「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「力を抜いて・・・」

2011年05月10日 | 晴耕雨読

        

5月の上旬にしてこの蒸し暑さにブツブツ。目の前の夏が思い遣られる。
今年の夏は格別にエアコン使用を抑えようと覚悟している。
電気使用量節減もあるが、エアコンのなかった頃を思い出す生活に浸ってみたい。

幸いにして、海風が吹き抜ける我が家は、夏が涼しい。二階での昼寝は腹かけが欠かせない。電力不足が予測される夏。一工夫を・・・と思ってみる。

南の海上では台風1号が発生北上中。その影響か、激しい雨の一日となった。
柄にもなく枕元に伸ばした手に触った本をめくってみた。
先日、お友だちから推奨のあった、比叡山天台座主「山田恵諦(やまだえたい)」師との関わりについて書かれたものだった。

「おみくじは一つの信念を養成する。よいと出れば、絶対成功すると確信が持てるから、途中で壁にあたっても、それを打ち破る勇気が出る。その自信をお大師さんが授けて下さる。おみくじを信心するとは、お大師さんが自分を守って下さるという気持ちを大切にすることです」と。

「利口になろう、賢くなろうと思うんではなくて、愚になることです。力を抜いて、とことん愚かな自分というものを見つめてみる。たとえば泳ぎのできん者は、泳ごう泳ごう、浮き上がろう、浮き上がろうとして体を固くして、ますますアップアップする。だから溺れてしまう。えいままよ、と一息吸い込んで底の底まで沈んでやろうと全身の力を抜いてみる。水の中でもしっかり目を開けて見るくらいの覚悟をきめてしまう。すると人間の体なんてものは、自然に浮くようにできておる。」

政府が景気対策で「内需拡大」を訴えたところ、「内需拡大とは贅沢をしろということだ。人間はいちど贅沢の癖がつくと直らない。とんでもないことだ」と恵諦師は公式の席で反対したいう話もある。

いずれの話を聞いても、耳の痛い、未熟な我が身を恥じ入るばかり。
明日は雨が上がったら畑に出てみよう。雨読ばかりでは片手落ちになりそう。

コメント (6)
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