去年末に猛吹雪の山旅に出かけて 風邪をひいたのか 正月に寝込んで1月は
ほとんど家で ゴロゴロしたり、寝て過ごしました。
1月末に裏山の岩湧山を歩き出して少し元気が出て 1月も末になり
ようやく金剛山を歩く気になり 出かけました。
金剛山は雪が10センチから20センチくらいあり、雪歩きと霧氷、氷瀑が楽しめました。
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雪歩きと雪景色を楽しんだ金剛山 その1
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いつものように 国道309を水越峠下で分岐して 旧国道へ入ると全面凍結してつるつるでした。
水越峠駐車場へ向かうと 駐車場すぐ下で ごつい車が止まっていて動きません。
上から降りてくる車も上で止まってにらみ合いしています。
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しばらく車の中で待っていましたが
全然動く気配がないので 歩いて見に行くと 軽自動車のおじさんが雪道の上でジャッキアップして
タイヤチェーンを取り付けようとしています。私が「どうしました?」と聞くと ごつい車の
いかにも 怖そうなおじさんが「ワシはスタッドレス履いた四駆に乗っていても滑るのに なんで
こんな道をノーマルタイヤで登ってくるかなあ」、「もっと手前でつるつる滑った時点でなんで
チェーンをつけなんだかなあ」、「坂道でジャッキアップするなんて一番したらアカン事やけどなあ」
などと その軽のノーマルタイヤのおじさんに がみがみかみついているところでした。
その軽のおじさんはかわいそうに黙って黙々とチェーンを付ける作業をしている最中でした。
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ちょうど右前輪のタイヤにチェーンがハマったので そのおじさんがかわいそうになり
「悪いけど その車を左に寄せてもらえますか。私が後ろを押しますから」と言うと
そのおじさんは「すみません、もうしわけありません。今寄せます」と言っていったんバックを
始めて止まったので 私は後ろから押して前進させようとしました。しかし路面がつるつるで
あまり力が入りません。それを見たごつい車の怖そうなおじさんとその奥さんも「しょうがないなあ」
と言いつつ 一緒に押してくれたので なんとか前進して左に寄せる事が出来ました。
その怖そうなおじさんと私は 駐車場に車を入れて 身支度してそれぞれ歩き始めました。
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私は駐車場から直接太尾道への近道を歩きながら下の様子を見てみると なんと先ほどの軽のおじさんが
チェーンの音をジャラジャラ言わせて駐車場に入ってきて 車を止めるとすぐにリュックを担いで
歩き出したのでびっくりしました。あれだけ罵詈雑言を浴びて嫌な気持ちになったのに 帰宅せず
そのまま当初計画通り歩き出したので「あのおじさん、強いなあ」と感心しました。
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あのおじさんもこれに懲りて 雪道に入る前にタイヤチェーンを装着するようにしてくれれば
いいのですが。
それにしても雪道をノーマルタイヤで走る人がなんと多いことか。岩湧でもここ金剛山でも
途中でスタックした人をたくさん見ます。これが国道本線だと たちまち大渋滞が発生します。
雪道をノーマルタイヤで走る気持ちが全く理解できません。
この前の12月の山旅で 日光霧降高原に ツルツルのアイスバーン走り到着して登山準備を
していたら トヨタの普通乗用車に乗った若いカップルがやってきて 私の隣に車を止めて
「アー怖かった」と言うので見たら東京ナンバーでしかも初心者マークを張った若者でした。
しかもノーマルタイヤなので びっくりして「よくここまで来れたね」というと「はい怖かったです」
と何気なく言うので またしてもびっくり。雪道はスタッドレスタイヤで走るという基本が
全く分かっていないので それ以上説教する気をなくしました。
雪道での国道や高速の大渋滞、立往生の先頭は 必ずノーマルタイヤの車やトラックのスタックです。
ゆき道は必ず冬用タイヤで走りましょう。
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雪は固くしまっていて アイゼンが食い込んで とても歩きやすい状態です。
駐車場からツルツルなので 最初から10本爪アイゼンを履いて出発しました。
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吹き溜まりでは結構積もっています。
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難所の急登区間に来ました。一歩ずつアイゼンをけり込んで登ります。
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時々青空で出ます。横の斜面を見ると 急勾配が分かります。
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太尾塞跡にくると霧氷が現れました。
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奇麗な霧氷のトンネルを進みます。
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サラサラの雪は踏み固められて とても歩きやすい状態です。
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時々木の隙間から 大阪が見えています。帰宅してパソコンで見たらなんと大阪湾が
写っていました。
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更に標高を上げると 植林帯の木の幹にまで霧氷が現れました。とてもきれいです。
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大日岳に到着しました。
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そのまま国見広場へ向かいます。
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笹薮も積雪で 雪原のようになっています。
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樹氷の森を進みます。
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国見広場が騒がしいので 下を覗くとなんと大勢の人が ワイワイ言っています。
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その2へ続く
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