人類は後世の笑いものになる運命に陥っている
二酸化炭素が減ると信じて 電気を使わない無意味な生活を続けているからだ
国の言うことをそのまま受け容れるのは 盲従
過去の一連の戦争は 権威のいうことを妄信してきたことが原因となって
引き起こされたものだった
日本の政治は 未だに戦後の55年体制の遺骸を引きずって歩いている
議事堂には 二世 三世の議員が 犇めいている
戦後63年たった今でも このような有様が延々と続けられている
その代表的な存在が このほど 相次いで首相を辞任してしまった
敵前逃亡に等しい行為 だといってよいだろう
両名とも 総理としての自覚自体に欠けていた
個人の資質の問題であるというよりも
政治システム全体の変革が迫られている その予兆だと見るべきだ
時代は 代わるべきものだが
総理の職は 簡単に辞任するべきが如きものではない
日本の政治システムは アメリカの意向に離反しない限り
誰が総理になっても 自動的に成り立つシステムになっている
誰であったとしても 形になるのだ
だが その状態を持続させることの方が難しくなってきたようだ
リーダーシップが希薄である方が この国の政治体制の下ではうまくいく
中には
虚に乗じて
スタンドプレーを逆手にとって リーダーシップを演出した者までが
いた
内実が空疎なものであることを 本人はよく承知している
化けの皮が剥がれるまえに 円満に総理のイスを退いている事実が
その証拠
禅譲という格好をとってはいたのだったが 実際は
安全地帯へとさっさと避難したというだけのことに過ぎない
再任を固辞しなければならない事情というのは
その後始末をする破目に陥るのを 避けなければならなかったからなのだ
確信犯 というべき事例であろう
日本が 国家として 独自のエネルギーをもつようにならない限り
国として自立することはできない
原油の輸入が途絶えたら 国の存立自体が危うくなる
問題のある地下資源に頼るのではなく
未知の方法を模索するその段階にきているということなのだ
温室効果の避けられない有害で高価な資源を
大量に輸入してきたそのことが
いま
この国だけでなく 世界中を苦しめている
有害な地下資源を見限れば アメリカを従える方法がこの国に芽生える
ここが分かっていないと いつまでたっても
アメリカの言いなりになって過ごさなければならない
犬の暮らしを これから先も続けていきたいというのであれば
それもよいだろう
だが 選択肢がない という訳ではないのだ
日本は ドルの捨て場所になっている
米軍の増強とイラクでの長期駐留を維持するために
米政府は 基軸通貨であるドルを大量に追加発行してきた
アメリカの通貨供給量(マネーサプライ)は ブッシュ政権になってから
一度もデータが公開されていない
それほど過剰に発行されているということなのだ
戦費の調達に 米政府が腐心していたからである
日本がドルの再生工場だったのは バブル経済が始まった90年代頃のこと
現在では 中国政府がドルの再生を一手に引き受けている
ドル資本が余ったドルを市場から回収し それを貿易黒字国へと売りつければ
過剰流動性というやっかいな属性は消え去る
為替介入に中央銀行を誘いだせば
買わせたドルを 現金で米政権の元へと 大量に引き戻すことができる
米国債が 大量に売れる結果になるのだから
これがドル安政策の本来の眼目
日本と中国の両当事国の政府と中央銀行では この事実に未だ気づこうとしない
真相を察知することができたとしても
どう動くべきなのか ということそのものが分らないままだったからである
アメリカのドル安政策の裏にある謀略の意図を知らないでいると
その国の経済は 確実に衰亡する
養分をすべて吸い取られてしまうため 景気の拡大が続いていても
外資が日本で獲得した富は
ドルへと戻されて そのまますぐに本国へと帰還する
ドル資本の決算は 年四回
外資が計上した収益は 三か月ごとに
日本の国内市場で循環することなく
少しずつ 本国へと 五月雨式に回収されていく
制御された為替差益 というおまけまでつけて
これが 日本経済のおかれている現状なのだ
外資を積極的に導入する政策を打ち出したのは
問題のある例の首相が決断したこと
アメリカに指嗾されて 疑いもなく素直に従ってしまったのだった
労働者をその後二極分化させたものは ドル資本を政府自らが呼び込んだ
このときの決定に原因のあったことなのだ
カネが回らない市場がこの国に形成されたのは
外資を導入した政策の その結果のひとつだったのだ
日本の劣化は 紛れもなく為政者の資質にその原因をもっている
二酸化炭素が減ると信じて 電気を使わない無意味な生活を続けているからだ
国の言うことをそのまま受け容れるのは 盲従
過去の一連の戦争は 権威のいうことを妄信してきたことが原因となって
引き起こされたものだった
日本の政治は 未だに戦後の55年体制の遺骸を引きずって歩いている
議事堂には 二世 三世の議員が 犇めいている
戦後63年たった今でも このような有様が延々と続けられている
その代表的な存在が このほど 相次いで首相を辞任してしまった
敵前逃亡に等しい行為 だといってよいだろう
両名とも 総理としての自覚自体に欠けていた
個人の資質の問題であるというよりも
政治システム全体の変革が迫られている その予兆だと見るべきだ
時代は 代わるべきものだが
総理の職は 簡単に辞任するべきが如きものではない
日本の政治システムは アメリカの意向に離反しない限り
誰が総理になっても 自動的に成り立つシステムになっている
誰であったとしても 形になるのだ
だが その状態を持続させることの方が難しくなってきたようだ
リーダーシップが希薄である方が この国の政治体制の下ではうまくいく
中には
虚に乗じて
スタンドプレーを逆手にとって リーダーシップを演出した者までが
いた
内実が空疎なものであることを 本人はよく承知している
化けの皮が剥がれるまえに 円満に総理のイスを退いている事実が
その証拠
禅譲という格好をとってはいたのだったが 実際は
安全地帯へとさっさと避難したというだけのことに過ぎない
再任を固辞しなければならない事情というのは
その後始末をする破目に陥るのを 避けなければならなかったからなのだ
確信犯 というべき事例であろう
日本が 国家として 独自のエネルギーをもつようにならない限り
国として自立することはできない
原油の輸入が途絶えたら 国の存立自体が危うくなる
問題のある地下資源に頼るのではなく
未知の方法を模索するその段階にきているということなのだ
温室効果の避けられない有害で高価な資源を
大量に輸入してきたそのことが
いま
この国だけでなく 世界中を苦しめている
有害な地下資源を見限れば アメリカを従える方法がこの国に芽生える
ここが分かっていないと いつまでたっても
アメリカの言いなりになって過ごさなければならない
犬の暮らしを これから先も続けていきたいというのであれば
それもよいだろう
だが 選択肢がない という訳ではないのだ
日本は ドルの捨て場所になっている
米軍の増強とイラクでの長期駐留を維持するために
米政府は 基軸通貨であるドルを大量に追加発行してきた
アメリカの通貨供給量(マネーサプライ)は ブッシュ政権になってから
一度もデータが公開されていない
それほど過剰に発行されているということなのだ
戦費の調達に 米政府が腐心していたからである
日本がドルの再生工場だったのは バブル経済が始まった90年代頃のこと
現在では 中国政府がドルの再生を一手に引き受けている
ドル資本が余ったドルを市場から回収し それを貿易黒字国へと売りつければ
過剰流動性というやっかいな属性は消え去る
為替介入に中央銀行を誘いだせば
買わせたドルを 現金で米政権の元へと 大量に引き戻すことができる
米国債が 大量に売れる結果になるのだから
これがドル安政策の本来の眼目
日本と中国の両当事国の政府と中央銀行では この事実に未だ気づこうとしない
真相を察知することができたとしても
どう動くべきなのか ということそのものが分らないままだったからである
アメリカのドル安政策の裏にある謀略の意図を知らないでいると
その国の経済は 確実に衰亡する
養分をすべて吸い取られてしまうため 景気の拡大が続いていても
外資が日本で獲得した富は
ドルへと戻されて そのまますぐに本国へと帰還する
ドル資本の決算は 年四回
外資が計上した収益は 三か月ごとに
日本の国内市場で循環することなく
少しずつ 本国へと 五月雨式に回収されていく
制御された為替差益 というおまけまでつけて
これが 日本経済のおかれている現状なのだ
外資を積極的に導入する政策を打ち出したのは
問題のある例の首相が決断したこと
アメリカに指嗾されて 疑いもなく素直に従ってしまったのだった
労働者をその後二極分化させたものは ドル資本を政府自らが呼び込んだ
このときの決定に原因のあったことなのだ
カネが回らない市場がこの国に形成されたのは
外資を導入した政策の その結果のひとつだったのだ
日本の劣化は 紛れもなく為政者の資質にその原因をもっている