「宿題」

このところ、キーボードにさわる時間が長くなったなーと自分でも思っていた。少し運動不足気味だなーとも。少し改善が必要かなーとも。

「最近、お父さんは何にもしてくれんようになったねー、パソコンばかりで…」すかさずカミサンの手厳しい声が聞こえてくる。
格別、何をどうして欲しいという注文があるわけではない。何かをしゃべらなければならない相談事があるわけでもない。が、一階の居間にいる時間やテレビの画面を一緒に眺める回数が少なくなったことは分かっていた。

せめてもの罪滅ぼし、一念発起、と言うほど大げさなことでもないが、宿題を一つさらっとやってのけた。（やりゃー出来るんよ、と本人は思い込んでいる）

西日除けに植えたオーシャンブルーが、見事に枝葉をひろげて緑のカーテンとなってくれた。完全ではないが花もチラホラ咲き始めた。
植えた場所が西日除けだから、当然日の暮れまでガンガン太陽にさらされる。しかもプランターに植えてある。夕方になったら、完全ダウンとなって花はしぼむ、葉っぱも茎も垂れ下がる。枯れたのでは？と心配させられる。毎日水遣りにこちらがバテそうなほど汗が出る。

そこで、一計。６個あるプランターに一度にまんべんなく、しかも手間を掛けずに水遣りの方法。
４㍍のパイプを買ってきた、寸法通りに穴を開け、簡易ホースをつないだ。仕上がり上々。蛇口をひねればたちどころに全てのプランターに水が行き届く。水量も多すぎず・少なすぎず「こりゃーええねー」カミサンの声に面目躍如。

ほんのわずかな実費と、２時間の労力で、念願の宿題をやっつけた。しばらくはキーボードに熱中できそう。
間もなく夏休みを迎える孫にも言っておこう「宿題は早めにやりなさい…」と。

（写真：水遣りパイプ設置。プランターを横に這うパイプにご注目）