「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「手入れ!」

2023年04月20日 | 季節の移ろい・出来事

       
               手入れの行き届いた庭に咲くツツジ。色鮮やかにいっぱいの花を付けて

我が家のすぐ近くに、90才と83才のご夫婦が住んでおられる。本当は老夫婦と呼ぶべきかもしれないが、ご主人はともかく奥様の方は「老」を付けるにはまだお若いよね~と思っているので敢えて老をつけない。やぶにらみ的に思うのは「老」とは年齢で判断するものではないということ。つまり普段のお人柄・性格、生活様式など併せ考えてから年齢に関係なく、老を付けたくなる人、そうでない人がいるということ。

ご主人は若い時は大企業の工員さんであったと聞く。鹿児島出身のもろに薩摩隼人の血筋を引く厳しい男性であったらしい。伝書鳩の如く、きっちり家と会社を往復するご主人を奥さんは三つ指ついて迎えていて、口答え一つしたことはないということだ。
まあそれ以上は何があろうとどうであろうとそれぞれのご家庭の事情というものだから、多くは語らないが時として愚痴が漏れることもある。

そんなご夫婦にしては珍しく、子育てを終えたころから奥様は近くのゴルフ場でキャディさんを勤め始めたという。地元の名士やお金持ちとの接触も多かったようで、小粋で垢ぬけた素敵なオバサマである。私たちのグラウンドゴルフの仲間としてアイドル的存在である。ホールインワンでも出そうものなら、スキップしてボールを拾いに行くお元気さ。穏やかな性格に口数も少なく、ゴルフはお上手ときている。

たまにゴルフつながりの要件などでお邪魔すると、お庭での立ち話ではあるがご主人は「今は完全リタイヤして、難聴もあってほとんど外に出なくなった」とおっしゃる。その割にきれい好きは昔っからで今も変わりない。庭先の芝生に草が生えていたら叱られるということで、奥さんの手が行き届き植木の花も見事に咲かせてある。これも咲き終わったらすぐに花しべを取って来年に備えるらしく、見事に手入れの行き届いた庭を拝見することになる。
我が家もそこそこに手は入れてあるが彼女の庭ほどではない。我が家も手入れは100%カミさんの仕事になっている。

隣の芝は青い。人のふり見て我がふり直せ。とか色々言われるが、男手で大ざっぱな手入れをするとロクなことにはならないが、女性の細やかな気配りはやはり気持ちのいい庭に仕立て上げられるものだ、などと改めて思い知らされている。時には手を貸さないとね~。


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