大型連休と騒がれた今年のGWもいよいよ最終日。一通りも二通りも大騒ぎさせられた接待も全て終了。やっと人心地付いた今日5月7日火曜日は、朝からの冷たい小雨。楽しみにしていたグラウンドゴルフも中止となった。それならということで、昨夜来の雨に濡れて瑞々しい新緑が重なり合う、ふる里の静けさと落ち着きを求めてちょっとお出かけ。まさに、おまけのGW最終日を目の保養にあてた。
一つの小さい山を覆うツツジの群生が話題になる、里山の風景だが訪れる時季は少しハズレ。そこここを散策するうちに、小さな郵便局前の小さな植え込みの中に、雨にぬれながらも読書中の二宮金次郎に遭遇。かつては台座に載せられ、少し見上げる位置にあって、勤勉の象徴的存在だったのに、今はその数も少なくなり、歩きながら書物を読むことの危険性さえささやかれる始末。時代の変遷の代表的存在でもある。
故郷の小山に咲くツツジ 小さな植え込みに置かれた二宮金次郎さん
少し足を延ばした道の駅で腹ごしらえ。もう一つの気がかりを求めて、山口県内で最も大きいダム湖を訪ねた。気がかりとは、ほんの少しの雨でも「流入量制限によりダムから放流します。水面の上昇に注意を」というダム情報がしょっちゅうスマホに入る。「エッこのくらいの雨で?」という疑問を実証してみたかった。
まっこと、ダム湖には青々とした湖水が溢れるほどの満水であった。
ダム建設の記念碑 優しい葉緑をバックに真っ白い藤の花が
満々と水を湛えた広大なダム湖
かつては、子供会の遠足など、何かにつけてお出かけ対象であったダム公園も、今や寂れて尋ねる人もなし。
これほどの満水はあまり見たことがない。これでは、少しの雨でも放流で対応しないと危険だね~と納得。
そして、これなら夏の渇水期にも、十分な飲料水確保が保証されているようだ。
おまけのGW最終日とはいえ、たまにはこうして、あふれる緑に囲まれて、欲も得も考えないドライブも無駄ではなかった。 なんかしら得した気分。
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