「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

彼岸花@西の谷

2015年09月20日 11時51分10秒 | 西の谷緑地公園
秋の彼岸の頃







今日20日は秋の彼岸の入り。
花は季節を知って、確実にその時期に咲くのは不思議なくらい、数年前に植えた西の谷の「彼岸花」が見頃だ。
そのまま見ればいいのに、刈り取る人の気持ちは理解できない。





ホトトギスは毎年、どんどんと増える。
この花の見頃は長い。



秋海棠は茎が弱いので雑草に紛れると育ちが悪い。

朝のうちに墓参りをすませたが、帰途の「伊勢屋」でお彼岸団子を買おうとしたが、日曜のせいか休み。
商店街の日曜休業が一般化してしまった。

水戸芸術館広場の「あおぞらクラフトいち」には大勢のお客さんが集まった。
連休となると、イベントに出かける人が多く、商店街は閑古鳥が鳴く。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

佐川美術館@滋賀県守山市水保町北川2891

2015年09月20日 08時02分37秒 | 美術館
水の上に浮かぶ美術館





琵琶湖畔・琵琶湖大橋の近くに1998年(平成10年)、佐川急便創立40周年を記念して開館した「佐川美術館」。
収蔵作品は日本画家・平山郁夫と彫刻家・佐藤忠良を中心として発足した。
敷地の大部分が水庭(人工池)になっており、水の上に浮かぶように見える2棟の切妻屋根の展示館(竹中工務店設計・施工)は、デザインが高く評価されている。

2007年9月、十五代樂吉左衞門の陶芸・樂茶碗などを展示する「樂吉左衞門館」が敷地内に新館として併設された。



地下の展示室と池に浮かぶような茶室が話題を呼んで、多くのメデアで報道された。僕が知ったのはその際で、どの様な処か、一度は訪れたいと思っていた。
「青春18切符」で奈良博の「白鳳展」を観た後、足を延ばす計画をした。

琵琶湖畔とは言え、JR湖西線 「堅田駅」 下車 バス で15分 。JR琵琶湖線 「守山駅」 下車 バス で30分 。どちらからも時間がかかるし、バスの便もさほど良くない。

奈良から近鉄で京都に、京都からJR湖西線 で「堅田駅」に。
ここまでは約2時間。



「堅田駅」に着くころは台風の影響で風雨が強くなった。
この台風が、後日に関東に向かい鬼怒川の氾濫を招き大きな被害を出した。
とにかく、バスの便が悪く、この時間帯は美術館までの直行便が無い。
やむなく、琵琶湖大橋に近いバス停で下車して風雨の中を歩くこと30分。



開館時間の9時30分にずぶ濡れで到着した。
この雨の中なので、来場者が少なく、ゆっくりとした時間をすごすことが出来た。

平山郁夫記念室の『平和の祈り サラエボ戦跡』、『楼蘭の朝』『楼蘭の夕』『楼蘭の月』等の大作も素晴らしかったが、ブハラやサマルカンドなどの風景は訪ねたことのある場所ゆえに、当時を思い起こした。
シルクロードを旅したルートや日程が記された地図が掲示されていたが、再三に渡って現地を踏破、よくも歩いたものと感心した。
更には、財団を作り各地の遺跡保存の基金を援助するなど、画家に留まらない活躍も見事だ。

佐藤忠良室の『帽子・夏』、『スイス帽の未菜』、『ボタン』など、おなじみの作品が並ぶ。



池にも建つ佐藤忠良の作品。

宮城県立美術館の佐藤忠良記念館を訪ねたことを思い出した。
2年前のことだが、あの日の記事はまだ書いてない。



常設に加え「キースヘリングの特別展」が9月31日まで開催されていた。

佐川美術館の目玉と云えるのが2007年9月2日に新設された「樂吉左衞門館」。十五代樂吉左衞門の作品を展示する特別室だが樂吉左衞門が自ら構想し、5年の歳月をかけたと云うだけに、見事、としか言いようがない。





地下に、天井が高い広々とした展示室。



場所によっては、池の間からの自然光が降り注ぐ。
展示室は無垢の木材が多用されているが、如何なる技法なのか、まるで古材のようだ。
作品も従来の「楽焼き」とは異なる。
現代の「茶道」、はどうあるべきなのかを問うような作品。
楽代々の家に生まれ育ったからこそ、その意義は大きい。
とは言え、我々、一般の人にとっては縁のない世界にも思える。

普通は入場できない、水面に浮かぶ茶室。
庭から一部を覗き観ることは可能だが、これもまたしかり。
夜間、月明かりの中での茶会であれば、正に夢幻の世界だろう。

通常の世界と異なった空間、唯々、感心するばかりでした。

観終る頃には雨もやみ、美術館前からJR琵琶湖線 「守山駅」 行きのバスに乗車した。バスで約30分守山駅に。
次の目的地彦根に向かう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする