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「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

茨城県植物園 @那珂市

2013年05月05日 21時16分00秒 | 庭園
茨城県植物園 @那珂市

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連休終盤の4日「EATSARTS」にてパンを買い食事をした。
この様な素晴らしい店が、身近なところに在ったのを嬉しく思った。
毎週土曜日に1日のみの営業では、訪れる機会も限られるが、是非とも再訪したいと思った。ここまで来たので、久し振りに茨城県植物園に立ち寄ることに。
5月3日から6日まで「春まつり」が開催されていた。

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正門を入って中央の、噴水のある沈床園。

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藤棚の藤の花、未だ楽しめます。

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山草の展示販売がされていた。
植える場所があれば、欲しいと思う草花が沢山。

展示室では、日本の野生ランの中でも一般的に広く栽培され、身近な山野草として人気があるエビネの珍種が展示されていた。

連休中、行楽地は混雑するが、植物園は静かだ。
芝生の広場は家族連れがピクニック気分、良いですね。

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ボタン園、少し時期が遅かったようです。
華麗で、まさに花の女王。



静峰ふるさと公園の桜 @那珂市

2013年04月18日 15時11分32秒 | 庭園
静峰ふるさと公園の桜 @那珂市

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延喜式名神名帳(927年)にも、鹿島神宮などとともに記されている静神社は常陸二の宮として、古くから信仰を集め ている。
水戸から奥州に通ずる棚倉街道に面し、交通の要地でもあった。

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昔ここが織物の里であったことを示す『常陸国風土記』の碑

神社の地続きではあるが「静峰ふるさと公園」の八重桜は「日本桜名所100選」にも選ばれ、訪れる人も多い。
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昭和40年頃に造成された当初は、真紅の八重桜が多く、美しいとは思えなかったが最近は「フケンゾウ」「ウコンザクラ」など淡い色の種類も増えて、多様性が出てきた。約2000本の桜が植えられているとのことで見応えがある。

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丘陵地で新緑との対比も素晴らしい。

今月いっぱい、あと1週間は充分に観ることが出来そう。


逆川緑地公園

2013年04月05日 14時24分09秒 | 庭園
逆川緑地公園

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千波湖、近代美術館、水戸市役所などの近辺を流れる逆川。
「美都里橋」のすぐ下流で桜川と合流する。

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河川の両側は文化遺産の笠原水道なども在り、豊かな森と湧水を利用した水生植物や、野鳥観察林、自然生態園もある。

西の谷よりは幅も広く、長さもあり、日当たりも良いので四季折々の楽しめる緑地帯。
埋め立て造成地なので、若干水はけがよくない。

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河川の浄化が進み、鮭が遡上するようになった。
秋の産卵期は、多くの鮭が群れを成しているのが岸からも見える。
大きな鯉が何匹も泳いでいる。
禁漁なのだろうが、今時、採って食べようと思う人もいないのだろう。


新県庁舎の近くの六番池が水源池だったが、以前に埋め立てられて市営六番池団地と成ってしまった。現在は那珂川の水をポンプアップした渡里用水が流れ、6号国道辺りまでは農業灌漑設備となっている。


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「逆川緑地公園」は逆川を挟んだ都市公園で、全線にわたって両岸とも、コンクリート製連接ブロックで護岸された典型的な都市河川にも拘らず、両岸の崖の自然林が素晴らしい。
年々、少なくなっているような気もするが、大切に守りたい。


報仏寺の枝垂れ桜@河和田町887

2013年03月28日 20時46分02秒 | 庭園
報仏寺の枝垂れ桜@河和田町887

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桜の季節は落ち着かない。
花の時期はマチマチ、見頃を定めるのは難しいから。
満開より五分咲き程度が好きだ。
特に、枝垂れ桜が好きだがソメイヨシノなどより早咲きの傾向があるように思えるが、どうなのだろうか。
枝垂れ桜は復数本より1本で充分だ。

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今日は、河和田の報仏寺に行った。
報仏寺は親鸞の直弟子である唯円(ゆいえん)が、建保6年(1218)に開いた水戸地方真宗教団発祥の由緒ある寺。当初は、現在地の南西約500m辺りの榎本というところにある心字池のほとりに道場を開いたことに始まる、と云われる。
唯円房は『歎異抄(たんにしょう)』の撰者に擬せられている。

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本堂の前に大きな枝垂桜が立っている。
枝垂桜を中心に藪椿・コブシ・赤松の大木が取り囲んでいる。
僕の理想とする景色である。
桜の木ばかりでなく周囲を赤・白・緑の樹木や花が取り巻いてこそ美しい。



水戸・千波公園の桜。

2013年03月26日 18時46分51秒 | 庭園
千波公園の桜。

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水戸市の千波湖を中心とした緑地は全国に誇れるものと思っている。
四季折々その良さはあるが、特に桜の頃は最高だ。

水戸地方の桜の見頃は今週末と云うが、満開より五分咲き位が趣がる。

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午後から、千波湖畔の北側を散歩した。

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北側から南側を望むと、森の中に辛夷の大木がところどころ満開の花を咲かせている。
コブシの開花は桜より早く、花も大きい。
この写真では分かりませんが、常磐線方向より県立美術館方面を眺めるのがベスト。

白あるいは薄いピンクで、遠目には桜よりも目立つ。

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「好文カフェ」の脇から見上げたコブシ。

コブシの白と桜のピンクの対比が誠に素晴らしい。

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桜ばかりでなく、しだれ柳との対比も素晴らしい。

明治時代に交配された、ソメイヨシノが絢爛豪華な花を付けるので急速に全国に普及した。しかし、50年から100年足らずといわれる寿命が問題となり、山桜などに植え替える動きが出ている。

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千波湖畔の桜の種類が示された看板があったが、30種以上が植えられているのを知って意を強くし、公園管理者の見識を讃えたいと思った。

水戸は梅の都として知られているが、公園都市・花の都として年間を通して花を楽しめる街づくりに、長い間取り組んでいる。
かねがね、梅まつりの期間を3月末までにしているが、3月20日頃までに会期を早め、20日以降は「桜まつり」になだれ込むのが良いと観光協会などに申し入れているのだが。


吉野の山桜。

2013年03月21日 23時54分43秒 | 庭園
吉野の山桜


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大改造が終了した上野公園の広場、大分明るい雰囲気に成った。
広場の一部ではあるが、吉野の山桜が植えられた。
元々、上野の桜は吉野の山桜を植えたのだが、明治の時代の初期に、染井の植木職人がオオシマザクラとヒガンザクラを交配した ソメイヨシノを作り出した。絢爛たる花を咲かせるので全国に普及し一般化し、全国の花の名所の8割はソメイヨシノと言われる。今や、桜の代名詞だが、寿命が短い。
何処の桜も老木となり樹勢が衰えている。

それらを反省して、山桜を植える傾向が多くなった。
見た目に地味で、開花時期が一定しないが、数百年という生命力がある。

2011年4月に念願の吉野の桜を観に行った。
この年は暖かく、中千本から上千本まで満開、既に散り始めていた。

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金峯山寺

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吉野葛の葛餅、花より団子です。

これからの桜は、大局を見据え山桜が普及することを願っている。
さらに言えば、桜のみならず、コブシや松など他の樹木との対比なども考えて植えることが大切に思う。





六義園の山桜とコブシ @文京区本駒込

2013年03月21日 10時36分07秒 | 庭園
六義園の山桜とコブシ @文京区本駒込

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元禄8年(1695年)、五代将軍・徳川綱吉より下屋敷として与えられた駒込の地に、柳沢吉保自ら設計、指揮し、平坦な武蔵野の一隅に池を掘り、山を築き、7年の歳月をかけて造り上げた「回遊式築山泉水庭園」が六義園。
造園当時から小石川後楽園とともに江戸の二大庭園に数えられていた。

躑躅の花が特に有名だが四季折々、いつ行っても楽しめる庭園。

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今の時期、入り口を入って直ぐの所に在るシダレザクラが人気を博している。

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六義園は吉保の文学的造詣の深さを反映した繊細で温和な日本庭園。
中国の古い漢詩集である「毛詩」の「詩の六義」、すなわち風・賦・比・興・雅・頌という分類法を、紀貫之が転用した和歌の「六体」に由来する。


今年は、一気に暖かくなった。
枝垂桜が美しく、大勢の人達で賑わっている。
しかしこの庭園は、園内全てが緻密な計算によって成り立っている感じだ。
赤松や辛夷の大木と山桜の対比が素晴しい。

庭園造成の全てのの要素が取り込まれている名園だだろう。
この時期、夜間のライトアップが行なわれているが、この照明も視線を邪魔しない落ち着きがある

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全国各地の銘石が集められ、はいちされている。
佐渡の赤玉石

中の島と鳳来島のある池を中心に築山が作られている。
標高35メートルの藤代峠からは園内を見通すことができる。
都心に在って、これほどの庭園はたぐい稀だろう。




飛鳥山公園の桜

2013年03月20日 21時29分14秒 | 庭園
飛鳥山公園@北区王子
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江戸時代「花見といえば、飛鳥山」と言われた花見の名所。
八大将軍徳川吉宗が飛鳥山をお王子神社に寄進し、桜、松、楓などを植え庶民の遊興の場とした。当時の演目が落語や歌舞伎に遺されている。
北側の崖からは、遠くに筑波山が望めた景勝の地。(浮世絵・松の奥の白い山)

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飛鳥山碑。元文2年(1737)建立、桜を植えた吉宗の顕彰碑である。摩耗して、殆ど読めない。

明治6年、太政官布達によって、上野・芝・浅草・深川とともに日本最初の公園に指定されている。

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ソメイヨシノやサトザクラなど650本が植えられている。
お花見の客は多いが、かなり樹勢が衰えた。
本来はヤマザクラだったが昭和になって、ソメイヨシノが主流になったようだ。
植え替えの時期だが、本来の山桜に戻すべきだろう。

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花もさることながら、隣接の「紙の博物館」「北区飛鳥山博物館」「渋沢史料館」の3つの博物館がお勧め。

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隣り合わせに渋沢栄一の住居址の一部が渋沢庭園として開放され、遺された大正建築の晩香盧と青淵文庫を見ることも出来る、





夜の偕楽園 @偕楽園公園

2013年03月14日 19時42分05秒 | 庭園
夜の偕楽園 @偕楽園公園

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20度を超す日もあれば翌日は10度足らず。
3月は寒暖の差が激しく、昨日は強風が吹き荒れた。
春の魁「水戸の梅まつり」は天候不順な時期に開催される。
開花の遅れていた偕楽園の梅の花が、やっと見頃となった。

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3月10日(日)までの予定だったライトアップが3月11日から24日(日)まで延長に成った
ライトアップ時間は日没から午後9時まで(開園時間を午後9時まで延長。
ライトアップと言っても、好文亭や一部の施設で煌々とした感じではない。
そこが良さなのだが、足元も明るくはないから簡単な照明は持参した方が安全。

梅の花はひっそりとした侘しさも趣がある。
あと、10日間、夜の偕楽園が楽しめます。


水戸市植物公園 @水戸市小吹町

2012年11月05日 14時17分42秒 | 庭園
水戸市植物公園 @水戸市小吹町

水戸市植物園

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ケーズデンキスタジアムでのホーム最終戦はエビネンコさんの車に同乗し、植物公園に駐車して観戦に。ホーリホックの試合の日は駐車場としてしようされる。スタジアムの前の駐車場より遠いがが、帰途が混雑しないので便利だ。
残念ながら1-1の引き分けだったが、快晴の下、秋の一日を楽しんだ家族連れが多かった。
11月11日の最終戦はアウェイの富山戦に期待し、更に、来季のJ1昇格の問題点(スタジアムの定員)をどうするか、球団の方策に関心は及ぶ。

未だ3時半なので植物公園を見て帰ることにする。
僕は、年に何度か来るが、エビネンコさんは初めてだとのこと。

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水戸市植物公園は1987(昭和62)年4月に開園した。
隣接して小吹清掃工場があり、その余熱を利用した大温室や熱帯果樹園を備えている。開園以来25年を経過し設備の老朽化は感じるが、樹木は時間を経て、昔からそこに存在した感じだ。
西川園長は、開園当初から造園技師で93年に32歳で園長となった優駿方だから、限られた予算と職員で植物園を運営されている。
西の谷にも、お知恵を拝借したいと思っているが、まだその機会がない。

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テラスガーデン、観賞大温室、熱帯果樹温室、植物館、芝生園、ロックガーデン、湿生花園等からなる洋風庭園なので洋花が多いが、薬草園などに、日本古来の植物もある。

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展示ギャラリーでは「サツキ展」が開催されていた。
花の時期ではないから、本体と葉を見るだけだが、花の時期より幹の姿が良く見えた。
正しく「花は盛りを観るものに非づ」。



小田原城址公園 @小田原市

2012年10月23日 23時59分07秒 | 庭園
小田原城址公園 @小田原市

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小田急線に乗っての箱根の旅。
強羅の「箱根美術館」を観るのが目的だったが、スイチバックの箱根登山鉄道・ケーブルカー・ロープウェー、さらには海賊船の形をした遊覧船で芦ノ湖を横断、バスで東海道の旧道を走り箱根湯本に。
そして、小田原駅に到着、駅前から旧小田原城が望め、歩いても15分程度の距離だ。

1500年頃、戦国大名小田原北条氏の居城となってから、関東支配の中心拠点として次第に拡張整備され、豊臣秀吉の来攻に備えて城下を囲む総構を完成させると城の規模は最大に達し、日本最大の中世城郭に発展した、とのこと。

現在の城跡は、当時の何分の一にも満たないようだが、それでもかなり広い。
濠に石垣と大きな松など、水戸城跡とは大幅に異なる。
しかし、小田原城は明治3年に廃城となり、ほとんどの建物は解体され、残っていた石垣も大正12年(1923)の関東大震災によりことごとく崩れ落ちてしまった。とのことだ。

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昭和35年(1960)に天守閣が復興、次いで昭和46年(1971)には常盤木門、平成9年(1997)には銅門、平成21年(2009)には馬出門が復元され現在の姿に。

案内図に従って、正面入り口から入った。
古い図面や写真を基に再建されているから往時の姿が偲ばれる。

本丸と二の丸を巡る濠と石垣。
天守閣を始め幾つかの城門は、城址公園としての雰囲気がある。

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樹齢数百年と思える松などの巨木が雄大な景観を作っている。
園内各所にこれほどの大木があるのは見事だ。


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本丸の北側に位置する場所の発掘調査が行われていた。
最も北条氏時代の様子が残されている一画、とされていながら、明治以降は野球場や駐車場として利用されていた。
調査終了後は、本格的な史跡整備が行われる様である。

本丸の下には茶店もあり、飲食が出来る木製の椅子テーブルも備わっている。
キャンプ地にあるような一体型で、かなり大きいのが何組か有った。
使用する人達のマナーが良ければ、この様な事も可能になる。

桜の花の名所であるが、梅林もある。
小田原市の曽我梅林は有名で、駅前の土産物店には梅干しや「水戸の梅」と同じお菓子が売られていた。
お菓子に関して、どちらが本家か分からないが、水戸と共通する点が多々ある様に思えた。
しかし、小田原に引けを取っていると感じたのが、本音だ。
富士山や箱根と云う世界的な名所が背後にある。

とは言え、水戸は水戸なりの優れた点が在る。
弘道館・偕楽園や千波公園の景観は充分に対抗出来る。



有栖川宮記念公園 @港区南麻布

2012年09月14日 12時53分39秒 | 庭園
有栖川宮記念公園 @港区南麻布

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S先輩のお嬢さんが有栖川宮記念公園の近くでお店を開いている。
ファッションが専門だが、心理療法にも興味があって、子育てや老人医療のコンサルティング‥もされているらしい。

十河さんの展覧会を観てから、急遽、訪ねることにした。
地下鉄「広尾駅」で下車し、有栖川宮記念公園の近くらしい。

有栖川宮記念公園は、江戸時代には陸奥盛岡藩下屋敷であったが、1896年(明治29年)に有栖川宮威仁親王邸と成った。
後に、高松宮に継承され、高松宮御用地となった。
1934年(昭和9年)故有栖川宮の命日にちなんで、御用地約11,000坪(36,325平米)を公園地として東京市に下賜された。
東京市は直ちに整備工事を開始、公園は有栖川宮記念公園と命名されて同年11月に開園・開放された。

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この様な歴史を有する公園。
園内は起伏に富み、東側の高台から西南側の低地に向けて大きく傾斜した地形となっている。
台地からの湧水もあるらしく流れと池が在る。
東京の主な庭園は、徳川時代の各藩の藩邸・旧宮家の跡地、三菱の創業者・岩崎家の本邸や別邸などが寄贈されて公園と成ったのが大部分。
都心の貴重な緑地となっている。



「大賀蓮」@茨城県立歴史館

2012年08月29日 10時34分59秒 | 庭園
「大賀蓮」@茨城県立歴史館

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先週の東京滞在中、上野の不忍池の蓮を見ることが出来なかった。
戻ってから、今朝、歴史館の蓮池に行った。
僅かに蓮の甘い香りが漂っている。

歴史館開設当時、この池の周辺は「茨城山草会」により万葉植物園になる計画だった。
完成を待たずに消滅し、大賀蓮の池となった。

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「大賀蓮」は千葉市の2000年前の地層から大賀博士によって発見された古代の蓮。縄文時代の蓮と云う事で「縄文蓮」とも呼ばれる。
その後、全国に株分けされて普及した。
華の寿命は3日間、真夜中から咲き始め、朝5時から8時頃が満開で香りも強い。とのことでなるべく早朝に行く様にしている。

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今が盛りもあれば、蕾もある、、咲き終えて実を付けつつあるものも。


ハナショウブ 馬渡はにわ公園.@ ひたちなか市馬渡

2012年06月19日 21時36分11秒 | 庭園
ハナショウブ 馬渡はにわ公園.@ ひたちなか市馬渡

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『いずれがあやめかきつばた』と言われるが,これにハナショウブが加わると,いっそうややこしい。図鑑で調べたことも有ったが詳しいことは分からない
ハナショウブは花が大きいことや,色は紫(青紫,赤紫)や白が多いし見栄えがする。
ひたちなか市の清水実さんから【馬渡はにわ公園のハナショウブが見頃】との情報で早速参上。

馬渡はにわ公園

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昭和38年,地元の中学生がヤマユリの球根を掘っていて,馬形埴輪を発見したのが,遺跡発見のきっかけ。その後の調査で、粘土採掘坑跡、工房跡、窯跡(かまあと)等、埴輪製作工程を検証できる遺構が確認された。
2005年「馬渡はにわ公園」として整備し一般公開された。

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青紫や赤紫のハナショウブが植えられている。
周囲を巡る遊歩道も整備されている。

細長い谷地は周囲に桜が植えられ、芝生の広場、や赤松やナラクやヌギ等の雑木林もあり、周辺は住宅地。

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小さな睡蓮の池も有った。

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花の時期は過ぎたが、ミズバショウ。

公園の維持管理は地元の人達で行われているとのこと。
毎年、大量のハナショウブを咲かせるのは、大変な労力を要するだろう。
地元の人達に感謝したい。



東海村やひたちなか市の古墳からから素晴らしい埴輪が出土する地として名高い。
“埴輪製作工程を検証できる遺構”を確認できたのは嬉しかった。

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予想より規模は小さかったが、公園敷地を散策していると湧水池が有り、そこから豊富な粘土層が確認できた。
その他の窯跡もあるかもしれない。


「静峰ふるさと公園」の八重桜 @那珂市

2012年04月26日 21時36分18秒 | 庭園
「静峰ふるさと公園」の八重桜 @那珂市

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静神社西側の丘陵地に昭和40年造成された「静峰ふるさと公園」。
開設以来46年、若木は成長して古木となりつつある。

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「桜は次の世代の人達が観るため」管理と時の経過は重要なこと。
約12haの起伏に富んだ園内に、約2,100本の八重桜をはじめツツジなどが植栽されて、日本のさくら名所100選に選ばれた。

「いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に匂ひぬるかな」
        伊勢大輔(いせのだいふ)

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八重桜は花の時期が遅く、今が盛り。
「静峰ふるさと公園」では4月21日~5月6日まで「八重桜まつり」が開催されている。4/27~5/3の期間はライトアップされて夜桜も楽しめるとのこと。
人出が少なく、ゆっくりと散策できたことや、10軒ほど並んだ屋台が休みで静かだったことなど、曇り空ではあったが今日(26日)出かけて正解だったかもしれない。

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八重桜に多い赤みの強い桜は苦手だが、薄いピンク或いは白い花は素晴らしい。
1本ごとに名札は着いてないので、どれがどれとは分からないが、「関山(かんざん)」「一葉(いちよう)」「普賢象(ふげんぞう)」等が印象に残った。