「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

彦根城博物館@彦根市金亀町

2015年09月25日 20時46分55秒 | 博物館
彦根城博物館@彦根市金亀町





天守閣から入場口に戻ると、その脇に「彦根城博物館」が在る。
彦根城と共通の入場券を買えば両方を観られる。

パンフレットに拠れば、博物館は江戸時代までに彦根藩の政庁を司っていた表御殿を再建し、彦根市の市政50周年を記念して1987年2月に開館した。
表御殿を復元するにあたっては、発掘調査、絵図、明治時代初期の写真を参考ににし博物館としての機能も加味しながら復元した、とある。

鉄筋部分と木造部分で構成されているが、築後30近くを経て江戸時代の建造物の様に馴染んでいる。







井伊家に伝わった歴代の甲冑、刀剣小道具、美術工芸品、能や茶器、古文書の展示等が展示されている。



国宝『彦根屏風』が有名だが、毎年春に展示されるとのことだ。

表御殿の中央に占める能舞台は当時の唯一の遺構で、別の場所に移築されていたものを開館に合わせ再移築された。






藩主が日常生活をいとなんだ「奥向き」は、御座の間や茶室・庭園が復元されていたが見事なものだ。

特に、彦根藩井伊家13代直弼(1815-60)は、江戸時代後期の代表的な大名茶人として知られている。彦根藩を率いる藩主として、幕政を統括する大老として政治の表舞台で活躍するとともに、茶の湯の研鑽に力を注ぎ、茶書の執筆や茶会の開催、弟子の育成、茶道具の制作などを精力的に行った。
直弼は、利休と石州をはじめとする先人の思想を丹念に紐解きながら、自らの茶の湯を育んだ茶人として知られ、所蔵品も多い。
『一期一会』は直弼の著書『茶湯一会集』巻頭に「一期一会」と表現したことにより、同じく茶道の重要な精神とされる「独座観念」とともに四字熟語の形で広まった。と云われる。

「彦根城博物館」の建物・庭・収蔵品等々、お城と一体となった展示内容など、水戸は多くを学ばなければと感じた。
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彦根市と彦根城は凄い

2015年09月25日 11時57分56秒 | 
彦根市と彦根城 





水戸に生まれ育ったものとして、歴史的なことを詳しくは知らないが、一度は彦根を訪れたいと思っていた。
奈良博の白鳳展を観て翌日は念願の佐川美術館に行くことも出来た。
琵琶湖畔の佐川美術館は守山市に在る。
美術館前発のバスで守山駅まで約30分、守山駅から彦根駅まで東海道線で約30分の距離だ。
JR彦根駅に並行して近江鉄道の彦根駅も在った。
「近江の国」は歴史とロマンを感じる。
今回は急ぎ足だが、何れはゆっくりと巡ってみたいものだ。



井伊直政公銅像(彦根駅西口前)
「井伊直政」(1561~1602)は戦国時代の武将で 徳川四天王として名高い。
自身が組織した井伊の赤備えは戦国屈指の精鋭部隊として特に有名である。彦根藩初代藩主。

水戸藩は徳川御三家の一つで、彦根藩は譜代大名の筆頭。
幕末の動乱期、桜田門外の変はいわば、身内同士が衝突して起こった事件。
以来、明治100年を機に昭和43年10月29日、敦賀市の仲立ちにより、親善都市の盟約を結び友好関係が保たれているのが、水戸の人間にとっては、何か後ろめたい感じがする。

彦根は近江の国の交通の要所で、江戸時代には徳川家譜代の大名・井伊家の知行するところとなり、琵琶湖に面した山に築城された彦根城を中核として佐和山藩改め彦根藩が置かれた。
彦根藩および彦根城は、西日本の外様大名に睨みを利かせる幕藩体制上きわめて重要な役割、さらに前線に位置する播磨国の姫路藩および姫路城と共に担った。
姫路城は昨年11月、倉敷~岡山~姫路を巡る旅をした際に訪れた。
改築中で内部は入れなかったが、覆いを外された外観を観ることが出来た。
敷地の広さ、白鷺城と呼ばれる美しさはまさに国宝に指定された名城の第一。
国宝の天守は、姫路城、彦根城、犬山城、松本城、松江城の5つだけ。

彦根駅を降りて観光案内所に入ると。
「残念ですが、彦根城は昨夜からの台風のため閉鎖されています」と告げられた。
台風一過、既に青空がのぞいているのだが、昨夜の風雨は凄かったようだ。
それでも、せっかく来たのだからとお城に向かって歩き出した。



濠に沿って植えられた「いろは松」は風格を感じた。
日本の城跡や街道筋に似合うのは松の他は考えられない。
近年、松くい虫の被害で急激に少なくなってしまったが、早急に植えてほしいと思っているが、その様な動きは感じられない。

門や櫓など復元された建物も有るようだが濠や石垣も見事なものだ。
残念だが、空濠と弘道館程度の水戸とは比べ物にならない。



櫓の一郭の「開国記念館」を見ている時、お城が開館しました、とのアナウンス。
これは、幸運な知らせ。
早速城内に。



昨夜の台風の影響で、石段脇などの崖崩れも有りましたが、


天守に登る道は大丈夫でした。



天秤櫓、太鼓門櫓を登ると天守閣です。









眺望のよい山城、ここからは琵琶湖が一望に見晴らせる。
確かに、天下の名城でした。
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