ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

監督・ばんざい!撮影日誌1

2007年07月16日 | 撮影日誌
注:このレポートを書いていた時はタイトルが以下のようなタイトルでした。

「オーパス19/31」第1節

2006年7月16日(日)
午前8時渋谷出発。曇り。晴海大橋で、ファーストシーンの歩きの撮影をする。監督自身が、人形を抱えながら歩いたり、一緒に腰掛けたりといったシーン。人形が出来上がった頃は、あまり気がつかなかったが、これは人間の表と裏を表していて、撮影していてとても意味深く感じた。食後は、小料理屋のシーンを撮影する。入江若葉さん、ワンシーンのみの登場でした。

2006年7月17日(月・祝日)
午前8時45分渋谷出発。朝から雨。しかし今日の撮影はすべて室内なので、何とか撮りきれる。午前中は、監督と寺島進さんの廊下の歩き。ここにメインタイトルが乗る予定。築地市場の建物の中で撮影。荒川区へ移動して、小津映画風の映画のシーンを撮影する。松坂慶子さん、木村佳乃さんという豪華な顔ぶれ。お二人とも、北野映画初体験なので、とても楽しそうだった。無事に終わってホッとする。

2006年7月18日(火)
雨。都内ロケ。監督が人形を持って歩くシーンの撮影。結局は、人形を海に投げ落とすシーンのみ撮影する。

2006年7月19日(水)
朝7時出発で北茨城へ出発する。2時間30分かかる。雨・・・・・俳優部は支度をしながら待機する。午前中は何も撮影できないまま。午後になって、雨が奇跡的にやみ、撮影が始まる。常磐炭田の古い社宅を使っての撮影。ナイターも含めスケジュールはすべて終了。よかった。夜ホテルの小さなラウンジで、藤田弓子さんと少し飲む。ここで驚くべき事を思い出した。このホテルは、「HANABI」のラストシーンの海岸を撮影に来た時、泊まったホテルで、その時、監督からラストシーンのセリフを、こんなふううにしようと、重大な発言があった。いやー懐かしい。とても懐かしい。あれからずいぶん時が経ったなぁ・・・宿泊。

2006年7月20日(木)
30年代風映画の最後の日。朝から雨。今日も午前中は待機。午後から撮影は再開する。子供達も最後まで頑張る。夜は、長屋で監督と妻役の藤田さんのケンカのシーンで終了。監督と藤田さんそして岸本加世子さんは、昔刑事ドラマで共演されていて、みなさん懐かしそうにその当時の事をはなしている。夜は監督と藤田さんの食事会に誘われて、監督から貴重なお話しをいろいろうかがう。大笑いしながら。宿泊

2006年7月21日(金)
恐怖映画の撮影のために、電車移動で撮影現場の最寄りの駅(高萩駅)に、渡辺哲さん他の出演者を駅に迎えに行く。残念ながら雨がしとしと降り続くあいにくの天気だが、室内シーンから撮影が始まる。撮影は午後からで、後はほとんどナイターの撮影。夜中の12時前には撮影終了するかと思っていたら、なんと夜中の3時過ぎまで撮影が続く。明日は実は朝の4時30分出発なのだ。結局ホテルに戻ったのが、午前4時。出発したのが午前4時45分。全く寝る間もなくシャワーだけ浴びて、ロケバスに乗る。宿泊?

2006年7月22日(土)
バスの中で爆睡1時間。今日は忍者映画の撮影で、新宿から午前6時出発で忍者60人がロケバス3台に分乗して現場に来る。忍者衣裳60人分をセットし、到着を待つ。7時30分には到着するはずが、なかなか到着しない。その間、また爆睡する。午前8時過ぎにやっと到着。バタバタと忍者になってもらって、またロケ現場に移動する。スタッフも全然寝ていなくて、みな疲労困憊気味。ただ監督だけはテンション高い。それは、監督も寝てないせいか(^_^;)・・・無事5時30分には終了。また急いで着替えてもらって、新宿へ戻る。北野組では、久しぶりにしんどい撮影だった。今日で第一節の撮影は終了する。

2006年7月23日(日)
午後から、撮影用の「ちんぽこ踊り」の音楽録りのため、麻布十番のアオイ・スタジオへ行く。なかなか休めないなぁ・・・・
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