攻めてくる敵とは どういうものなのだろうか
どこかの国が 仮に日本を攻撃するようなことがあったとしたとしても
その行為によって得るものは少なく 失うものの方がはるかに多い
エネルギー資源はもともと欠如している国なのだし
全体の借金は 1000兆円を既に超えてしまった
このような劣化した国を占領したがる国が
どこかに存在するのだろうか
日本が必要としていたのは アメリカの庇護などではなく
アメリカからの 自立の方だったのだ
主題がどこかで まんまとすり替えられてしまったようなのだ
実際には アメリカの方が 寧ろ日本を切実に必要としている
地理的には
対共産圏からの防波堤という役割を 日本が担っているからであり
経済的には
一億三千万人という人口が生み出す消費市場と
優れた製品の開発能力などを生みだしている その総合力があるからだ
その日本を末永く従えておくためには
敵がいつ攻めてくるか分からない
という抽象的な恐怖を与えて 常に怯えさせておくことが有効であった
その意味で 北朝鮮はアメリカにとって
とても意義のある 欠くべからざる貴重な存在になっている
軍事力を行使できない立場の日本を 敵の幻影を与えて怯えさせておけば
日本の内閣は アメリカのいうことをよくきく
郵政の民営化だって タイミングを無視して強引にやってしまったのだし
外資を政策として導入することだって それを善と信じて喜んで行っている
三兆円規模の海兵隊の再編費用さえ 率先して負担することにした事実もある
拉致問題の解決が長引いていたというのは
日米間の利害関係の調整作業に 多くの時間をかけていた所為なのだ
その虚を衝いて 北朝鮮はあの核実験を強行したのだ
そんな経緯が 記録にある
その後アメリカの態度がどのように変化したのか
ということは だれの目にも明らかなことである
六カ国協議が急遽設けられ 必要のない譲歩をアメリカが重ね続けている間に
拉致問題は
自動的に 棚上げされてしまったのだった
日本が独自に交渉を進めている形をとっていた日朝ピョンヤン宣言は
総理の訪朝から 被害者の一部解放まで
アメリカの了承を逐一求めるかたちで 交渉が進められていた
その経過を確認すれば
待機していた無駄な時間があまりにも多すぎた
ということが よくわかるはずである
当事者が直接行う決断であれば 間髪を入れないタイミングで
交渉を有利に進めることができていた
隔靴掻痒の感を覚えたのは 一人だけではあるまい
日本にとって 敵と呼ぶべき意味を持つ存在がもしどこかにあるとするのなら
それは
アメリカ以外の国ではない
中国の軍事力はたしかに拡大を続けているが これはドル安政策の結果なのだ
大量のドルを売り浴びせたドル資本が播いた種が 実になったものなのである
為替の安定を望んでいた中国政府は 対抗上安くなったドルを買い支えて
人民元の通貨価値を 元のレベルにまで頻繁に引き下げなければならなかった
この時に買わざるを得なかったドルが 中国の軍事費を強大なものにしている
中国が日本を攻めてくるという可能性は とても低い
攻撃して日本を占領したとしても
自分たちがかつて味わった同じあの思いを
再生産することになるということを 国民の多くが知っているからだ
侵略をうけた経験をもった国では その思いの何たるかをよく知っている
報復するよりも 日本がもっているその他の要素
経営資源や食の安全に関する多くの財とノウハウなどを
友好裡に移転してもらう方が 遥かに有益なことなのだ
常に敵を必要としていなければならないのは 米政府だけなのだ
平和になって
やることがなくなった米軍を維持しておくことは
無駄以外の 何の意味ももち得ないこと
その状態になることを最も恐れているのは
米政府に圧力をかけ続けている
軍産複合体制 と呼ばれる無形の存在であった
ドルの発行権は とりもなおさず 米軍を増強する目的のために
IMF体制によって 強力に支持されるようになって久しい
その結果 世界は貧困化するスパイラルへと陥ってしまったのだった
ドル資本がやってくると その国は間違いなく貧しくなるのだ
反米国家の誕生はその事実を 伝えていたものだった
日本でも徐々に経済の劣化が起こりつつあるのだが 政府と国民には
そのことのもつ意味が まだよくみえていない
過剰発行して市場で大量に余っているドルは 外資の手によって
強制的に 諸外国へと売りつけられるようなものになっている
市場にドルがダブついていなければ 石油を買うという行為だけで
ドルの需要は応分に増加する
その結果 富の一極集中が継続的におきるようになり
米軍と関連する軍需産業は 利益を獲得することができるようになっている
反対にエネルギー資源を買った国では
ドル資本に売り渡した自国通貨で
その後買収攻勢を受ける立場へと追いやられる
ドル資本のビヘイビアを問題だと指摘してきたのは
投資した資本を直ちに回収しているという現実があり
そこに不具合を生み出した原因というものが潜んでいたからだった
だから ローカル市場が育つ前に
そこから活力源となる流動性の厚みが 消えなくなってしまっていたのである
ドル資本がやってくると その国の経済は活性を失って 衰弱するのみとなる
その被害が具体化している南米諸国の間から
反米国家が 相次いで生まれでようとするようになったのだった
アメリカは 米軍を単に維持するだけでなく
常に増強し続けていなければならない国となる道を自ら選択した
これが グローバル経済にできているシステム全体にバイアスをかけて
貧富の差を拡大し続けている根源になっている
同時多発テロは その結果の一つとして起きたものだった
破壊活動を実行させていたのは 他でもない
国土を先住民族(ネイティブ・アメリカン)から奪取し
血塗られた歴史を開闢当初から作ってき国だったからなのだ
これが
侵略の歴史をもつ アメリカと呼ばれている貪欲な国の影の姿
侵略者は 侵略者を最も恐れる
という業病を患うのだ
アメリカが銃社会から一向に抜け出そうとしないのは
精神を病んだ状態を続けざるを得なかったからである
その病いの事を精神病理学では「強迫神経症」と呼ぶ
軍事予算の増加を止められないのは その結果なのだ
どこかの国が 仮に日本を攻撃するようなことがあったとしたとしても
その行為によって得るものは少なく 失うものの方がはるかに多い
エネルギー資源はもともと欠如している国なのだし
全体の借金は 1000兆円を既に超えてしまった
このような劣化した国を占領したがる国が
どこかに存在するのだろうか
日本が必要としていたのは アメリカの庇護などではなく
アメリカからの 自立の方だったのだ
主題がどこかで まんまとすり替えられてしまったようなのだ
実際には アメリカの方が 寧ろ日本を切実に必要としている
地理的には
対共産圏からの防波堤という役割を 日本が担っているからであり
経済的には
一億三千万人という人口が生み出す消費市場と
優れた製品の開発能力などを生みだしている その総合力があるからだ
その日本を末永く従えておくためには
敵がいつ攻めてくるか分からない
という抽象的な恐怖を与えて 常に怯えさせておくことが有効であった
その意味で 北朝鮮はアメリカにとって
とても意義のある 欠くべからざる貴重な存在になっている
軍事力を行使できない立場の日本を 敵の幻影を与えて怯えさせておけば
日本の内閣は アメリカのいうことをよくきく
郵政の民営化だって タイミングを無視して強引にやってしまったのだし
外資を政策として導入することだって それを善と信じて喜んで行っている
三兆円規模の海兵隊の再編費用さえ 率先して負担することにした事実もある
拉致問題の解決が長引いていたというのは
日米間の利害関係の調整作業に 多くの時間をかけていた所為なのだ
その虚を衝いて 北朝鮮はあの核実験を強行したのだ
そんな経緯が 記録にある
その後アメリカの態度がどのように変化したのか
ということは だれの目にも明らかなことである
六カ国協議が急遽設けられ 必要のない譲歩をアメリカが重ね続けている間に
拉致問題は
自動的に 棚上げされてしまったのだった
日本が独自に交渉を進めている形をとっていた日朝ピョンヤン宣言は
総理の訪朝から 被害者の一部解放まで
アメリカの了承を逐一求めるかたちで 交渉が進められていた
その経過を確認すれば
待機していた無駄な時間があまりにも多すぎた
ということが よくわかるはずである
当事者が直接行う決断であれば 間髪を入れないタイミングで
交渉を有利に進めることができていた
隔靴掻痒の感を覚えたのは 一人だけではあるまい
日本にとって 敵と呼ぶべき意味を持つ存在がもしどこかにあるとするのなら
それは
アメリカ以外の国ではない
中国の軍事力はたしかに拡大を続けているが これはドル安政策の結果なのだ
大量のドルを売り浴びせたドル資本が播いた種が 実になったものなのである
為替の安定を望んでいた中国政府は 対抗上安くなったドルを買い支えて
人民元の通貨価値を 元のレベルにまで頻繁に引き下げなければならなかった
この時に買わざるを得なかったドルが 中国の軍事費を強大なものにしている
中国が日本を攻めてくるという可能性は とても低い
攻撃して日本を占領したとしても
自分たちがかつて味わった同じあの思いを
再生産することになるということを 国民の多くが知っているからだ
侵略をうけた経験をもった国では その思いの何たるかをよく知っている
報復するよりも 日本がもっているその他の要素
経営資源や食の安全に関する多くの財とノウハウなどを
友好裡に移転してもらう方が 遥かに有益なことなのだ
常に敵を必要としていなければならないのは 米政府だけなのだ
平和になって
やることがなくなった米軍を維持しておくことは
無駄以外の 何の意味ももち得ないこと
その状態になることを最も恐れているのは
米政府に圧力をかけ続けている
軍産複合体制 と呼ばれる無形の存在であった
ドルの発行権は とりもなおさず 米軍を増強する目的のために
IMF体制によって 強力に支持されるようになって久しい
その結果 世界は貧困化するスパイラルへと陥ってしまったのだった
ドル資本がやってくると その国は間違いなく貧しくなるのだ
反米国家の誕生はその事実を 伝えていたものだった
日本でも徐々に経済の劣化が起こりつつあるのだが 政府と国民には
そのことのもつ意味が まだよくみえていない
過剰発行して市場で大量に余っているドルは 外資の手によって
強制的に 諸外国へと売りつけられるようなものになっている
市場にドルがダブついていなければ 石油を買うという行為だけで
ドルの需要は応分に増加する
その結果 富の一極集中が継続的におきるようになり
米軍と関連する軍需産業は 利益を獲得することができるようになっている
反対にエネルギー資源を買った国では
ドル資本に売り渡した自国通貨で
その後買収攻勢を受ける立場へと追いやられる
ドル資本のビヘイビアを問題だと指摘してきたのは
投資した資本を直ちに回収しているという現実があり
そこに不具合を生み出した原因というものが潜んでいたからだった
だから ローカル市場が育つ前に
そこから活力源となる流動性の厚みが 消えなくなってしまっていたのである
ドル資本がやってくると その国の経済は活性を失って 衰弱するのみとなる
その被害が具体化している南米諸国の間から
反米国家が 相次いで生まれでようとするようになったのだった
アメリカは 米軍を単に維持するだけでなく
常に増強し続けていなければならない国となる道を自ら選択した
これが グローバル経済にできているシステム全体にバイアスをかけて
貧富の差を拡大し続けている根源になっている
同時多発テロは その結果の一つとして起きたものだった
破壊活動を実行させていたのは 他でもない
国土を先住民族(ネイティブ・アメリカン)から奪取し
血塗られた歴史を開闢当初から作ってき国だったからなのだ
これが
侵略の歴史をもつ アメリカと呼ばれている貪欲な国の影の姿
侵略者は 侵略者を最も恐れる
という業病を患うのだ
アメリカが銃社会から一向に抜け出そうとしないのは
精神を病んだ状態を続けざるを得なかったからである
その病いの事を精神病理学では「強迫神経症」と呼ぶ
軍事予算の増加を止められないのは その結果なのだ