こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

自 給 自 足

2010-03-06 09:03:04 | Weblog
低炭素社会より 

ゼロ炭素社会の方が

はるかに

よい


温暖化を防止する効果が

より早く得られるからだ


エネルギー資源の調達に

幾許かの費用を必要とするあらゆるモデルから

経済効果を引き出す能力は得られない

石油系資源のコストを下回るものでないかぎり

温暖化を止めることは

絶対に

できない


低廉な水を資源とすることは可能だが

発電設備は高価なものになる

経済合理性を備えていないシステムでは

悪貨を駆逐する結果は得られない


合理性が宿っていない選択肢の一つに

太陽電池 がある

蓄電装置と組み合わせる以外の方法で

この発電デバイスを活用する術はない

電力会社の一部でも

太陽光発電の有効利用に乗り出さなければならなくなり

蓄電システムを取り入れることによって

不安定な発電出力の変動を吸収し

調製用二次電源とする仕組みを開発するようになった

電力会社自体が

交流送電に直接つないでも

効果がない

という事実を認めざるを得なくなっているのだ


燃料電池は装置そのものだけでなく

炭素資源よりもっと高価で扱いにくい水素資源が必要になる

都市ガスから水素を取り出す方法では

加水分解を行うための熱エネルギーを与えるために

ガスを直接燃やして

化学反応を引き出すための熱源にしている


発電プロセスで熱が発生するタイプの燃料電池ではないため

炭化水素を加水分解して

水素成分の多い燃料をそこから取り出すための

前処理の行程で熱が必要とされているということなのだ

単純にいうと

発電で電気と熱を生み出しているというのは




電気を生み出すための水素濃度を引き上げるために

水を外から加熱することによって

都市ガスの分解効率を高めている

という訳


燃料電池が必要とする水素濃度の高いガスに加えて

高温の蒸気を生み出すためのガスが

別途必要になっている

ガス会社はこのシステムを普及させれば

ガスの消費量が単純に二倍になるので

都合がよい

と言い換えた方が

寧ろ

分かりやすい


炭化水素系のガスが大気中の酸素と反応すると

炭素成分は二酸化炭素へと変成し

水素成分は水蒸気へと変わる

二酸化炭素は紫外線でゆっくりと分解するが

水となった水素と酸素とは

その化合物状態のまま永遠にとどまる


温度の違いにより

液体となったり

気体となったり

個体となったり

するのだが

違いがあるのはこの部分だけ


水を分解するには2000℃に相当する熱エネルギーか

電気エネルギーの関与が別途必要なのだ

燃料電池は発電で液体の水を二次生成するだけでなく

漏出した水素が大気中の酸素と結び付くことによって

気体の水

つまり

水蒸気を大量に生み出している

ガスを使えば

これら二種類の酸素化合物を

確実に

大量生産するという結果を生じる


固体高分子型燃料電池の発電効率は最大でも

30%

つまり

70%の水素がエネルギーとなることなく

ただ大気中へと逃げだしている


都市ガスを燃やすと

CO2 と H2O とが

同時生成し

これらが積り積っていったその果てに

温室効果を高めながら

降水量を徐々に増やしていき

結果として

至る所に洪水を引き起こすような変化を

生み出すようなってしまった

これも

気候変動の結果のひとつなのだ


【すべての地下資源は有害である】


石油資源は基軸通貨となっているドルの価値を支え

ドルの発行権をもつアメリカは

最強の軍事力を保つために

石油を求めるすべての国に

ドルを買わせることで

さまざまな利益を生み出しながら

軍産複合体性を毎年強化し続けるようになっている


敵が消えて

平和が訪れるようになるのは

アメリカにとっての

不利益


それは

強大な軍事力の拡大を

意味のないものにしてしまう


炭素系資源の有害性は

もはや誰もが知っている

水素系資源の有害性は

これから知られるようになる

核エネルギーの有害性の高さは

いうまでもないことだ


交流送電というシステムは

これらすべての地下資源が生む熱で成り立っている


温暖化が進んだり

ゲリラ豪雨や洪水が世界中で起きたり

するような時代となった

原発の事故を心配して過ごす日々は

憂鬱なもの

安穏な暮らしを維持するための方法に関する当否を

ここらで

改めて確認しておく必要があるだろう

増大する一方の軍事予算が

経済に与えているマイナスの効果を

国民の総てが知ることができるようになればよい


電気エネルギーは磁場変化を与えるだけで

簡単に取り出せる

資源を消費しないエネルギーモデルは

有害なシステムを

すべて

相対化して

見劣りのするものにしてしまう

そんな秘めた能力をもっている


比較する基準となるその対象を

文明が与えられたとき

牢固たる認識は

飛び立つ鳥へと

たちまち

変身する

上空から地上を眺めれば

誰にでも

全貌を俯瞰することが可能に

なる


自給自足型の汎用システムこそが

環境の恒常性を維持し

経済の健全な成長を促す


文明の発展と

それによる平和の実現は

少しだけ遅れて

この地上へとやってくるだろう

コメント
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