「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「よくぞ男に…」

2008年07月29日 | 季節の移ろい・出来事
 この暑さ、なんとか凌ごうと思ってはみるが、所詮どうにもなりゃしない。
 責めて、節水情報が発令されるまで、遠慮なく庭に打ち水でもして、ステテコ・薄い肌着を引っかけて、椅子を持ち出し足投げ出して、缶ビールのイッパイもやってみたくなる。
 そこで ”夕涼み、よくぞ男に 生まれけり ” がよみがえる。
 とは言うものの、最近ステテコは見なくなったなー。

 子供の頃は、日が暮れてしばらくすると、あっちの家もこっちの家も、大勢の老若男女がウチワ片手に縁台に集まり、世間話という貴重な情報交換の場があった。

 中でも、ステテコに上半身裸、肩にタオルが1本といういでたち。
 見えにくいほどのわずかな灯りの下で、将棋盤を挟んでかがみ込む。
 そのうち、将棋盤は多くの人に囲まれる、最初は2本だった手が5本にも6本にもなって、誰と誰が指していたのか分からなくなるありさま。
 そんな中で、子供達は大人の会話を耳にしたり、駒の動かし方を覚えたりしてきたものだ。

 残念ながら今はない。ステテコもなければ、男に生まれた甲斐もない。男の半ズボンより女性のスカートの方が短くなってしまった。アーァ。
 それに、隣近所が集まって縁台将棋するなどは歴史物語になりつつある。

 産地偽装でも中国産でもいい、口に入れない花火なら値段の安い方がいい。
安い花火を買い込んで、華やかに火花を散らせば、たとえその瞬間でも近所の子供くらい集まって来るかな、それを突破口にあれこれ自治会活動を……

 いやいや「アンタも好きじゃねー」とたしなめられる声が聞こえてきそう。

           (写真:夕涼み定番グッズ)



コメント (6)
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