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ウクライナ軍越境攻撃 “約1000平方キロ制圧” と主張:外国の正規軍がロシア領内を地上侵攻するのは第2次世界大戦以降、初めて

2024-08-14 05:22:18 | ウクライナ紛争
【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(8月13日の動き) NHK 2024年8月13日 20時00分

ウクライナ軍越境攻撃 “約1000平方キロ制圧” と主張
ウクライナ軍はロシア国内への越境攻撃でおよそ1000平方キロメートルのロシアの領土を制圧したと主張し、現地では激しい攻防が続いているとみられます。

ウクライナと国境を接するロシア西部のクルスク州では今月6日以降、ウクライナ軍が越境攻撃を続けていてシルスキー総司令官は12日これまでにおよそ1000平方キロメートルのロシアの領土を制圧したと主張しています。

これは東京23区の面積の1.5倍あまりにあたり、おととし2月にロシアの軍事侵攻が始まって以降最大規模の越境攻撃です。

これに対しロシア側はクルスク州のスミルノフ知事代行がウクライナ軍が部隊を展開しているのは国境から12キロの地点、幅およそ40キロだとしたほか、ロイター通信は複数のロシア政府高官が制圧されたのはウクライナが主張する面積の半分以下だとしていると伝えています。

クルスク州では激しい攻防が続いているとみられ、ロシア国防省は13日、クルスク州でウクライナ軍の無人機12機を迎撃したと発表しました。

今回のウクライナ軍による越境攻撃についてアメリカのシンクタンク「戦争研究所」は「プーチン大統領とロシア軍の幹部は『ウクライナには戦いの主導権をとる能力がない』と誤って評価していた可能性が高い」と指摘し、ウクライナが奇襲作戦を成功させたとする分析を明らかにしました。

「双方が停戦交渉を視野に入れた動き」専門家指摘
防衛省防衛研究所の兵頭慎治研究幹事は今回の越境攻撃について「ウクライナ側はロシア優位となっている流れを変えることをねらい、ロシア軍の戦力の分散やロシア国内の不安定化を図っている。ロシア側はこの地域での越境攻撃を想定していなかったとみられる」と指摘しました。

また、ロシアのプーチン大統領が12日、安全保障を担当する政権幹部やクルスク州などの知事らと開いた会議について「どの程度の情報を国内に開示するのか、プーチン大統領と地元知事に温度差が見て取れた。プーチン大統領は必要以上に情報を開示して社会不安が増すことを懸念していると見受けられる」と述べました。

この会議でプーチン大統領が「敵は、将来の交渉を有利にしようとしているようだ」と述べたことについて、兵頭氏は「アメリカの大統領選挙でトランプ政権が復活した場合、何らかの停戦交渉が想定される。ウクライナ、ロシアがともにそれを視野に入れた動きを取り始めている」として、双方が停戦交渉も意識して駆け引きを行っていると分析しています。

その上で、「ウクライナの制圧地域はロシア軍が占領している面積と比べてわずかだが、外国の正規軍がロシア領内を地上侵攻するのは第2次世界大戦以降、初めてで面積の問題ではない。前線での戦闘に加えて国内も防衛しなければならない状況が生まれた」と述べ、プーチン大統領としては越境攻撃への対応を優先しながら前線の戦闘とのバランスを取ることが迫られると指摘しました。

一方、ウクライナ側も東部でロシア軍の攻勢を防ぎつつ、越境攻撃にどれほど兵力を集中するかが今後の焦点になるとしています。


ウクライナ災害医療当局者 日本の原発事故対応の医療体制学ぶ
ロシアによる侵攻を受けるウクライナで原発の安全性が懸念される事態が続く中、ウクライナの災害医療当局者が日本を訪れ、東京電力福島第一原発の事故対応にあたった機関を視察し、医療体制について学びました。

ウクライナ南部のザポリージャ原発は、いまもロシア軍に占拠されていて、これまでに敷地内や周辺でたびたび攻撃があり、安全に必要な外部からの電力の供給が途絶えるなど、原発の安全性が懸念される事態が続いています。

こうした中、ウクライナの災害医療機関のトップなど5人が13日、千葉市にある放射線医学研究所を視察しました。

放射線医学研究所は、2011年の東京電力福島第一原子力発電所の事故の際、作業員や自衛隊員の汚染検査などを行いました。

一行は、研究所の職員から当時の対応について説明を受けたり、体の表面や体内の放射性物質の量をはかる装置を使って、計測を体験したりしていました。

このあと、意見交換の場が設けられ、ウクライナ側からは、原発事故などに備えた医療体制の整備を進めているとした上で、引き続き、日本側の協力を求める声が出ていました。

ウクライナの災害医療機関のトップ、ヴィタリー・クリリュークさんは「ロシアがザポリージャ原発を占拠した時からいつ何が起きてもおかしくないという危機感がある。ウクライナに戻ったら、日本がつくってきたような災害医療体制を構築したい」と話していました。

【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(8月12日の動き)
ウクライナ軍 越境攻撃続ける
ウクライナと国境を接するロシア西部のクルスク州では、ウクライナ軍がロシアによる軍事侵攻以降、最大規模となる越境攻撃を続けています。

ウクライナのメディアは12日、ウクライナ軍の兵士が国境から4キロの地点にあるクルスク州内の集落で、建物からロシア国旗を取り外す様子だとする映像を公開しました。

ゼレンスキー大統領「ウクライナの安全の問題」
ウクライナのゼレンスキー大統領は、12日のビデオ演説でロシア西部クルスク州への越境攻撃について「ウクライナの安全の問題だ」と述べました。

ゼレンスキー大統領はクルスク州から隣接するウクライナ北部のスムイ州に対してことし6月1日以降、2100回近くにのぼる砲撃が行われたとしています。

そのうえで「ロシアが攻撃を仕掛けてくる場所を破壊することは正しいことだ。プーチンがそこまで戦争を続けたいのであれば、ロシアを和平に追い込まなければならない」と訴えました。

ウクライナ軍総司令官「1000平方キロ 支配下に」
ゼレンスキー大統領は12日、戦況について協議するため、政権幹部を集めて会議を開きました。

この中でウクライナ軍のシルスキー総司令官は、越境攻撃を行っているロシア西部クルスク州の状況について「現時点で、およそ1000平方キロメートルがわれわれの支配下にある」と報告しました。

プーチン大統領 ウクライナ軍撃退を指示
ロシアのプーチン大統領は12日、安全保障を担当する政権幹部やウクライナと国境を接する3つの州の知事らと会議を開き、この中でクルスク州のスミルノフ知事代行は、州内でこれまでに12人が死亡し、121人がけがをしたと明らかにしました。

また、ウクライナ軍は国境から12キロの地点まで進み、州内の28の集落がウクライナ軍の支配下にあり、これまでにあわせて12万1000人が避難したと報告しました。

隣接するベルゴロド州の知事も、国境沿いの一部の地区からおよそ1万人が避難したと報告しました。

プーチン大統領は「国防省の任務は、敵をわれわれの領土から追い出し、国境を確実に守ることだ」と述べ、ウクライナ軍をロシア領から撃退するよう指示を出しました。

また、ウクライナ側のねらいについて「敵は将来の交渉を有利にしようとしているようだ」と述べました。

さらに、ウクライナ側はロシア国民をおびえさせ、結束を破壊することをねらっているとしたうえで「敵は間違いなく相応の報いを受けるし、われわれの目的は間違いなく達成される」と強調しました。

ロシア国防省 “後方支援を強化”
ロシア国防省は12日、ウクライナ軍の越境攻撃を受けて、部隊を増強するとともに、戦闘に必要な装備や弾薬、それに食料の補給などの後方支援を強化していると発表しました。

これに合わせて公開された映像には、トレーラーに軍用車両が積み込まれる様子が写されていて、ウクライナ軍の撃退に向けた対策を講じていることをアピールするねらいもあると見られます。
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