「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「舐めたらアカン!」

2011年05月17日 | つれづれ噺

        

今年もその季節がやってきた。
朝顔さんに散々花を楽しませてもらいながら、西日を除けてもらう。
最も身近な省エネ・エコ生活の原点みたいな、緑のカーテンを狙っている。

3年前に植えた琉球朝顔が宿根のまま新芽を出し、見事に咲いてくれた。それは昨年までの話。今年も昨年並みにそろそろ芽を出すだろうと待っていた。
4月はじめにはプランターをひっくり返し、埋もれた根っこを取り出して新たな土と入れ替えた。当然、水持ちのよい鹿沼土も混ぜ、赤玉も、花木用の土も混ぜて、丁寧に植え替えをしてやった。これほど懇切丁寧に手を掛けるのは珍しいことなのだ。

なのに芽を出さない。そんな兆候さえ全く見られない。
この冬の寒さに凍えたのか、固まった土に長いことほったらかされて根腐れを起こしたのか。残念ながら、昨年までの琉球朝顔には見事にフラれた。
琉球朝顔は強い強いと聞かされてきた。少々では根腐れもおこさん、寒さにも負けはせん・・・と。安心して舐めてしまった。

愛情が足らなかった。人の言葉を鵜呑みにした。見事にしっぺ返しされた。
そこで今年は、新たに「西洋あさがお」の苗を買ってきた。
日本古来のタネから育てるあさがお・夕顔には今一自信がない。手っ取り早く苗を買ってきてしまう。

色とりどりを5本植えた。さてどれほどの広がりを見せるやら。ツルを這わせる柵は頑丈な物にした。隣のオッサン曰く、家が傾いてもあさがおの柵は大丈夫・・・と。

季節はめぐる。厳しい暑さもあれば芯から冷える冬もある。年々動く気象変動を、植物は確実に感じ取る。その感覚の鋭さは人間の比ではない。
自然を舐めたらアカンかった。完全に枯れた琉球あさがおに代わる西洋あさがお。
さていつごろから咲き始めるのだろう。こんどは舐めんように育てよう。

 

コメント (4)
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