莫大な予算を
毎年
計上させてきたのは
電力業界に通有する秘密主義
の結果であった
真相の告知
を業界が怠っていた
この四半世紀の間に
国の借金は
千兆円の大台を軽く突破してしまい
その膨大な債務を減らすために
消費税率の変更を
国民に甘受させる
という決定を
財務省が
国会に下させる誘導を
行ったという事実
が記録へと残された
3%だった消費税は
いつしか5%となり
昨年にはついに
8%へと引き上げられ
経済成長を阻害する最大の要因へと
成り果てた
一年後の17年度からは
更に2%引き上げられて
10%となることが
法律で
既に決められている
電力業界が
真相を
国民に
告知していたのなら
財政赤字は
経済政策の失敗
が生んだレベル
で済んでいた
有効需要の創出に失敗した
これら二つの認識の誤り
に基くそれぞれの経過が
消費増税を五月雨式に促してきた
その起源
いずれも
国会の不明が
自らの手で
生み出してきた
こと
なのである
国会は電力業界に
沈黙の罪
がもつ結果の重大さ
を
直ちに伝える義務をもつ
電力を除く直接燃焼以外の
あらゆる省エネ節電努力は
国に膨大な規模の債務を
短期間で押し付けた
この問題を明確にすることができたあとでなら
地下資源の関与を排除する
未来型のエネルギーモデルについて
語ることが許される
それは僅かな電気を
大きく増やすことにより
環境負荷のまったくない
それ故
最もエネルギーコストの低い
優良なエネルギーを
当初
日本にだけ
限定的に産み落とすことだろう
世界が必要とする
垂涎の的
である
最良のエネルギーを持つ唯一の国は
世界を指導する権能を
合理的に制御することにより
それによる恒久平和の実現
を推進する母体
となる
問題をモンダイとして
認識することができなければ
その役割は
いつか別の時代に
どこかの国で
改めて登場するようになる
それだけのこと
いずれにせよ
大したことでは
ない
それは
エネルギー
十分な一次産品に恵まれていても
それを加工することができなければ
腐らせて捨てるのみ
更に
輸送することができなければ
経済効果は得られない
国家の成長にとって欠かせない
この必須の要素
こそ
エネルギー
地下資源を燃やして
得た熱エネルギーで
電気を作ったり
さまざまな運動機関を造ったり
して
経済を成長させ
発展的拡大
をこれからもっと
持続させていくためには
生産量を確保しつつ
ものの移動を通じて
資本蓄積を急ぐ必要が
ある
暮らしを維持するのに必要な
商品として流通する
有益なものを多く生み出し
快適な生活を成り立たせている
という状態を
安定的に確保する
という条件が
満たされていれば
国民は安んじて
労働に勤しみ
経済成長に寄与する
ことが可能となる
そのためには
現状で
地下資源を確保する
義務
というものが
あらゆる国家に課されている
エネルギーが足りなければ
まともに生活することさえ
覚束ない
文明は地下資源を利用しながら
20世紀以降
急速に
進化と発展とを遂げてきた
とりわけ
世界大戦終結後の復興期
を通じて
国民所得を増やすことによって
総需要を喚起し
それを拡大させながら
消費生活を豊かにする時代を通じて
企業の生産意欲を
官民一体となって
大いに高めつづけてきた
という経過が
残されている
その時代が生んだ
富の蓄積を
経済発展の推進力へと
変えてきたのは
資本制度の充実と
再投資の波を作り出した
という
意図の関与を
埒外に置くことで得た寄与
つまり
僥倖の連鎖
が機能したことによる
偶然が齎した効果を
それと意識することなく
人知で賄える
としてきた世界中の指導者たちが
市場拡大とコストカットを追い求め
デフレ経済を
世界市場へと導いた
エネルギー資源の獲得競争が
単一市場の覇者を決める
その手段と化し
低廉なエネルギー資源を求める消費国と
資源供給国との間に
複合する思惑の重層化
という変化が起きた
原油相場は半年で50%以上値下がりしたが
それによる需要の増大
が起きることはなかった
インフレ主導型経済は
この時終焉を迎えたのである
デフレ経済へとシフトした単一市場は
ドルの出し手である金融資本と
ローカル通貨の発行国の中央銀行との間で
駆け引きが成り立つようになっており
バイアスを加減調整することで
市場参加者が利を得ることが
容易にできる情勢を生み出した
資本市場はマネーゲームの独壇場となり
世界の富は
再投資のプロセスで
不健全化した市場へと
専ら向かう傾向を強めていた
先進諸国が慣れ親しんできた
便利で豊かな暮らしを
世界規模で実現させた
ということが
反対に
富の偏在を特定の国に急がせることとなり
公平性を奪う経過を生み出し
次第に
乖離幅を押し広げていく
傾斜がこのところ頓に強まっている
この変化が
結果として
格差社会を生み出す
その動因となったのである
世界経済の断面にみられる
この一連の経過は
機軸通貨となったドルと
その発行権を有する国
つまり
アメリカへの
ある種
抜きがたい重力のひずみ
の増大
という変化
を
世界規模で生み出す
に至った
国際経済には
インフレ型から
デフレ型へと様式がシフトしたことにより
調整するためのさまざまな圧力が
あらゆる方向から
一斉に掛けられている
地下資源がなければ
冬に
暖をとることも
できなければ
食材を温めること
も
また
できない
エネルギーが不在なら
ものの移動は成り立たず
当然ながら
資本の移動も
発生しない
成長を止めてしまった文明は
人類に
細々と暮らすことさえ
許さない
落ちた窮地から
人類が抜け出すためには
温暖化と引き換えに
高いエネルギーコストを
負担する暮らしを
続けることが
できていなければならない
可燃物を手に入れることができていた人類は
自然界に予め備わっていた
地下資源を入手したことによって
生活の基盤を拡大させることができ
さまざまな応用技術
を編み出して
身に着けた
科学技術の成果は
文明に偉大なる恩恵を与えたのである
燃焼効率を引き上げて
エネルギーの取り出し方を洗練させ
無駄を減らして
富の創出を実現させた
獲得したものすべてを使って
成長を急ぐようになったのだが
それは
気候の変動
という不安定化要因と
引き換え
という条件が付けられていた
外部要因なしで
良質のエネルギーを手に入れる方法を
文明は50年ほど前から
探求してきた
その研究は現在
再生可能エネルギーとなって結実したのだったが
交流の高圧送電
という世界規模の共通インフラに
何の影響も
与えられないものでしかなかったのである
電力消費を抑えれば
二酸化炭素の排出量が減らせる
とそう思い込んだ人類は
せっせと節電に励み
暑い夏に耐え
寒い冬を我慢する暮らしに
何の疑念も抱くことなく
地下資源を燃焼させることを
個々人の努力が
止めている
と信じ込んできた
ところが
交流送電という方式は
電力消費が減っても
発電所では
出力調整をすることが
まったくできない
という致命的な欠陥を
システム内部に
抱え込むものであったのだった
発電機の回転数を減らせば
周波数も自動的に減少してしまう
この事実を
電力業界が
一貫して
公表することを
避けている
その染みついた
隠蔽体質というものが
効果のない温暖化対策に
国家予算を注ぎ込ませている
という事実の告知を
国民に教えないよう
業界全体を仕向けるようになっていた
国会で無駄になることが確定的
となっている莫大な予算を
毎年
計上させてきたのは
電力業界に通有する秘密主義
の結果であった
真相の告知
を業界が怠っていた
この四半世紀の間に
国の借金は
千兆円の大台を軽く突破してしまい
その膨大な債務を減らすために
消費税率の変更を
国民に甘受させる
という決定を
財務省が
国会に下させる誘導を
行ったという事実
が記録へと残された
3%だった消費税は
いつしか5%となり
昨年にはついに
8%へと引き上げられ
経済成長を阻害する最大の要因へと
成り果てた
一年後の17年度からは
更に2%引き上げられて
10%となることが
法律で
既に決められている
電力業界が
真相を
国民に
告知していたのなら
財政赤字は
経済政策の失敗
が生んだレベル
で済んでいた
有効需要の創出に失敗した
これら二つの認識の誤り
に基くそれぞれの経過が
消費増税を五月雨式に促してきた
その起源
いずれも
国会の不明が
自らの手で
生み出してきた
こと
なのである
国会は電力業界に
沈黙の罪
がもつ結果の重大さ
を
直ちに伝える義務をもつ
電力を除く直接燃焼以外の
あらゆる省エネ節電努力は
国に膨大な規模の債務を
短期間で押し付けた
この問題を明確にすることができたあとでなら
地下資源の関与を排除する
未来型のエネルギーモデルについて
語ることが許される
それは僅かな電気を
大きく増やすことにより
環境負荷のまったくない
それ故
最もエネルギーコストの低い
優良なエネルギーを
当初
日本にだけ
限定的に産み落とすことだろう
世界が必要とする
垂涎の的
である
最良のエネルギーを持つ唯一の国は
世界を指導する権能を
合理的に制御することにより
それによる恒久平和の実現
を推進する母体
となる
問題をモンダイとして
認識することができなければ
その役割は
いつか別の時代に
どこかの国で
改めて登場するようになる
それだけのこと
いずれにせよ
大したことでは
ない