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「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「成人式」

2019年01月14日 | ニュース・世相

          

平成という年号最後の成人式。
街のあちこちで、アッパイ振袖に純白のショール。色とりどりの袴に羽織を着込んだ新成人の姿が目についた。
ほとんどと言っていいほど若者が着なくなった和服の正装。この日ばかりは一つのユニフォームであるがごとく、
特に女性の方は、猫も杓子もというほど振袖をお召しになる。悪くない。微笑ましく将来に残したい光景である。

もっと普段でも、時に正式和装を身につけて、心身ともに大和なでしこの心意気を取り戻してみては如何だろう。
などと滅多なことを言うと「セクハラだ」「パワハラだ」と吊し上げを食らう世の中。気を付けなくっちゃ。
それにしても、馬子にも衣裳。「歩きにくそう」「転ばねばいいが」と気を遣いながらも、その初々しさまで
否定するものではない。可愛いよね~と正直思う。

吾輩にもあった成人式。1962年、昭和37年の出来事である。
両親からお祝いにもらった新調のスーツを、着こなすなどとは程遠く、スーツにもてあそばれながらも、汚さな
いように、相撲取りでもないのに「土など付けないよう」気を遣って成人式に臨んだた昔を思い出す。
紛れもなく初々しく、凛々しかった。ということにしておこう。
青年団によるお祝いの席で、初めてのコップ酒を呑んだ。その時の味??ウーンよく覚えていないね~。

爾来、四捨五入すれば60年。ありとあらゆるものを見、聞き、体験してきた。大いに影響された書物にも出会った。
結局は「世の中の人が何とも言わば言え 我がなす道は我のみぞ知る」とばかりに、良くも悪くもその時々において
精一杯考えたり、少しいい加減であったりしながら、一生懸命生きてきたことは確かである。

『じぶんの耳目 じぶんの二本足のみで立っていて なに不都合なことやある』とまで横柄ではないにしても、これに
似たような生き方をしてきたことに、さほどの貧しさや哀れさを感じないのはあり難い。
などと言えるほど、曲がりなりにも今が充実しているということなのかな。

 

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