ソナス・ファーベル オリンピカ・ノバⅠ を聴く 私見
最近のオーディオ・システムを聴いての印象を纏めてみます。
あくまで私の独断と偏見で感じた印象であることをお断りしておきます。
モーツアルトのピアノ協奏曲を気持ち良く聴けるように、オーディオ・システムを整えたのは約20年前になります。
スピーカーはスイス製アンサンブル、アンプはゴールドムンドのプリメインから、ミメイシス27プリ、28メインアンプに変えて聴いていました。当時のゴールドムンドの音は、国産のアンプに比べると、独特の精緻な表現を出していたと思っています。
最近になってアンプの調子が悪くなってきました。修理するとモジュールの取り換えで、かなりの出費になります。その費用を考えると、最近評判の良い新しいシステムを聴いてみようと考えるに至りました。
スピーカーはイタリア製のソナス・ファーベル。以前に同社の高級スピーカーを聴いて好印象を持っていたので選んでみました。トールボーイ型のソネットⅢ、アンプとプレーヤーは、マランツのSA12とPM12としました。
このシステムで半年以上聴きました。聴き慣れてくると少しずつ不満も感じてきました。
何となく音に充実感が足りないと思うのでした。体調の不調もあるかもしれませんし、電源の不調もあったかもしれません。
この時同じソナス・ファーベルから一回り高級のシリーズが出ました。評判が良いので、殆ど同型のオリンピカ・ノバⅢを試聴しました。今一つしっくりこなかったのですが、拙宅では以前小型スピーカーを使っていたので、オリンピカ・ノバも小型のⅠを聴いてみました。
締りもあって良く鳴り、意外に低音も出ます。拙宅の部屋には合うのではないか、と聴くことになりました。
モーツアルトのピアノ協奏曲は心地良く聴けています。ブレンデルのピアノで、LP、CD,を
聴き、ハイレゾで最近の演奏も聴いてみます。若い頃の演奏にも、最近の演奏にもそれぞれの良さがあると思います。録音は流石に新しい方が良いです。
内田光子さんの演奏も好きです。矢張り若い頃の全曲録音は自然な感じ、最近のクリーヴランド管との再録音は円熟の感じ、CDもハイレゾも高録音です。
ポリーニのハイレゾは若い時でキビキビと、最近のCDはしっかりと整然と弾かれています。録音も良好です。
モーツアルトの交響曲、ベーム指揮ベルリンフィルのハイレゾも、
ベートーヴェンの交響曲全集カラヤン指揮ベルリンフィルのハイレゾも破綻なく聴けています。
マーラー交響曲第4番の第4楽章、ソプラノが歌う場面、本当に綺麗だなと聴きました。ハイティンク指揮ロンドン響のハイレゾでした。
そしてその後、ブルックナーの第4番を聴いた時、何か少し違うかなと感じました。同じハイティンク指揮ロンドン響のハイレゾです。
微妙に明る過ぎると感じたのです。ブルックナーの交響曲は引き締まった落ち着いた音が相応しいと思っているのは、ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ響の第9番の東京公演を聴いたからでしょうか。
同じブルックナーの第4番でも、マリス・ヤンソンス指揮のアムステルダム・ロイヤル・コンツェルトヘボウの演奏(ハイレゾ)では音色に不満はありません。このオーケストラの音は明るいと思っているからでしょうか。
ブルックナーの第8番は、名古屋でティーレマン指揮ウィーン・フィルの演奏で、穏やかで柔らかい美しい音の演奏を聴き、こういう演奏もありかな と思いました。ハイレゾで同じメンバーの演奏が聴けます。実演よりは厳しさがありますが、それでも優雅を感じさせます。録音は優秀です。
ソナス・ファーベル オリンピカ・ノバⅠ の音はイタリア製らしく明るいと思います。
モーツアルトのピアノ協奏曲に良く似合うと思います。
左右のスピーカーから少し離れると、スピーカー単独の音は消え、両スピーカーの間に音楽が聞こえます。楽器の定位も定まり、音場感が広がります。私の求める感覚です。
ロマン派の交響曲までは良いと思われます。
それでも、内田光子のピアノで、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番、2番、で、ザンデルリンク指揮のバイエルン放送交響楽団のオーケストラの音色は、もう少し厳しく聞こえて欲しいと思います。何故か第5番は合っていると思います、録音の状況によるのでしょうか。
リヒアルト・シュトラウス以後になるともう一段上のスケール感が求められるでしょうか。ショスタコーヴィッチも聴きますが、ダイナミズムが少し足りないかな と思います。
今日は良い音で鳴るな と感じる時と、今一つ歪みを感じるな と思う時があるのは、電源の調子が悪いのか、体調が悪い時なのか、判断しかねています。
最近のオーディオ・システムを聴いての印象を纏めてみます。
あくまで私の独断と偏見で感じた印象であることをお断りしておきます。
モーツアルトのピアノ協奏曲を気持ち良く聴けるように、オーディオ・システムを整えたのは約20年前になります。
スピーカーはスイス製アンサンブル、アンプはゴールドムンドのプリメインから、ミメイシス27プリ、28メインアンプに変えて聴いていました。当時のゴールドムンドの音は、国産のアンプに比べると、独特の精緻な表現を出していたと思っています。
最近になってアンプの調子が悪くなってきました。修理するとモジュールの取り換えで、かなりの出費になります。その費用を考えると、最近評判の良い新しいシステムを聴いてみようと考えるに至りました。
スピーカーはイタリア製のソナス・ファーベル。以前に同社の高級スピーカーを聴いて好印象を持っていたので選んでみました。トールボーイ型のソネットⅢ、アンプとプレーヤーは、マランツのSA12とPM12としました。
このシステムで半年以上聴きました。聴き慣れてくると少しずつ不満も感じてきました。
何となく音に充実感が足りないと思うのでした。体調の不調もあるかもしれませんし、電源の不調もあったかもしれません。
この時同じソナス・ファーベルから一回り高級のシリーズが出ました。評判が良いので、殆ど同型のオリンピカ・ノバⅢを試聴しました。今一つしっくりこなかったのですが、拙宅では以前小型スピーカーを使っていたので、オリンピカ・ノバも小型のⅠを聴いてみました。
締りもあって良く鳴り、意外に低音も出ます。拙宅の部屋には合うのではないか、と聴くことになりました。
モーツアルトのピアノ協奏曲は心地良く聴けています。ブレンデルのピアノで、LP、CD,を
聴き、ハイレゾで最近の演奏も聴いてみます。若い頃の演奏にも、最近の演奏にもそれぞれの良さがあると思います。録音は流石に新しい方が良いです。
内田光子さんの演奏も好きです。矢張り若い頃の全曲録音は自然な感じ、最近のクリーヴランド管との再録音は円熟の感じ、CDもハイレゾも高録音です。
ポリーニのハイレゾは若い時でキビキビと、最近のCDはしっかりと整然と弾かれています。録音も良好です。
モーツアルトの交響曲、ベーム指揮ベルリンフィルのハイレゾも、
ベートーヴェンの交響曲全集カラヤン指揮ベルリンフィルのハイレゾも破綻なく聴けています。
マーラー交響曲第4番の第4楽章、ソプラノが歌う場面、本当に綺麗だなと聴きました。ハイティンク指揮ロンドン響のハイレゾでした。
そしてその後、ブルックナーの第4番を聴いた時、何か少し違うかなと感じました。同じハイティンク指揮ロンドン響のハイレゾです。
微妙に明る過ぎると感じたのです。ブルックナーの交響曲は引き締まった落ち着いた音が相応しいと思っているのは、ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ響の第9番の東京公演を聴いたからでしょうか。
同じブルックナーの第4番でも、マリス・ヤンソンス指揮のアムステルダム・ロイヤル・コンツェルトヘボウの演奏(ハイレゾ)では音色に不満はありません。このオーケストラの音は明るいと思っているからでしょうか。
ブルックナーの第8番は、名古屋でティーレマン指揮ウィーン・フィルの演奏で、穏やかで柔らかい美しい音の演奏を聴き、こういう演奏もありかな と思いました。ハイレゾで同じメンバーの演奏が聴けます。実演よりは厳しさがありますが、それでも優雅を感じさせます。録音は優秀です。
ソナス・ファーベル オリンピカ・ノバⅠ の音はイタリア製らしく明るいと思います。
モーツアルトのピアノ協奏曲に良く似合うと思います。
左右のスピーカーから少し離れると、スピーカー単独の音は消え、両スピーカーの間に音楽が聞こえます。楽器の定位も定まり、音場感が広がります。私の求める感覚です。
ロマン派の交響曲までは良いと思われます。
それでも、内田光子のピアノで、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番、2番、で、ザンデルリンク指揮のバイエルン放送交響楽団のオーケストラの音色は、もう少し厳しく聞こえて欲しいと思います。何故か第5番は合っていると思います、録音の状況によるのでしょうか。
リヒアルト・シュトラウス以後になるともう一段上のスケール感が求められるでしょうか。ショスタコーヴィッチも聴きますが、ダイナミズムが少し足りないかな と思います。
今日は良い音で鳴るな と感じる時と、今一つ歪みを感じるな と思う時があるのは、電源の調子が悪いのか、体調が悪い時なのか、判断しかねています。