ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

「ナイスの森」

2006年06月10日 | 映画の光と影
「ナイスの森」
もしかしたら日本映画史において、これはエポック・メーキングな映画になるかもしれないと思いました。見終わったこの映画の後味は、けしていいものではありませんでした。反対に何度も席を立とうと思ったりもした時間帯がありました。しかし、最後まで見終わって、「これは何だ???」と「この脳天気さかげんは、一体何???」この「脳天気さかげん」はどこから生まれたものだろう・・・映画界の正統派の現場を見てきた人間(私自身)にとって、この映画は、受け入れがたい物を感じます。しかし・・・この「脳天気さかげんは」この「余裕は・・・」他の国の映画にはないものを感じます。こんなふざけた映画、中国映画にありますか?韓流映画にありますか?ヨーロッパにありますか?待てよ、ヨーロッパにはあるかもしれないなぁ(^_^;)そんな文化の余裕が、この映画に感じました。けして、大好きと言えない映画ですが、私は衝撃を受けた事を、正直に記します。