こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

同 時 代 人

2010-03-13 11:03:43 | Weblog
世界の見本となる都市を

この星のどこかに

新たに

建設する

という計画がある


公共交通機関はすべて

電気で動くようなものになり

生活で必要とされる熱の殆どが

電気から直接作られる


その電気を作るために

いままでは

石油やガスなどのエネルギー資源が必要であった

磁場から電流を誘導する技術が進化しはじめると

永久磁石がそこにあれば

電流を延々と

際限なく

いくらでも生み出せるようになる

有害で高価な化石燃料を輸入してくる必要など

消えてしまう


太陽の光を一時的に貯めておくことにより

磁場変化を生み出すための

一次エネルギーとする仕組みが

最初の段階として

適用される

この方法によると

資源を消費せずに

電流を取り出し続ける

ということができるようになる

これを

再生不要エネルギーと呼ぶ


この時代が到来するようになって

はじめて

オール電化の本来の意義が

国民にただしく理解されるだろう

交流送電のままでは

二酸化炭素の大量生産と引き換えでなければ

豊かな電化生活をおくることは

できなかった


資源の輸入を前提とするあらゆる仕組みは

なんらかの

有害な結果を地上に残す


太陽光と磁石の組み合わせによるエネルギーシステム



環境負荷をゼロにするだけでなく

エネルギーコストまでゼロにしてしまう

そんな能力をもっている

自動車はガソリンをまったく必要とせず

電車は必要な電力を走っているエネルギーでつくりだす

架線がいらなくなるのだから

走行性能は時速500キロ以上にまで高まってよい

航空機も船も

磁石が生む電力で動くようになるだろう


磁気は電気と一体のものであり

電磁気と呼ばれている

究極の動力源として

人類に与えられていたものであった

また

熱源としても使うことができ

いろいろな方法で

ものを温めることができるようになっている


電流が存在するところには

磁場が一様に展開されている

これを右ねじの法則という


電流を生み出すためには

旧来の方式では

熱が先に必要であった

未来のエネルギーは

そうではない

最初のエネルギーとなるものは

磁場から直接取り出した電気のエネルギー

そのためには一寸した工夫がいる


運動エネルギーと熱エネルギーなどは

電気を一次エネルギーとして

そこから取り出されるのが当たり前になる


航空機や艦船でも同じことなのだ

動くものには慣性エネルギーが宿っている

この未利用エネルギーを生かす仕組みにすれば

資源を消費するあらゆるシステムは

たちまち陳腐化してしまうのだ


工夫次第で

快適な電化生活を送ることが

十分可能に

なる

ということ


化石燃料の過剰消費をこれからも続けていこうとすると

温室効果が募るだけでなく

ドルの需要を高めて

世界中にドル余り現象を引き起こすことになる

市場では日夜

そんな経過が引き起こされている

金融危機という羹に懲りることなく

未だにドルを基軸とする経済システムに

文明はしがみついている


余ったドルを売りつけられた国では

自国の通貨価値が勝手に高められるようになっていき

その分値を下げたドルで

固有の資産が次々に買収されていく

国民の貧困化は

その結果として与えられたもの

強制的に他国へ売りつけることによって

過剰流動性を消し去ったドルは

最終的に

再びドルへと戻される

このときにドルは買われて高くなる

投資家へのリターンを実施する必要があるからだ

利潤を回収する速度が上がればあがるほど

ドルを買わされた国の市場で回るはずの資本は

そこに滞留することなく

急速に

希薄なものになってゆく

そこで

改めて

新たな過剰流動性の移動がおき

高くなっているドルの状態を利して

低下した外貨を有利な条件で再び買い占める


その結果

当該国の市場ではカネが回らなくなり

企業は労働者の暮らしを圧迫することで

存続を図らなければならなくなっていった

購買力を失った国民が

デフレを再燃させ

経済のベクトルを

負のスパイラルへと陥らせていたのだった


あたらしいエネルギーシステムは

ドルの過剰流動性を操る機会を減らし

アメリカの攻撃的な姿勢を温和なものへと変え

軍縮へと向かわせるものでなければならない

石油資源の供給にかかわる一切の権限が

その意味を持たなくなったとき

平和の実現が

はじめて

可能になるだろう


国を成長発展させるには

経済活力を生み出すことができていなければならない

資源を必要としない低廉なエネルギーシステムは

生産と流通のコストを同時に最小化する

コスト競争力に優る国だけが

成長し続けることを許される


高価で有害なエネルギー資源を使い続けていると

気候の予期しない変動を生じさせ

天変地異の原因となることは固より

農産物や海産物などの収量にも

きわめて重大な影響を及ぼすことが分かっている


問題のもつ本質の成分を知らずにいると

文明そのものが

繁茂する植物の群落に

埋もれてしまうようになる


道の選択を誤ってはならない

未来を規定するのは

今を

共に生きる

コンテンポラリー パーソン


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