「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「金 美齢さん」

2010年05月22日 | 趣味・・エッセイ
所属するボランティアグループの代表から、2ヶ月前にチケットを頂いた。
「国際ソロプチミスト岩国 認証30周年記念 文化後援会」。
無駄にしてなるものか・・・と手帳に書き込み、この日を待った。

もし頂いていなかったら果たして出向いたかどうか・・・。兎に角、男の数はホンの数%、しかも若手に見られる有り難さ??。
「圧倒的な女性パワーに押しつぶされそう・・・」というのが、メモ帳に記した最初の感想である。

さて「金 美齢さん」1934年生まれとおっしゃるから、御年76歳。
お若い。きれい。声も言葉もキレがある。トークやゼスチャーには張りがある。きれいな日本語、カッコイイ!!
その名の通り、美しく年齢を重ねるとおっしゃるが、まさしくその通りだと思った。
ただ、そのためには「若くてイケメン」という言葉何回出てきたろうか、と思うほど、若さを保つ秘訣には、若いイケメン男性に目を向けることを忘れてはならないということだろう。

「凛とした母親が日本を救う」というタイトルで正味90分。
飽きさせず、退屈させず、歯切れよくご自分の思いをズバリ。
「人間、己の立場をしっかり掌握し、その立場に応じた『危機管理』を持つこと」それは個人でも公人でも全く変わらない。一国の首相が、国家を思う危機管理に欠けたら首相の役割を放棄したことになる。現在がその典型だ。リーダーの資質の課題は、如何に安心安全をもたらすか、そこには大変な努力とエネルギーが必要・・と。

これと同じことが個人にも言える。親が、特に母親が子どもと相対するとき、将来や現状を考えながら、危機管理をもった教育・基本的な考え方を植え付けて行かなかったら日本はダメになる。・・・と言うようなことをおっしゃりたかったのだと思う。

甘やかしはダメ。ある時は反面教師となってもいい、一生懸命生きている親の姿・親の背中を子どもに見せて欲しい、と。
世の中の動きに、何でもかんでも反対すりゃーいいってもんじゃない。とも。

氏の経歴や著作・活躍など今更言うまでもないが、かつて台湾人として、独立運動に関わった自らの体験に裏打ちされた講演は、小気味よく耳に響いた。
当然ながら、首をかしげる方もおられるだろう。それはそれでいい。

最後の最後に、「会場の数少ない殿方も『凛とした男性で生きる』ためには、草食系男子などと言わず、精力的に活躍して下さい」と言い残された。大いに賛成!!
コメント (10)
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