「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「食後のひとやすみ」

2008年07月23日 | 季節の移ろい・出来事
地球に優しく人間にも優しい無農薬野菜が脚光を浴びて久しい。
本当に農薬を一切使わなくて商品価値の高い野菜が大量に収穫できるとは、にわかには信じがたい。実際に、農薬を全く使わない我が家の菜園での収穫は、商品としての価値は低く、見栄えも間違いなく値切られるであろう物が多い。

そんな疑問に一定の答えを出してくれる光景に出会った。
今を盛りの成長期にあるハス田で、縦横無尽に走り回り、雑草も害虫も食いつぶしてくれる重宝な鳥「あいがも」親子の休憩時間にめぐりあえた。

夕方5時半、西日はまだ威力を保っている。
ひるから中働き詰めに働いて、お腹は満腹、ねぐらに帰るには少し早い。「ちょっとみんなでひとやすみよー」という親の掛け声で、田んぼの脇の草むらに上がってきたのに違いない。

2週間ばかり前に、ハスの茎の間をネズミが走っているのかと見間違えるほど小さかったのに、今日見たら、もう親に近づくほどに大きくなっている。
それほど餌が豊富なのだろう。と言うことは、あいがもがこれほど雑草や害虫を食べてくれたことになる。いやはや驚きである。

ちなみに、アイガモは「合鴨」と書く。マガモとアヒルを掛け合わせた雑種で、アヒルに鴨の野生を注入し、狩猟性と旺盛な食欲を引き出したと言われている。
やがて成鳥となってご用が終われば、食肉となるのだそうな。

こんな光景に出会えるのも、西日差す暑さにもめげず、孫に引っ張られて散歩に出るお陰である。
また孫かー……。


(写真: 一羽の親に八羽の子、ひとやすみ中のアイガモ親子)

コメント (4)
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