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( 宝島社「劇画 蟹工船 覇王の船」の表紙 )
【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】
* お詫び ・・・ 「第5章その61」は来週9日(木曜日)に公開します。
1991年、バブルの海(漫画界)にあえなく沈んだ「覇王の船」が・・・
17年の歳月を経て今、浮上!
「 劇画 蟹工船 覇王の船 」 浮上!
2008年10月4,5日(土,日)発売 宝島社文庫・定価(税込み)460円
《ネット通販は10月2日より》
「 『蟹工船』が数十万部も売れてしまうという『神風』が吹き、『覇王の
船』も再び日の目を見ることになったのです。これはひとつの奇跡で
す・・・ 」 《ブログ「たけくまメモ」より》
文庫本の特徴
★ 「劇画 蟹工船 覇王の船」+小説「蟹工船」(小林多喜二)の2本立て!
★ 「劇画 蟹工船 覇王の船」は110ページ、「解説文」6ページ、小説「蟹工船」
が126ページで全251ページ。
★ 劇画と小説の間に入る「解説文」を都留文科大学、田中実文学教授が書い
ています。「蟹工船」と「覇王の船」が、なぜ、今蘇ったのか・・・・・。その意味
を「ドストエフスキー」や「アキバ事件」「虚無」などのキーワードを駆使して熱
く解析!
★ 1991年に2年以上の歳月をかけて完成した「覇王の船」が「月刊ベアーズ
クラブ」(集英社)に掲載されてから17年。 その作品に一か月をかけて10ペ
ージを加筆、さらに本編のセリフを一部修正。 事実上の完全版「覇王の船」
は文庫本「劇画 蟹工船 覇王の船」として復活しました!
出版までの経緯と感謝
2008年5月、講談社のTさん。続いてPHP研究所のIさんに「覇王の船」再出版
についてのオファーをいただき、狂喜したのも束の間・・・・・・。
両方とも話は流れ・・・このまま「覇王の船」は沈んだまま消えていくのか・・・そう、
諦めていた汗ばむ夏・・・・・竹熊健太郎氏がそのブログ「たけくまメモ」で「覇王の
船」を紹介してくれた事が契機となって、宝島社の薗部氏よりオファー「3度目の
正直」をいただいたのです。
そして、2ヶ月後・・・・この様に無事、出版の日を迎える事が出来ました!
初めて私に連絡をくれた講談社のTさん・・・「講談社は嫌いですか?」と恐る恐る
私にメールをくれました。 まるで「棚からぼた餅」の様な・・・「覇王の船」再版の
お話は、私に勇気と自信を与えてくれました!
ほぼ同時に再版のオファーをくれたのがPHP研究所のIさん。多くの加筆アイデア
と原稿修正の示唆をいただきました。 表紙のデザインまで話が進んでいたのに
・・・・・。
二つの出版社からの再販企画が流れ、もはや海底の藻屑と消えかけた「覇王の
船」をブログで紹介してくれたのが竹熊健太郎さん。そのブログを見てオファーを
くれたのが宝島社の薗部さん。
そして、多忙な中で「激熱」な解説文を書いて下さった都留文科大学、田中教授。
この場を借りて、私の様な者を支えてくれた皆様に心より感謝申し上げます!
『 本当に、ありがとうございました!! 』
「 漫画家アシスタント 第5章 その61 」 へすすむ・・・
★前の記事へ→ 「漫画家アシスタント第5章 その60」へ戻る 】
【 各章案内 】 「第1章 改訂版」 「第2章 改訂版」 「第3章 改訂版」
「第4章 その1」 「第5章 その1」 「第6章 その1」
「第7章 その1」 「第8章 その1」 「第9章 その1」
「諦めま章 その1」 「古い話で章 その1」
「もう終わりで章 その1」 「移住物語 こりゃタイ編 その1」
【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】
* お詫び ・・・ 「第5章その61」は来週9日(木曜日)に公開します。
1991年、バブルの海(漫画界)にあえなく沈んだ「覇王の船」が・・・
17年の歳月を経て今、浮上!
「 劇画 蟹工船 覇王の船 」 浮上!
2008年10月4,5日(土,日)発売 宝島社文庫・定価(税込み)460円
《ネット通販は10月2日より》
「 『蟹工船』が数十万部も売れてしまうという『神風』が吹き、『覇王の
船』も再び日の目を見ることになったのです。これはひとつの奇跡で
す・・・ 」 《ブログ「たけくまメモ」より》
文庫本の特徴
★ 「劇画 蟹工船 覇王の船」+小説「蟹工船」(小林多喜二)の2本立て!
★ 「劇画 蟹工船 覇王の船」は110ページ、「解説文」6ページ、小説「蟹工船」
が126ページで全251ページ。
★ 劇画と小説の間に入る「解説文」を都留文科大学、田中実文学教授が書い
ています。「蟹工船」と「覇王の船」が、なぜ、今蘇ったのか・・・・・。その意味
を「ドストエフスキー」や「アキバ事件」「虚無」などのキーワードを駆使して熱
く解析!
★ 1991年に2年以上の歳月をかけて完成した「覇王の船」が「月刊ベアーズ
クラブ」(集英社)に掲載されてから17年。 その作品に一か月をかけて10ペ
ージを加筆、さらに本編のセリフを一部修正。 事実上の完全版「覇王の船」
は文庫本「劇画 蟹工船 覇王の船」として復活しました!
出版までの経緯と感謝
2008年5月、講談社のTさん。続いてPHP研究所のIさんに「覇王の船」再出版
についてのオファーをいただき、狂喜したのも束の間・・・・・・。
両方とも話は流れ・・・このまま「覇王の船」は沈んだまま消えていくのか・・・そう、
諦めていた汗ばむ夏・・・・・竹熊健太郎氏がそのブログ「たけくまメモ」で「覇王の
船」を紹介してくれた事が契機となって、宝島社の薗部氏よりオファー「3度目の
正直」をいただいたのです。
そして、2ヶ月後・・・・この様に無事、出版の日を迎える事が出来ました!
初めて私に連絡をくれた講談社のTさん・・・「講談社は嫌いですか?」と恐る恐る
私にメールをくれました。 まるで「棚からぼた餅」の様な・・・「覇王の船」再版の
お話は、私に勇気と自信を与えてくれました!
ほぼ同時に再版のオファーをくれたのがPHP研究所のIさん。多くの加筆アイデア
と原稿修正の示唆をいただきました。 表紙のデザインまで話が進んでいたのに
・・・・・。
二つの出版社からの再販企画が流れ、もはや海底の藻屑と消えかけた「覇王の
船」をブログで紹介してくれたのが竹熊健太郎さん。そのブログを見てオファーを
くれたのが宝島社の薗部さん。
そして、多忙な中で「激熱」な解説文を書いて下さった都留文科大学、田中教授。
この場を借りて、私の様な者を支えてくれた皆様に心より感謝申し上げます!
『 本当に、ありがとうございました!! 』
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「第7章 その1」 「第8章 その1」 「第9章 その1」
「諦めま章 その1」 「古い話で章 その1」
「もう終わりで章 その1」 「移住物語 こりゃタイ編 その1」
この調子でどんどんイエスさんの作品を世に出していってください!!
このブログとyesさんの作品に出会えて良かったです!
「覇王の船」、すぐ買おうと思いましたが
来週末まで本屋に行ってるヒマがないので、
先ほどamazonから注文しました。
ついでに「アシスタント物語」と「サイコホスピダー」も。
本当におめでとうございました!
新潮社のプロレタリア文学云々の小説版は奥の棚に1冊、講談社の藤本ゴオ版は570円で2冊。
yes版は438円で3冊並んでいました。5/3です。昼に到着したとのこと。
夢のような話です。本当に並んでいるのです。
「・・海底の藻屑と消えかけた「覇王の
船」をブログで紹介してくれたのが竹熊健太郎さん。そのブログを見てオファーをくれたのが宝島社の薗部さん」
おめでとうございました!
さて、3冊無読み比べてみました。
小説版は、昭和初期のまだ確立していないプロレタリア文学の主人公のいないもたつきと、言葉のわかりづらさ。
yes版はここを切って、「函館から200キロ、カムチャッカ沖--ダダーン+波しぶき」
そして、SOS受信+金魚鉢
1ページから「つかみ」が確立しています。-----
「最初の1ページを開いたとき、事件は発生していなければならない」
龍さんと赤蔵とのプロレスもなかなか、
そして、yesさんのオリジナルの結末。ラスト5ページ「これからは、悪の時代よぉ・・・、朝鮮、満州、東南アジア・・・みてろよぉ--っ!」
中国大陸には、南京まで映っている。
戦争の原因として、①軍部の功名心②軍艦の発注利権・・政治家へのキックバックと考えていたのですが、これに事業家の利益極大化の欲望があったんですね。
ラストのページが、それらを見事に表現しています。
おめでとうございます!
さて、早速読ませていただいた感想を書かせていただきます。
まず正直に書かせて頂きますと読み始めた時、私は主人公の龍さんよりも罰河原赤蔵の方が好きでした。
赤蔵の狂気はまさにyesさんの狂気が乗り移っていたように感じました。明らかに他の登場人物と違うyesさんの意識が私には感じられました。
そして何より、明らかに龍さんは死んでいました。キャラクターとして全く生きているような気がしない。
少年労働者の方が遥かに活き活きしている。
しかしその結末を読み終えた時、自分の浅はかさを感じました。
最期、まさに最期の龍さんは生きていた。いやむしろ、yesさんは死でもってそのキャラクターを生き返らせた。
自分が龍さんに感じた「生きていない」という感覚は、まさにこの結末の為に生み出された副作用。
yesさんが繰り返しかかれていた、覇王の船は蟹工船とは違うという事。
自分はそれを作者の時間軸の差と感じました。
小林多喜二は未来を見て蟹工船を書いたと私は認識しています。悲惨な現代を題材に、理想的な未来を夢見た、それが蟹工船だと思う。
しかし覇王の船は違う。覇王の船は、yesさんは過去を題材に現代を批判していたと思う。
バブルに浮かれる現代に、この過去を忘れたお前らに美しい未来などない!と釘を刺した。
その釘は今まさに、現代の我々に痛みを与えている。
この痛みこそが「覇王の船」であると、私は感じました。
仕事をこなし、ブログでの応対&更新をしながらの加筆作業…!
イエスさん、凄いですね(驚)
私も投稿用マンガを期限に間に合うように描いていたのですが、なんと期限前日に原稿を一枚紛失してしまい…間に合いませんでした(笑)
でも、大きな賞に投稿出来なかっただけなので、後日同じ雑誌の月一のマンガ賞に投稿しました。
結果が出るまで1~2ヶ月かかるので、それまではデッサン等をしてマンガの勉強をしようと思っています(自分事ですみません)。
イエスさんの描いた『覇王の船』がどのようなものなのか。
もう読んでいる方もいますが、私はこれからなのでとても楽しみです。
現在、睡眠不足のため頭がフラフラしていますので・・・すいませ
ん・・・レスは明日ゆっくり書かせていただきます!
・・・ああ・・・眠た・・・もう・・・ダメ・・・・・ごめん・・・な・・・・・・さ・・・zz
zzzzz!
本日の新聞の広告(宝島社)に出てました。
なんだか自分のことのような変な感覚に。
小説もついてるのでお得ですね。
描画のレベルは、藤本版(講談社)が依頼を受けて原作を見ながら絵にしたような感じだが、YESドンのほうは、絵が自分の言葉になっている。悪人の顔の表情がうまいです。